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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

『深夜食堂(シーズン3)』見ながらメモ

      2018/07/21

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なんだかんだで「season3」

なにげに見はじめた『深夜食堂』だが、そこはかとなくハマってしまい、気づけば既に「シーズン3」。

マスターの小林薫がいい味出してんだよな~。

今回も見ながらメモ(見た後メモ)をつらつらと書いていこうと思う。

第1話 美保純とメンチ

season3の第1話は「メンチ」。

岩松了が演じる料理評論家はシーズン2から登場しているが、最初は赤いジャケットを着ていたりしていたのでイヤミな性格なのかと思っていたらバターライスが好きな庶民的な性格のおじさんだった。

その岩松了が再び登場。

奥さんがガンで入院している。

その入院した奥さんが聞きたいという歌は、アルバム(レコード?)が廃盤になっている歌手の歌。

その「あの人は今」的な存在になっている歌手は美保純。

メンチが好き。

亡くなった作詞家の旦那とメンチを食べるのが好きだった深夜食堂の常連。

引退して今では引きこもり同然の生活をしている。

たまに深夜食堂にやってきてはメンチを頼み、食べながら泣いてしまうというキャラ。

なんだか湿っぽい話だったが、深夜食堂にはふさわしいストーリーではあった。

第2話 新人マンガ家の話

第2話は、『ビッグコミック』で新人賞100万円をゲットした新人マンガ家のお話。

新人賞をとったとはいえ、連載にまでは至らない。

なんとか連載をしてもらおうと構想を練るが、編集部に持ち込んでもなかなか認められない。
挙句、担当している女性編集者のレベルが低いなどと人のせいにしたり、と。

生みの苦しみ、分かるよ。
そして懸命に絞り出した作品が歯牙にもかけられない時の落胆も。

しかし、喰っていかなければならない。

同棲している彼女からも働いてと言われるし、パスモが切れたときも彼女からチャージ用のお金をもらうような生活。

このような惨めな状況の中から新しい作品を生み出すのは、やはり苦しい。

結局、彼の作品や生活は浮かばれないままエピソードは終了するが、そのほうがリアルだろう。
作品で脚光を浴びる人というのはほんの僅かなのだから。

トマト巻き串を食べたくなるエピソードだった。

第3話 イカとさといも

第3話は、興信所の新人君と、先輩女性の話。

童貞君だったためか、一回寝たらつきあってくれと先輩女性に迫る童貞くん。

よくありがちな話ですな。

男と女はなぜ不倫するのか?
⇒本能

これ、いい得て妙、というか真理なのだろう。

強く突っ張って生きている女性を演じる女優は石橋けい。
役名は里見けい。
「けい」は変わってないね。

どんな女優かと思ったらウルトラシリーズ平成初期3部作(ティガ、ダイナ、ガイア)全てに出演した女優だったようだ(wikiより)。

全然気が付かなかった。

他にもウルトラQやメビウスにも出ていたようなので、特撮方面に強い女優なのかもしれない。
というより、特撮ファンには有名な女優なのだろう。

サトイモとイカの煮物が食べたくなるようなエピソードだった。

第4話 谷村美月と紅天

第4話は、紅天(紅ショウガの天ぷら)と谷村美月のエピソード。

谷村美月といえば、ホラー映画などによく出演している女優だが、今回はハスッパな大阪出身の突っ張った女の子の役。

母子家庭時代に食べていた紅天をよく注文する。
それどころか紅ショウガを持ってきてマスター(小林薫)に作らせたりもしている。

常連客のカツラのおじさんの娘だったというオチ。

このケチなおっさんが母親と娘を捨てて出ていたたがために、母子家庭は貧乏暮らし、その時の思い出の食べ物が紅天という話。

以前、串カツ屋でおまかせセットを頼んだところ、かなり大きめの紅天が出てきたが、それだけでお腹いっぱい、油いっぱいになった記憶がある。

第5話 同窓会と春雨サラダ

第5話の料理は春雨サラダ、そして同窓会。

同窓会には出たことがないが、25年ぶりとかそれぐらいのブランクがあれば、バツイチもいるだろうし、初恋の人と焼け木杭に火が付くということもあるだろう。

今回はそのような話。

ありがちな話といえばありがちな話だが、やはり男と女っていうのは分からないものだ。

ひょんなタイミングで火がついたり、火が消えたり、と。

だから面白いのだし、ドラマの題材にもなりやすいのだろう。

