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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

大阪プロレス飯店/試写レポート

      2018/01/09

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honkon

我々が大阪と香港に抱くイメージって、結構共通したものがあるのではないだろうか。

コテコテ、商人、猥雑、声がでかい、歩くのが早い、愛すべきB級テイスト、など。

いずれにしても、両方ともアクは強いが、パワフル&ポジティヴなイメージはある。

そんな大阪・香港の合作映画だから、さぞかしコテコテな濃コクかと思いきや、思ったほど、コテコテでもなく、意外なほどのあっさりっぷりだった。もちろん漂うテイストは、怪しくもたっぷりとB級だが。

サモ・ハン・キンポーの息子が主人公。
彼の兄がライ・ユウ・チョン。

この二人が父の遺産で香港に中華料理屋を開く。
ただの中華料理屋ではない。
店内にリングがあり、客は中華料理を食べながら、“大阪プロレス”をパクった覆面レスラーたちが闘う様を観戦する中華料理店、その名も『大阪プロレス飯店』だ。

最初はうまく行って満員御礼だが、ライバル店のイジワルオヤジの妨害にあったり、地球征服をたくらむ謎の組織に追いかけられたり、ライ・ユウ・チョンは離婚寸前の危機に茫然自失するし……、などとトラブル続出。

キッチュなB級テイストながらも、ストーリーの緩急とツボ、落としどころを心得た展開だったので、サクサクと小気味良い作品として楽しめた。

一緒に観たライターの方は、「うーん、何かが足りないんだよね、何かが、うーん、その何かは何だろう?」としきりに唸っていたけどね(笑)。

交わされる会話の90パーセント以上が中国語なので、当然字幕が出るのだが、字幕が大阪弁なのには笑(わろ)た。

観た日:2004/08/03

movie data

製作年 : 2004年
製作国 : 香港=日本(大阪)
監督:トミー・ロー
出演 : ティミー・ハン、ライ・ユウ・チョン、上野未来、グロリア・イップ、ロウ・ガー・イン、間寛平、サモ・ハン・キンポー、サム・リー、チン・ガーロウ、スペル・デルフィン ほか
配給:イエス・ビジョンズ
公開 : 9/18よりテアトル池袋にてレイトショー

記:2004/08/04 

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