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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

エイリアンvs.プレデター/試写レポート

      2018/01/10

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renga

いやはや、まったくもって迷惑な話だ。

なにがって?

プレデターがさ。

地球にエイリアンの卵を置かんといて~な。

儀式だかなんだか知らないけどさ、地球をエイリアンとの戦いの場にしないで欲しーわ。

別んとこで やっといて、って感じ。

たしか、マサイ族だったっけかな?

成人式にライオンと戦わせる部族がある。

槍かなんかを持たせてさ、見事ライオンを倒すことが出来れば、立派な大人へ仲間入り。

一人前な成人として認められるわけですね。

最近は、捕鯨にヒステリックなニュージーランドやオーストラリアの圧力で禁止されちゃったけども、ちょっと前のトンガも、銛一本で鯨漁が出来れば、立派な大人として認められていたようですね。

それがある意味、父権を誇示できる一種の家族的、社会的なシステムだった。

くわえて、後述するがトンガという土地、自然と人間がバランス良く共存できる食文化でもあった。

ところが、今は、それが出来なくなったために、子供はグレ、鯨漁が出来なくなり、役立たずになった夫は、妻からもゴミ扱い。

さらに、捕鯨にヒステリックなニュージーランドやオーストラリアからは、「きみたち、鯨をとっちゃイカンよ。鯨の肉を食べるかわりに、コレ食べなさい」と、自分らの国では絶対に喰わん、本来なら捨てられてしかるべきゴミのような安くて脂がたっぷりの肉(シピという羊の肉の食べ残り)を輸出し、それを喰ったトンガの子供も大人も、しまりのないブヨブヨなハンバーガー食べすぎのアメリカ人のデブみたいな体型の人間が増えてきたという。

ちなみに、トンガ人は探検家のキャプテン・クックをもってして「いままで出会ったなかでもっとも体格のいい種族」と言わしめた、ザトウクジラとタロ芋、タピオカをバランスよく摂取するという、見事な食生活文化を保有していた国だった。

捕鯨が禁じられた現在、トンガ人の平均寿命は大幅に縮まり、挙句の果てには、劣悪な食生活による精神状態の弛みからか、自殺と家庭内暴力が増えたという。

明らかに反捕鯨国が途上国に与えたハラスメントによる被害だよね。

でも、食生活の劣悪さが生み出す社会全体の倦怠感や閉塞感は、日本も同じようなもんか。あと、『スーパーサイズ・ミー』なアメリカもね。

もちろん、食物の悪さだけが原因だといっているわけじゃないよ。

でもね、やっぱり、コンビニ食事やファースト・フードの喰いすぎって、いいことはあまり無い。

というか、俺には、運気のなさそうな人や、冴えない風貌な人ほど、そういう食事が多いように見える。

きっと、コンビニ食&ファーストフードの食事回数と、良いことの数は反比例するのだ。

もちろん、私もたまに食うが、そのような食事は、しなければしないほど、良いと思っている。

北京ダックや、フライドチキンにされるトリは、遺伝子操作されたあまり上等とはいえない飼料を「さぁ、太れ」とばかりに人間から無理矢理食わされる。

しかし、人間はそのような「飼料」をコンビニやファーストフードで、わざわざお金を出して買って喰ってるわけだ。まことにオメデタイことだとしか言いようが無い。

腹減って、金が無いんなら、200円のハンバーガーよりも、170円のカップヌードル喰うよりも、70円以下の納豆喰って飢えをしのいだほうたまだ良いってもんだ。 それか、何にも喰わないほうがまだマシ。

どうせ、3日ぐらい喰わんでも人は死なない。 話が脱線した。

えーと、なんの話だったっけ?

あ、そうそう、成人の儀式だ。

で、プレデターの成人の儀式だ。

そうなんだよ、プレデターは、手ごわい宇宙トカゲ(エイリアン)と戦って勝利をおさめることで、はじめて一人前の戦士として認められるわけ。

で、戦い相手を作り出すために、エイリアンの卵を地球も置いておくんですな。

ピラミッドの作り方を人類に教えて、そのピラミッドの中でエイリアンを飼育するわけ。

で、餌として、人間をエイリアンに食わすわけだけれども、喜んで餌になってくれるように、人類に「生け贄」という概念も教えるわけです。

で、成長したエイリアンと戦って、勝って、晴れて一人前の戦士になれたぞー、やったー!というのが、プレデターの社会。

もし、エイリアンを倒しきれずに、エイリアンがものすごい勢いで繁殖&増殖したら? 小型核爆弾で、そのエリアごと吹き飛ばす。

荒っぽいですな。

そういうことを、プレでターは地球で繰り返してきたわけ。

まったくもって迷惑な話ですな。

で、今回のこの映画の場合は、南極のピラミッドでのエイリアンとプレデターの戦い。

それに生け贄として巻き込まれるに人間のお話。

あまり期待してなかったんだけども、 期待度数が低かったがために、予想以上に面白かったです。

それぞれの映画のちょっとしたキーワードや流儀がちりばめられてあるところも、『エイリアン』や『プレデター』を観たことのある人には「クスッ」です。

やっぱり、私はプレデターよりもエイリアン派だなぁ。

記:2004/10/21

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監督・脚本:ポール・W・S・アンダーソン
製作国 : アメリカ
製作年 : 2004年
出演:サナ・レイサン、ラウル・ボヴァ、コリン・サーモン、ランス・ヘンリクセン、アガト・ドゥ・ラ・ブライユ、ユエン・ブレムナー、トミー・フラナガン、カーステン・ノルガード ほか

観た日:2004/10/18

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