カフェモンマルトル

text:高野雲

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トリビュート・トゥ・サンダーバード!

      2017/04/16

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トリビュート・トゥ・サンダーバードトリビュート・トゥ・サンダーバード

魅力、再発見!

『トリビュート・トゥ・サンダーバード!』を聴いている。

コレ、なかなかいい。

みうらじゅん、
コブラツイスターズ、
ジグ・ジグ・スパトニック、
Noa Noa、DJ TAKI-SHITら
14名のアーティストが、
サンダーバードの「あの」テーマを演奏しているカバー集だ。

サンダーバード好きにはたまらん内容。

サンダーバードの魅力を再発見し、さらにサンダーバードが大好きになるに違いないサウンド。

様々なアーティストが、アーティストならではの個性で、サンダーバードを料理しているのだ。

ミュージシャンの個性がTBに投影

具体的に言うと、みうらじゅんのフォーク調だったり、

ジグジグの♪ズタタタだったり、

コブラツイスターズの三味線だったり……、

各々のミュージシャンが得意とする土俵で、思うぞんぶんサンダーバードを料理した内容なのだ。

嗚呼、ジグジグ・スパトニック!

もう少し詳しく書いてみよう。

みうらじゅんは、フォークギターにハーモニカ付きの弾き語り。

ヘタウマなヴォーカルがなんとも、4畳半だが、彼のサンダーバードへの愛着がタップリ。
不思議に愛着のわくサンダーバードのメインテーマだ。

あの布袋寅秦がファースト・アルバムで“真似”したことで一躍有名になった、キッチュでポップな第5世代のロックンロール、ジグ・ジグ・スパトニックは、まだ活動してたのねと私は嬉し涙なのだが、あいかわらず、打ち込みベース音の、

♪ズタタタ・ズタタタ・ズタタタ・ズタタタ

なんですよぉ~(感涙)。

このリズムパターンは、まるっきり、昔のままで、このワンパターンを20年近く全うしつづけていた彼らのカタクナな姿勢に感涙!

《ラブ・ミサイルF-11》をライブでカバーしたことのある私としては、
ああ、ジグジグよ、
おお、ジグジグよと、
サンダーバードとジグジグの“ロンドンな融合”に(?)、もう感涙にむせぶしかないのです。

思わず、ファーストアルバムの全曲と、セカンドに収録されている《リオ・ロックス》を聴き返してしまいましたです。

嗚呼、コブラツイスターよ!

個人的に一番ツボにはまったのは、ザ・コブラツイスターズかな。

『サクラサク平成17年』の誠実ロックンロールと微妙な沖縄テイストが、そのままサンダーバードのテーマにそっくりそのまま当てはまるのは、目からウロコ。

ナゴミの極地のサンダーバードのテーマっす。

トレイシー島のラウンジピアノ

ナゴミといえば、DJ TAKI-SHITの《The Tracy Lounge Piano》。

覚えているかな? 第1話のラストに近いシーン。

国際救助隊初出動の事件が解決して、トレーシー島のリビングで隊員たちが、チェスをしたり、ソファに座ったりと和んでいるシーン。

このとき流れている和みの音楽は、次男で2号のパイロット、バージルが弾いているピアノだったよね?

このピアノで弾かれている曲がカバーされているのよよよよよよ!

ううう、懐かしい。

よくぞ、かゆいところに目をつけなさった!

と、まぁこれ以上書くとキリがないのでやめるが、いずれにせよ、サンダーバードが大好きな人にとっては、「期待を裏切らない素晴らしい企画モノアルバムなのだ!」と言っておこう。

記:2005/07/05


 

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