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ジャズと映画と本の日々:高野雲

クール星人

      2017/05/30

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大怪獣シリーズ ウルトラセブン編 宇宙狩人 クール星人 (PVC塗装済み完成品 一部組立て式)大怪獣シリーズ ウルトラセブン編 宇宙狩人 クール星人

昆虫みたいな宇宙人

『ウルトラセブン』の第一話「姿なき挑戦者」のクール星人曰く、
「地球人なんて、我々から見れば昆虫のようなものだ」。

おいおい、昆虫なのはあんたの方だろ、と思わず突っ込みを入れたくなってしまいたくなるような外観のクール星人は、とても弱い。

セブンのアイスラッガーで真っ二つにチョン切られて、それでおしまい。

透明な円盤で地球(日本、というか京浜工業地帯)を攻撃するという戦法で、ウルトラ警備隊を悩ますが、本体の宇宙人は、カラダの大部分が脳で出来ているために運動能力や戦闘能力が低いという設定なのだろう。



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差別化はかるやられ役

それにプラスして、こういう見方も出来る。

前の番組のウルトラマンを見た上で、セブンを初めてみる人にとっては、

光線ワザ以外の新しい武器の存在(アイスラッガー)を知り、前作のウルトラマンはいつも苦戦の末、怪獣を倒していたが、セブンはたったの数秒で倒してしまうというクライマックス性の無さが、従来とは違う物語のテンポを予感させ、円盤強いが本体弱い。カプセル怪獣のウインダムが苦戦する。→カプセル怪獣という新しい戦力を見せるという「新しい番組」としての意気込みを感じさせることも出来る。

実際、セブンのアイスラッガーはエメリウム光線以上に使う頻度が高かったような気がするし、炎で燃えるだけのキュラソ星人や、アイスラッガーの直撃を喰らって、逃げ去っててゆくだけのペガッサ星人など、セブンに変身はするものの、ほとんど闘うことのない話もいくつかあった。

昆虫のようなルックスで、ものの数秒でやられてしまうクール星人は、前の番組の「ウルトラマン」と、新番組の「ウルトラセブン」の差別化を図るための格好のデモンストレーションとしてのやられ役だったのかもしれない。

記:2001/07/22

 - 特撮 アニメ ,

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