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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

ドラマ版『海月姫』観ながらメモ

   

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第1話 芳根京子

篠原良子主演の『民衆の敵』に続く月9ドラマは、なんと『海月姫』。

2014年の年末に能年玲奈(現在の芸名は「のん」)が主演の映画が公開されたことは記憶に新しいが、なぜ、今、再び『海月姫』なのか。

そんなに映像化しやすい題材なのか?
だとしたら、今後、韓国も韓国版『海月姫』をドラマ化するのかもしれない?!

その理由や真相はさておき、過去に映画版の『海月姫』を観ていると、どうしても無意識に頭の中で比較をしながら見てしまう自分がいる。

いや、比較をしなくても天水館の住人や、鯉淵家の人々のキャラ設定やルックスは、映画版と瓜二つだぞ。

もっとも映画版に近づけようとしたがためのキャスティングではなく、おそらくは原作のコミックのキャラに近づけた結果、このような映画と似たキャスティングになったんでだろうね。

海月姫(1)

倉下月海を演じる能年玲奈(現在はのん)のイメージがまだ頭の中に鮮明に残っているためか、正直、今回の倉下月海役の芳根京子らしさというか魅力がまだ掬い取れない第一話だった。

もっとも第一話だけでは、なんともいえんけど。



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第2話 レクサス

第2話も、ほぼ映画と同様の展開。
というより、ほぼ原作に忠実と言うべきか。

映画では鯉淵家お抱えの運転手は速水もこみちでベンツのドライバーだったが、ドラマのほうでは要潤。
そして運転する車はレクサスになっている。

暇さえあれば車体をピカピカにすべくボンネットを毛ばたきで掃除しているキャラは同じだけれども、乗っている車が違う。

車種を日本車に換えたのはのは、今後、月9のスポンサーにトヨタを呼び込むための先行投資なのかな?

第3話 飛び散る真珠

ほぼ、原作(と映画)どおりの展開。

結果オーライだからいいんだけど、通常は、人ん家(ち)に飾られている真珠のネックレスは、勝手に引きちぎらないほうが良いよん。

ま、今後のストーリーが展開するにあたっての重要な布石(アイデア)となるシーンなので、これくらいの演出は必要という判断なんでしょうね。

第4話 松井玲奈の新幹線

松井玲奈の新幹線好きは有名だが、その片鱗をチラリと見ることが出来た回だった。

新幹線模様の服をデザインスケッチをしていたからね。

分かる人にはわかるニヤリとさせられる回だった。

第5話 要潤

要潤が大活躍(?)の回だった。

今となっては、様々な映画やドラマ、CMに出演し、日本の男性俳優においては中堅どころのポジションに立つ一人といっても良いだろう。
しかし、そのような彼も、デビュー当初の演技はかなり硬かった印象がある。

そう、『仮面ライダーAGITO』の氷川誠の役ね。

警察官であり、アンノウンと戦うためにライダー型のパワードスーツ「G3-X」を装着して闘う役。
変身はしないけれども、彼もヒーローの一人ではあった。

『アギト』の前番組である『クウガ』のオダギリジョーあたりから、イケメン俳優見たさで、子どもと一緒にテレビを見るお母さんが急増したが、彼もその中の一人だったといえる(ピークは次の番組の『龍騎』か)

要潤が演じる氷川誠という人物は、もちろん熱い正義感を持ってはいるが、いかんせん不器用で無骨という設定もあったことも手伝い、演技面においては、先述したとおり硬さが目立っていたということは否めないが、そんな硬かった彼だからこそ活きたセリフがある。

最終回近く、ラスボスを圧倒するG3-X(を装着した要潤)に対して、敵が「お前はアギトではない…何者だ!?」 という。
それに対してのセリフがカッコいい。

「ただの人間だ!」

このセリフには痺れたね。

マスクを装着してのセリフなので要潤本人の顔、表情は見れないのだが、あのセリフ、あの声だけでも十分に感動的。

今でも、このシーンを思い出すたびに奮い立つ自分がいる。

第6話 芳根京子

ここ数話の中では、主人公の芳根京子は、いわゆる「美人モード」にはならず、オタクモードの姿が続いていますな。

ま、もっとも、話の流れ的に、メガネを外して着飾る必然性はないから、仕方が無いといえば仕方が無いんだけど。

先週、ファッションショーのくだりでは、内田理央は目を隠している前髪をあげて素顔をさらしたけれど、アフロの松井玲奈は、まだ素顔を一回も見せとりませんな。

ま、もっとも、話の流れ的に、アフロで覆われて隠れている目をさらす必然性はないから、仕方が無いといえば仕方が無いんだけど。

第7話 賀来賢人

ドラマ終盤に賀来賢人登場。

なんだか風貌は山崎賢人みたいな賀来賢人だったぞ。

今回のドラマでの役柄は人気ブランド「カイ・フィッシュ」のCEOというスゴい人。
若手のやり手という役ですな。

芳根京子がデザインした「クラゲ服」のデザインと、芳根京子を3億円でちょーだいと言いだす。
(実際には「ちょーだい」なんて幼児言葉は使ってませんが、意味的にはそういうこと)

