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ジャズと映画と本の日々:高野雲

姿見一青也/一青窈

      2017/12/03

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待望のライヴ映像

2003年4月20日に池上本門寺野外で行われたライヴを含む3箇所の会場で行われたライヴの映像を収録したDVDが『姿見一青也(すがたみひととなり)』だ。

爽やかな耳ざわり、しかし、奥底には確実に粘りと色気のある一青窈の歌はもとより、映像により、彼女の水のように「クリアな色気」も楽しめる内容のライヴ映像だ。

初ツアー「ええいああ 一青窈 LIVE TOUR」、東京池上本願寺の野外ライヴ、シングル「金魚すくい」発売記念限定ライヴという3本仕立ての映像が編集されている。

特に、雨降る池上本願寺の映像が綺麗、そして圧巻。
屋外ライヴにとって「雨」は、どちらかというとマイナス要素につながるのだが、この映像に関していえば、むしろ「雨」が彼女の姿と音楽を彩るプラスの要素に作用していることが印象的だ。

当たり前だけど、さり気なく独特な良い歌手なんだなぁとあらためて、映像を見るたびにしみじみ思う。



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なんといっても《生路》でしょう

私は、『真・三國無双2』のエンディングテーマの《生路》という曲が大好きなんだけど、もちろんこのライヴの中盤でも演奏されている。

シングル『江戸ポルカ』にも収録されているヴァージョンは《生路~Maze》というタイトル、そして、ライヴのヴァージョンは《生路~Circuit》というタイトルでクレジットされている。

中国語の歌詞と日本語の歌詞が交互に登場する歌だが、上記両ヴァージョンは歌詞が微妙に違う上に、アレンジも若干異なる。

このDVDに収録されている《生路~Circuit》は、間奏のパートがボサノヴァっぽいリズムに変化するアレンジに変化し、これがまたなかなかなのだ。

優しく縦横無尽なキーボードを背景に嬉しそうな笑顔を浮かべる一青窈の姿が印象的。

もう本当にズルいとしか言いようのないコード進行だけでも泣けてしまう「おしゃれ切ない」《生路》。みずみずしいアンサンブルでしなやかな生命力が宿ったこの1曲だけでも観る価値アリだ。

E♭maj7→A♭maj7→D♭7→G♭maj7

この響き、このリフレインだけで「く~っ、気持ち良か~」と珈琲2杯はいけてしまう私にとってはタマラン曲、アレンジなのだ。

このDVDは全20曲収録で、けっこう内容的にはボリューム感があり、お買い得感もある。
ファンも、これからファンになる予定の人も、是非観て見てみよう。

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