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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

バッドサンタ/試写レポート

      2018/01/09

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バッドサンタ [DVD]バッドサンタ]

英語がさして分からなくても、セリフの中には、いちいち“ファッキン”とか“シット”という言葉が混ざっていることぐらいは分かる。

汚い言葉遣い。
重度のアル中。
女に目がない。
クリスマスシーズンにはサンタの姿に扮し、相棒とデパートのオモチャ売り場で子供たちと写真を一緒に撮る仕事をしている彼の本当の職業は金庫破り。

毎年、クリスマスの夜になると、閉店後にデパートの金庫から大金を盗み出し、1年間遊んで暮らし、資金が底をついたころに、また相棒から「そろそろクリスマスだぜ」と誘いがくる。

『コラテラル』の白髪のトム・クルーズをさらにみっともなく老けさせたような風貌の、しょうもないチンピラ中年を演ずるは、ビリー・ボブ・ソートン。

ほんと、ろくでなしなオッサンなんだけども、なぜか憎めない。

今年もいつものようにサンタに扮してデパートで営業をして、大金を盗み出す予定だった彼にも、一人の冴えない少年との出会いで、ある変化が…。

この映画を見て、私は、猛烈に酒を呑みたくなったです。
ビリー・ボブ・ソートン、酒をストレートグラスについで、グイッと呑むんだよなぁ。あるいは、ウイスキーのボトルをラッパ呑み。

この飲みっぷりが目に焼きついて離れない。

旨そうに呑むんじゃない。
酒が好きで呑むのともわけが違う。
身体中が欲しているように呑む。

必要で必要でたまらないような動作、表情で呑む。
決して嬉しそうな顔ではなく、苦々しい表情で。

これが無いと生きていけないように、呑むというよりは呑み込む。
全身の細胞にアルコールを染み渡らせるように。
ぐいっと。

ああ、たまらんよ、彼の呑みっぷりは。

当然、試写会の帰りは、ショットバーでバーボンを数杯グイッとあおってから仕事に戻ったのは言うまでもない。
もっとも、私の場合は、チェイサー付きだけどね(笑)。

観た日:2004/10/13

movie data

監督:テリー・ツワイゴフ
製作国 : アメリカ
製作年 : 2004年
出演:ビリー・ボブ・ソーントン、トニー・コックス、ブレット・ケリー、ローレン・グレアム、ローレン・トム、ジョン・リッター、アジェイ・ナイドゥ、バーニー・マック ほか

記:2004/10/15

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