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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

『特命刑事 カクホの女』観ながらメモ

   

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第一話

名取裕子と麻生祐未の女性2人が主人公の刑事ドラマだ。

あれれ、このコンビどこかで見たなと思ったら『マルホの女~保険犯罪調査員~』だった。

『マルホ』は好評だったんだろうね。
監督も同じ。
ということは、細かくはチェックしてはいないけれども、スタッフも同じなのだろう。

地味っぽいけど、何気に面白くなりそう。



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第二話

麻生祐未の過去にいぶかしさを感じ、警視庁本庁から神奈川県警にやってきた北条百合子を演じる名取裕子。

名取裕子といえば、私の中のイメージは、『吉原炎上』の若汐・紫太夫のイメージが、いまだ鮮烈に焼きついている。

たしか高校生の頃、飯田橋にある今はなき映画館で『マルサの女』と『吉原炎上』の2本立てを観た時に名取裕子の存在を始めて知ったんだけど、ずいぶん昔のことだね。

以前、60前後のオジさんから飲み屋で名取裕子の話を聞いたことがある。

その人、学生時代は俳優志望で、たしか『太陽にほえろ!』だったか『七人の刑事』だったか忘れたけど、当時人気だった刑事ドラマで数回、犯人役を演じたことがあるのだという。もっとも銀行強盗か何かの犯人グループの組織の一員程度の役だったみたいだけど。
そして、そのような役者の卵的なことをしていた時に鮮烈にデビューした上祐が名取裕子だったのだという。

「いい女!」と直感的に感じた彼は、「(名取裕子と)一緒にお茶を飲みたい、会わせろ!」と楽屋におしかけ、警備の人に止められたのだという。
犯人役をしていたということもあり、その当時の人相は結構怖い顔だったらしく自分に対して向けられた警備の人たちの目線が、まるで犯罪者を見るような目でスゴかった、殴られそうになった、警察に連絡がいきそうな雰囲気だったと苦笑をしながら話していた。

もちろん居酒屋での呑みながらの話しだから、どこまで本当だかはわからないのだけど、この話を聞いたのが、今から3~4年前。
その時のオッサンは、自分は先日還暦を迎えたと言っていたから、現在は62~63歳だろう。

そのオッサンよりも名取裕子は数歳年下だと言っていたから、現在の彼女は60前後?

たしかに往年の作品に比べると、だいぶオバさんっぽくなってきてはいるかもしれないけれど、今回の『カクホの女』に関しては、役柄のイメージも手伝って、なんとなく八千草薫的な可愛いお婆ちゃんっぽい雰囲気も出てきているなと思った。

八千草薫、好きなんですよ。

『男はつらいよ』のマドンナ役の頃から、基本、ほとんど変わっていないような気がする。
なにしろ、マドンナのほうから寅さんに告白をするという珍しいエピソードだったからね、『寅次郎夢枕』は。

そんな積極性というかポジティブなオーラを八千草薫に感じるんだけど、名取裕子の場合も、それに近いものを感じはじめてきている。
ま、名取裕子のほうが八千草薫とは違い、映画よりも昼ドラが似合いそうな雰囲気ではあるけど。

失礼ながら、名取裕子の調べてみると、1957年生まれ。
今年の夏で61歳なのね。

共演しているもう一人の主役、麻生由美子もそうだけど(今年で55歳)、50歳過ぎても主役を張り続けるお二人ともに共通することは、肌が綺麗だということ。

ま、女優だからそれは当たり前といえばそうなのかもしれないけど、やはり相当肌の手入れにはお金と労力を割いているのだろうな、と。

肌のケアは、お金をかければかけるほど良いとは一概には言えないけれど、やっぱりある程度の対価(お金以外にも時間とか気の持ち方とか)は必要だよね。
そうすると、やはり経済的に余裕がある女性のほうが有利なんだろうなと、コンビニでパートをしているおばちゃんを見るたびになんとなく思ってしまう。

今は若くてきれいでチヤホヤされている女子も、将来は就職しても一生働く気はなく、それでも今のルックスを保ちたいと思うのであれば、将来はバリバリ稼いでくれそうな将来性のある男をゲットすべし!

そういうオトコに「つまらないオンナ」と愛想を尽かされぬよう、どちらかというと自分の内面のほうをゴシゴシ磨くべし!

第三話

先週のエピソードを見ながら、「女の肌」のことをなんとなく考えていたら、早速今週、一瞬だけど、麻生由美子が名取裕子に肌のことについて突っ込まれるシーンがありましたな。

仕事第一で化粧なんかに気を遣ってないという麻生由美子が、名取裕子によく見ると染みがあると言われて、思わず鏡を見るところですね。

今回は狂言誘拐の話。

名取裕子の「あの~、突然ですが、私、犯人わかっちゃいました」が、毎回のキメフレーズになりつつあるね。

第四話

相変わらず面白いですネ。

その面白さとは、人生を揺るがすほどの感動とか、鑑賞後もいろいろと考えさせられる深みのある内容とか、そういった内容ではなく、決められた尺の中で、観ている者を飽きさせないエピソードの並べ方、運び方、散りばめ方が巧みだということ。

つまり、観ている間は夢中になれる。
観終わったら、すっきりと後に引きずらず、次のことに取り掛かれる。

これぐらいの湯加減が、平凡な日常生活の中では丁度良いのかもしれない。

基本、一話完結の事件(エピソード)なんだけど、それとは別に一話から底流に流れているのは、麻生祐未に対する疑惑。

最後は「じつは違いました~!」とか「やむにやまれぬ、当事者でなければうかがい知れぬ事情がありました~!」的な事実が隠されていることを期待しつつ、また翌週も見てしまうという寸法。

今回はワンちゃん大活躍なエピソード(事件)だったけれども、 麻生祐未に向けられる鶴見辰吾殺しの疑惑がますます深まっていく内容でもあった。

高橋克典って、どんな位置づけの登場人物なのかな?と1~3話までは、はっきりとは分からなかったけれども、警視庁の中ではかなりのお偉いさんのようだね。

第五話

ラストで名取裕子は、麻生由美子に拳銃の銃口を突きつけられていたけれど、その直後の次回予告では、二人で仲良く(?)捜査していたので、「なーんちゃってオチ」なのかもしれないね。

第六話

おお、次週は怒涛の約2時間スペシャル。

すべての謎は解けるのか?!

なんだか次回予告を見ていると、かなりオオゴトに発展していそうな感じが。

それにしても名取裕子は、誰もが見逃す盲点に目をつけていつも事件を解決しちゃうね。

その「誰もが見逃す盲点」を見つける目線が、けっこう「おばちゃん目線」ではあるのだけれども、そこがこのドラマと名取裕子演じる北条百合子警部の魅力なのでしょう。

第七話

あっという間に最終回。

そして、怒涛の2時間かと思ったら、録画されているハードディスクレコーダーのカウントを見たら、1時間45分だった。

いよいよ物語の謎が、いちおう解けました。

で、黒幕の招待も分かりました、と。

大方の予想通り、匿名係長只野仁、ではないけれども、そのような人でした。

そして、逃走。

つかまってないのよ。

だから、このおばちゃん刑事コンビの続編は、「特命」シリーズとして、また忘れた頃に再開するのでしょう。

記:2018/03/12

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