カフェモンマルトル

ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

『マジムリ学園』観ながらメモ

   

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第1話

かつて土佐には、同じ武士でも上士と下士に分かれていた。

よく言えば『功名が辻』で有名な、内助の功で出世をした戦国時代末期のヒーロー山之内一豊。
悪くいえば恩義のある豊臣家を裏切って家康についた世渡り上手の山之内一豊。

その山之内一豊が、赴任先の新天地・土佐で旧勢力(旧長宗我部一派)を弾圧。
自らの家臣たちを重用し、地元の長曾我部一派は、決して藩政の要職にはつけなかった。

山之内一派の武士が上士。
山之内一豊によって閉職に追われ窮乏生活を余儀なくさせられた武士たちが下士。

同じ武士でも上士と下士の身分差別は激しく、下駄をはいちゃダメだったんだよ、下士は。
下駄ぐらいはかせろよ~!

参考記事:下駄派。

それから、日傘も差しちゃダメだったんだよ下士は。

上士は、酒に酔って下士を斬りつけてもお咎めなし。
下士は上士が道を歩けば道を譲り、土下座しないといけない。
逆らったら斬り捨て御免も可。

誇張も入っているのかもしれないけど、上士と下士の間には、これぐらいの差があったのだそうです。

ちなみに、多くの日本人が大好きな坂本龍馬は下士の出身。
正確には坂本家は「郷士」ですが、大雑把な括りで上士か下士かとなれば、下士。
郷士は、下士の中では上の身分ではありますが、上か下かとなれば、下。
ちなみに、岡田以蔵や中岡慎太郎、吉村虎太郎も下士出身の武士ですな。

歴史「小説」の主人公のヒーローっぷりが必要以上に誇大化してしまった感のある龍馬人気の理由は、日本人の判官びいきが働いているのかもしれませんね。
下士出身の人間でも、ここまでビッグになれるぜよ!みたいな。
そして、理想が現実となる目前に、暗殺によって夢が潰えてしまった悲劇性も、「物語」の主人公としての要素は十二分に兼ね備えておりまする。

それはそうと、身分差別といえば、現代の高校にもあるようですよ。

舞台となる土地は、埼玉県だか群馬県だか栃木県だかわかりませんが、要するに北関東っぽい地方都市にある嵐ヶ丘学園という私立高校。

この高校にも、土佐藩よろしく「選民」と「平民」の身分差別が存在するようですね。

しかも、21世紀にもなって、こんなにも露骨な身分差別あるだなんて、その様子をスマホで隠し撮りをして動画をアップすれば大問題になりかねないほど露骨な身分差別なんだよね。(物語の冒頭はスマホの自撮りから始まっているのに、なんでもっとスマホの動画撮影を活用しないんだろう?)

なんたって、嵐が丘学園の生徒は、高校の中どころか、帰宅中も「平民」は上を向いて歩いちゃいけないんだよ。

前を向いて歩いてもダメ。
下を向いて歩かなきゃダメ。
さからうと粛清される。

校門を通過するときなどは、いちいち関所みたいに通行税を払わなければならない。

もしかしたら、土佐藩の上氏と下氏以上に厳しいヒエラルキーかもね。

生徒会長は「(平民は)上を見るな、下を見ろ」だってさ。
アホかよ。

そして、粛清、粛清と騒ぐ「選民」の親衛隊連中をみていると、ナチスのゲシュタポやスターリンのNKVD(秘密警察)というよりは、毛沢東の中国共産党軍を思い出してしまいますな。

毛沢東のこれまでの「虚像」を暴き、見事なまでに白日の下に曝した『マオ』という本は、日本国民必読の書でありましょう。

良くも悪くもお隣の国のこと、もっと勉強しておくべきなんじゃないのかと思うわけですよ。

とにかく、読めば読むほど酷いのよ、酷すぎて空いた口が塞がらない。
ユン・チアンの『マオ』は。

平時においては人類史上最も多くの人々を死に追いやった人物が作った国なんだよ。爆買いしたり、小笠原のサンゴを荒らしまわり、尖閣諸島を虎視眈々と狙っている国は。

『マジムリ学園』を軽い気持ちで観た後は、重い気持ちで『マオ』を読もう。

第2話

カバは「哺乳類最強なのでは?説」は有名だけど、城戸康裕が「カバ」だと、ちょっと線が細すぎな感じも。

とはいえ、プロの格闘家と戦わせるなんて、だんだんマジ度が高くなってきてますな、「マジすか」シリーズは(そのちょっと前の『マジすか5』は、ヤクザやマフィア、そして最後は警察相手でしたからね)。

城戸康裕、プロの悪役俳優顔負けのおっ怖ぇ演技しとりましたな。

それにしても、生徒会のニックネームはなんなんだ。

本間日陽がカイザー。

荻野由佳がビスマルク。

加藤美南がアインツ。

谷口めぐがツヴァイ。

『ガルパン』の黒森峰高校顔負けのドイツ系統度ですな。

というか、谷口めぐが「ツヴァイ」と呼ばれたとき、一瞬結婚相談所を思い浮かべてしまいましたですよ。

第3話

今回はキックボクシングの選手(なのかな?)に圧勝。

体格違い過ぎるのに強ぇ!

ところで、今回は網タイツを履いた高校教師役を演じている横山由依の役目は、後白河法子だったのね。

今回オープニングを見ていて初めて知った。

後白河法皇かよ?!

あいかわらず、京都でプッシュしてくるな~。

第4話

今度の対戦相手は曙。
元力士やないけ。

ヤンキー工業高校の番長、キックボクシング(K1?)の格闘家、そしてお相撲さん。

小栗有以の対戦相手、どんどんエスカレートしていきますな。

しかもスモウレスラー相手に土俵で勝負。

ふつう、負けるやん。
でも勝った。
強え。

土足ではなく、きちんと素足で土俵入り。
戦い方は相撲ルールではないけど、いちおう常識というか礼儀をわきまえてはいますな。

いや、女性が神聖なる土俵に入ること自体常識から外れとると指摘する方々もいらっしゃるかもしれませんが。

谷口めぐ、『マジすか5』で矢場久根女子商業高校のヘッド役の時も、強そうで何かやらかしてくれそうなムードを漂わせながらも、結局いまひとつの活躍で終わってしまったきらいがあるんだけど、今回のツヴァイ役の彼女も、なんだか半煮っぽい感じで終わりそうな予感。
目力と存在感あるんだから、もう少し華のある役をキャスティングされても良いと思うんですけどね。

~つづく

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