ロールキャベツを当たり前のように、楽しく、おいしく食べられる生活を一生送れる人生は幸福だ。

      2018/01/14

cabbage

キャベツの値段が高騰しておりますが、我が家の本日の晩飯は、贅沢にもロールキャベツでした。

ロールキャベツって、10年くらい前までは、とくに何も意識しないで、普通にパクパク食べていた、普通の食べ物だったんですが、今は無き代理店に勤めていた食通の人から、新宿のロールキャベツのおいしい某お店を紹介されて以来、なんとも奥深く、手間がかかり、おいしく贅沢な食事だということに気がつきました。

そんなに頻繁に食べているわけでもないのですが、たまに晩飯がロールキャベツだったりすると嬉しいわけで。

ロールキャベツって、煮るの難しいんだよね。
煮崩れるからさ。

だから、そうならないように楊枝を指して煮る人もいるけれども、
正解は“楊枝ナシ”なのであります。

楊枝を刺したことで、かえって煮崩れが起こりやすいのだそうです。

ロールキャベツを煮るあたりから、ワインの封は空けておきましょう。
ロールキャベツが出来上がる頃には、ほどよく円やかな味になっていることでありましょう。

あとは、カマンベールなどのチーズがあれば完璧ですね。

今日は、女房がどこからか安く仕入れてきた赤ワインに、チーズ、ロールキャベツの夕飯をたっぷりと時間をかけながら我が家で。

うん、うまいねぇ、ロールキャベツは。

決して豪華なご馳走じゃないけれども、時間と心にちょっとした余裕が無いと、

作れない、というより、そもそも、作ろうと思うメニューではないよね。

おいしく、ロールキャベツを食べられるか否か。
ロールキャベツを、当たり前に楽しくいただける環境か、環境じゃないか。

これって、私にとっては、ささやかだけれども、大事なことなのです。

かつ、こういう状態が一生続けることが出来れば、それはそれで非常に豊かな人生といえるのではないでしょうか?

記:2015/12/01

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