正直、今回のエピソードはあまり刺さらなかったが、女同士の友情とはたとえ親友といえども、男が絡むとすぐにヒビが入るものだね。

もっとも、このエピソードでは、喧嘩はしたものの、謝り&応援電話をかけていたから、友情も修復するのだろうけど。

第6話 ダンサー(?)安藤玉枝とロールキャベツ

第6話は、シーズン1からの常連客、ストリッパーのマリリン(安藤玉枝)のエピソード再び。

安藤玉枝は、本当に色々なドラマに出ている。

それも、場末感漂う役がよく似合う。

デリヘル嬢や、スナック、風俗嬢など、繁華街や夜の仕事、それも薄幸なムードを漂わす場末感のある役にはピッタリな女優なのだろう。

そういえば、少し前に放映されていた『サイタマノラッパー』でも、大間のスナックを経営する役だった。

大間のスナック。
似合いすぎ。

そして『深夜食堂』でなストリッパー。
ピッタリな役だ。

福島出身。

福島から母が上京してきて、娘が脱ぐストリップの舞台を母親が見にくるんだからな~。
母親のロールキャベツ。

エピソード的にはあまり心温まるほどではないが、ロールキャベツを食べたくなる話ではあった。

第7話 しじみ汁

第7話は、ベンガルが良い味を出していた。

しじみ汁も飲みたくなるな。

中年夫婦のちょっとした疑惑と不信感。

ほんの少しの心のすれ違い。

まあ仕方がないといえばないのだが、こればかりは男と女、いくつになっても変わらないものなのだろう。

中学校の同窓会で再開して結婚というネタは、2回連続だね。

偶然なのだろうけれど。

それはそうと、囲碁の対局の残り時間を読み上げる女性、2、3回、深夜食堂のカウンターで会話を交わした程度のオジさんに誘われてホテルにまでついてきたものだ。

第8話 説明しすぎない脚本と演出

第8話は、「人の死」を説明し過ぎずに描写するエピソード。

秀逸なのか、あざとすぎるのかは、評価の分かれるところではある。

死期を悟り、ニューヨークから一時帰国するゲンの高校時代の先生(つみきみほ)。

彼女は自分の死を予感し、結局は死ぬわけだが、そのようなことは間接的にしか描写されていない。

具体的にどのような描写がそうなのかというと、いちいち書くのが面倒なので、Yahoo知恵袋からの引用で。

線香花火の日本手ぬぐい。(ひっそり日陰に咲くはかない花)

お互いとっくに賞味期限が過ぎている。

残ってる時間は少ないんだから楽しもう。

入院している友達の見舞い。(自分の診察)

来月は退院できるって。(来月にはもういない)

止めていたタバコを吸う。(もう健康に気を使う必要はない)

今度はもっと遠いところへ行く(もう帰って来れない)

などところどころに散りばめられたセリフから千鶴先生の少ない余命を感じ取れることができます。

出展:深夜食堂3・第8話のラストでゲンが手紙(おそ……

堅気になったゲンがパチンコ屋でエアメールを読み、パチンコ玉を店内に散らかしながら号泣するシーンを見て、巻き戻して観直す人も多いのだろうな。

第9話 レバニラ炒め・ニラレバ炒め

第9話は、刑事(光石研)と、その部下(篠原ゆき子)の凸凹コンビの話。

相性が合わない2人。

ニラレバ炒めも「レバニラ炒め」「ニラレバ炒め」と呼び方が違う。

万事そんな調子。

ちなみに、以前調べてみたところ、「ニラレバ炒め」のほうが正確な呼び名のようだ。

「レバニラ炒め」が広まったのは、天才バカボンのバカボンパパの功績。

おそるべきバカボンパパ、いや、赤塚不二夫。

オダギリジョーが、今度は交番のおまわりさんとなって登場していた。

別な人物という設定のようだ。

関係ないけど、ハリー・キャラハン(『ダーティ・ハリー』の主役/クリンスト・イーストウッド)という言葉の響き、久々に聞いた。

第10話 年越しそば

『深夜食堂』season3の第10話(最終回)、最後のメニューは年越しそば。

せっかくマスター(小林薫)が早くから年越しそば用の蕎麦を仕込んでいたのに、やってくる客が次々と蕎麦をもってくる。

最終回は、これを口実に「めしや」に常連客を集合させて年明けの大団円にしようという目論見なのだろう。

かけ蕎麦、月見蕎麦、かき揚げ蕎麦、もり蕎麦などなど、様々なバリエーションの蕎麦が出てくるが、蕎麦、また食いたくなってしまうではないか。

昨日の朝も、昨晩の晩飯も蕎麦にもかかわらず。

蕎麦好きだよな、俺って。

ラストは映画化の告知。

そして常連さん達が勢ぞろいしてにこやかに手を振って終了。

記:2017/08/23

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