カフェモンマルトル

ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

『宮本から君へ』観ながらメモ

   

Pocket

第1話

コミックの原作を読まないまま、なんとはなしにドラマ版の『宮本から君へ』を観ています。

主人公の宮本を演じるのは、池松壮亮。

昔、実写版の『鉄人28号』(監督:冨樫森)で金田正太郎を演じていましたね。

その時に出ていた阿部寛や蒼井優、あれから13年以上経っているというのに、それほど変化がないのはある意味凄い。

なんだか池松壮亮だけが成長して大人になっちゃったって感じですね。

大人になった池松壮亮は、最近だと『デスノート Light up the NEW world』の竜崎役で注目を浴びていましたが、他にも『海を感じる時』(監督:安藤尋)や『だれかの木琴』(監督:東陽一)など、どちらかというと、ちょっと屈折して女に冷たい(よそよそしい)役を演じることが多い俳優かなぁとなんとはなしに思っていたのですが、でも、よくよく思い返してみると、以前、NHKの朝の連続テレビ小説で堀北真希がヒロインの『梅ちゃん先生』では、医療機器の営業マンを演じているので、今回の宮本も文具会社の営業マンなので、しかもどちらも営業成績が良いとはいえない営業マンという設定なので、通じるところがあるなと思いました。

とりあえずは、文具メーカーの営業マンって大変だなぁと思いましたね。

関連記事

>>鉄人28号/試写レポート

第2話

第一話に引き続き、文具メーカーの営業マンって大変だなぁと思いましたね。

それにしても、朝の通勤ラッシュであるはずの時間帯の西武池袋線の西所沢駅ってずいぶん空いているなぁ。

あれ? 駅名を見ると「よよぎ」になっておりますな。池松壮亮も華村あすかも埼玉県のベッドタウンではなく都内の比較的職場(飯田橋)に近い場所に住んでいるという設定なのでしょう。

ところで「据え膳食わぬは武士の恥」の真逆をいきましたね、今回の宮本は。
私も過去に似たようなことが何回かあったので、まあその気持ち、わからんでもありませんが。

後々のことを考えると理性がストップをかけちゃうんですよね。

第3話

撮影された時期はわからないけど、今回のエピソードは11月。

もしそれくらいの時期に、あるいはそれ以降のもっと寒いシーズンに、パンツ一丁で海に入るシーンを撮影したのであれば、池松壮亮にとっては、かなりツライ撮影だったんだろうな。

なんだかんだいって、先週から微妙にモテてるね、池松壮亮……ではなく、宮本は。

第4話

宮本は突発的に叫ぶ。
唐突に吠える。
居酒屋で酔いながらウダウダとキレイごとを語る。

そのエネルギーの原動力は、つまるところ「性欲」でしょう。

やれコダワリだの体裁だの、あれこれ御託を並べたり、逆ギレ的に叫んだりするのは、つまるところエネルギーの発散先を別なところに持っていかざるをえない、そうしないと内部にムラムラ&モヤモヤを抱え込み過ぎて壊れてしまいかねないのでしょう。
モテない、あるいは心底夢中になれる対象を持たない若者特有の生理現象ともいえましょう。

この性エネルギーをストレートに放出できないオトコの哀しい行動様式を、今までのエピソードの中では、もっともベタかつ分かりやすく描かれていたのが今回の第4話でした。

甲田益也子……、ではなくて(彼女はdip in the poolのヴォーカルだ)、甲田美沙子が発する女子にありがち、かつベタなシグナルにうまく対処できず(というより、コトバの行間に耳を傾けることが出来ず)、コダワリだの甘えたくないなどと、あーだこーだと言葉を並べ、結局は自己正当化一人でクルクルと回る姿は、結局は嫌われたり傷つくことに対して臆病なだけだったりします。
それって、多くの男子が自分と重なるところがあるのでは?

そのあたりの男子の童貞的発想&思考パターンに対しては柄本時生が身体をはってうまく突っ込みを入れ続けていると思います。

第5話

今回は豪華出演者2人。

松山ケンイチと蒼井優。

やっぱり、ベテランの彼ら2人が登場すると、ヘンな話、微妙にマイナー感漂う深夜ドラマにもメジャー感が出てきますな。

と同時に、悪いけど主役の池松壮亮が、どうしても翳んで見える。
もっとも、それぐらいの温度のキャラだから、ちょうど良いバランスなんでしょうけど。

第6話

もういい加減デカい声出せばいいってもんじゃないだろう?!って言いたくなるほど、行き詰るとデカい声を出しまくる主人公・宮本のキャラには食傷気味になってきている。

だから亀戸天神で蒼井優にビンタされるんだよ。

蒼井優といえば、池松壮亮がまだ子どもの頃、映画『鉄人28号』に金田正太郎役として出演していた時にも美少女科学者の役で出ていましたね。

その時、初対面の池松壮亮に放った言葉が「鉄人を操縦していたのはあなた?ヘタクソッ!!」。

子どもの頃は蒼井優に「ヘタクソ」と詰られ、大人になったら蒼井優にビンタされてと、池松壮亮も踏んだり蹴ったりですな。

~つづく

 - ドラマ