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細野さんの《咲坂と桃内のごきげんいかが ワン・ツゥ・スリー》と《ロータス・ラヴ》

細野さんの《咲坂と桃内のごきげんいかが ワン・ツゥ・スリー》と《ロータス・ラヴ》

細野晴臣氏(以下、細野さん)作曲のナンバー《咲坂と桃内のごきげんいかが ワン・ツゥ・スリー》が好きだ。

この曲は、スネークマンショーの『急いで口で吸え!』に収録されている。

同じく、細野さんが作詞作曲した曲のひとつ《ロータス・ラヴ》も好きだ。

この曲は、YMOの『浮気なぼくら』に収録されており、教授(坂本龍一)の《音楽》や、同じく細野さん作詞作曲の《フォーカス》とともに、このアルバムの中では屈指のハイクオリティなナンバーの一つだ。

《咲坂と桃内のごきげんいかが ワン・ツゥ・スリー》と《ロータス・ラヴ》。

細野さんが作った、この2曲。
なぜかこの2曲は昔から大好きで、折に触れてよく聴いている。

モコモコしたノリがムズムズ気持ち良いということもあるのだが、それ以外には歌詞の内容など、これといった共通点があるわけではない。

いや、あった。

これに気が付いたのは、本当につい最近のこと。

その共通点とは?

出だしの3音が一緒だということ。

曲の導入部は、その曲を印象づける重要な要素だと私は考えている。

無意識なのか、意識的なのかは分からないが、細野さんは、この2曲のイントロの、たったの3音ではあるが、同じフレーズを使用している。

だからこそ、導入部の印象が良いために、私はこの2曲の虜になっていたのかもしれない。

もちろん、それ以外のツカミとなるコミカルな要素(ごきげんいかが)や、深みのあるインドテイストな要素(ロータス・ラヴ)もそれぞれの曲にはあるのだが、無意識に私の頭の中にコビリついていた導入部の「あの旋律」の存在は大きい。

細野さんが作り出す曲は、本当に独特だ。

1回や2回聴いただけでは、キャッチーではない曲も多いため、理解するのに時間がかかる場合もあるのだが、一度その魅力に気が付いてしまうと、後はズブズブと深みにはまっていく魔力のようなものを持っている。

たとえば、皆さん、YMO、というよりは、当時は正式名称のイエロー・マジック・オーケストラのデビューアルバムで好きな曲は何ですか?

B面の《東風》(作曲:坂本龍一)、あるいは《中国女》(作曲:高橋幸宏)?
それとも、YMO発祥の原点ともいえる《ファイヤー・クラッカー》(作曲:マーティン・デニー)?

もちろん、これらのナンバーも滅茶苦茶死ぬほど素晴らしい。

しかし、80回や100回以上聴きまくっていると、このアルバムのベストナンバーというか、力強くアルバムの中の文鎮であり奥義の要的な存在感を放っているのは《シムーン》だということに気付くはずだ。

《シムーン》は、本当に名曲。

しかし、虜になるには少々時間がかかる。
ライヴでも演奏されていなかったしね。

しかし、このような「3年殺し」的な名曲をサラリと作ってのけるのが、細野さんの凄いところであり、謎の怖いところでもあるのだ。

記:1999/07/13

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