賀来賢人といえば、私は『スーパーサラリーマン左江内氏』や、『宇宙の仕事』での、白目をむきだしてラリッた表情でカクカク(賀来賀来?)と怪しく動き、時々妙な「間」を持ってくる変人っぷりが大好きだったが、今回は比較的マトモな役。
マトモな役だと山崎賢人ばりのイケメンですね。

怪しい変人役から、今回のCEOの役まで。
役柄が微妙にかぶるからかもしれないけれども、ビジュアル的にもヘン顔的にも(?)将来は、怪優・高嶋政伸的なポジションを獲得するかもしれませんね。

第8話 天水館という場所

『男はつらいよ』の主人公・寅さんは、ふらりと旅立ち、ふらりと柴又に戻ってくる。

この、「ふらりと」出来る理由は、変わらぬ柴又の景色と人々、そして暖かく迎えてくれる「寅屋」があるからだ。

だから、安心して旅立つことが出来る。安心してふらりと戻ってくることが出来る。
変わらぬ場所があるから。

デザイナー修行でシンガポールに旅立とうとする芳根京子を暖かく送り出し、数年後、成長して戻ってきても暖かく迎えてあげられる「場所」になってあげれば良いのに、天水館の住人たちは。

彼女がシンガポールでデザイナー修行をするという条件で売却されずに済んだ(=自分たちの居場所を守れた)のだから。

もちろん、彼女たちは最初はそうであろうとした。

しかし、結局のところ、瀬戸康史に焚きつけられて、「戻ってこいよ」コール。

ま、そのほうが話としては盛り上がるんだろうけれども、才能ある人間が、その才能を磨こうと苦渋の決断の末に居心地の良い場所から旅立とうとしているんだから、涙をのんで快く送り出したあとは「いつでも帰ってこれる変わらない場所」を守り続け、成長して帰ってきた者を笑顔で暖かく迎え入れようという気持ちにはならないものなのか。

なんだか駄々をこねてる子どもみたいだ。
お母さん、いかないで~!みたいな。

あ、それは小さい時の俺か(苦笑)。

母親がちょっと出かける時でも、「いかないで~!」と泣きじゃくり、場合によっては階段から足を滑らしてアゴを階段のヘリに打ち付け、血を流し大きなカサブタを作ったこともあったっけな、3歳か4歳の頃の自分は。

第9話 松井玲奈の目

天水館の尼~ずの一員、ばんばさんを演じる松井玲奈は、ずっとアフロ頭、いや天然パーのもじゃもじゃ頭で目を隠し通してきた。

しかし、今回、はじめて前髪を上げたシーンが登場!

要潤が運転するレクサスのカーナビを見て成田空港までの最短経路を解析&伝えるシーンだが、「鉄オタモード全開」の分かりやすい描写ではあった。

ただ、カーナビにディスプレイされた地図を凝視して、なぜ、山手線で日暮里に行き、そこで京成線のスカイライナーに乗り換えれば良いという経路がひらめいたのかは不明。

まややの時もそうだったけど、要潤は、腐女子だと思っていた女の素顔は実は可愛かったというアナウンス役になっておりますな。

第10話 ランウェイ☆ビート

最終回もファッションショー。

今度は水族館です。

瀬戸康史にファッションショー。
瀬戸康史にファッションショー。
瀬戸康史にファッションショー。

あれ、妙なデジャヴ感が……。

あ、思い出した、映画の『ランウェイ☆ビート』だ。

映画は最近観たんだけど、その昔、原田マハ氏の『ランウェイ・ビート』は読みましたよ。

作家で、作家の原田宗典氏の妹でもある原田マハ氏。

彼女のデビュー作『カフーを待ちわびて』のサイン会が発売に合わせて日本橋の丸善で催されたんだけど、私はその時のサイン会で本にサインをしてもらった第一号のお客(いえ~い)。

つまり、作家デビューした原田氏からサインをもらった最初の読者ということになりますね(いえ~い)。

その後、『カフーを待ちわびて』は、マイコ&玉山鉄二主演で映画化されたけど、原作と異なるエンディングの映画版もなかなか良かったです。

話し戻って、瀬戸康史にファッションショー。

もしかして、ドラマ版の『海月姫』の鯉淵蔵之介役に瀬戸康史を配したのは、『ランウェイ・ビート』の影響もあるのかな?

とにもかくにも、何もかもが万事うまく収まり、めでたしめでたしな最終回でありました。

記:2018/03/20

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~つづく

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