『レオン』試写レポート - カフェモンマルトル

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『レオン』試写レポート

      2018/07/07

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男女の心のチェンジネタ

古くは『転校生』から、最近だと『君の名は。』まで、「男女の心・入れ替わりネタ」の作品は枚挙に暇がない。

飽きることなくテーマとして取り上げられ、「また、このネタっすか」と思いつつも、ついつい観入ってしまう我々がいるのは、心が入れかわった後の男女のリアクションや、どのような経緯を経て元に戻るのかといった興味がかきたてられるからなのだろう。

特に女優がオッサンっぽい演技をしてる姿は、どの作品もけっこう面白かったりする。
一生懸命、低い声で喋ろうとしていたり、無理して粗暴なふるまいをしようとしている姿にいじらしさを覚えてしまうからなのかもしれない。

たとえば、テレビドラマでガッキー(新垣結衣)が、股を大きく広げて新聞を読むなど、お父さんの心になってしまった女子高生の演技をする『パパとムスメの7日間』などは、けっこう面白く観た記憶がある。

では、今回試写で観た『レオン』の場合は?
やはり面白かったのは、竹中直人の「なよなよ演技」だろう。

なよたけ(竹中直人のなよなよ演技)

セクハラ大好きオヤジでありながらも年商500億の企業「朝比奈フーズ」の社長を演じる竹中直人。

ワンマン社長ならではの尊大な態度と、OLと心が入れ替わってしまった後の、なよなよとした演技のギャップがなかなか笑える。

とくに、オネエ調に話しながらも、途中で社長らしい貫禄を出さなければならないということに気が付き、声のトーンを急変させるところなんか、さすがベテラン俳優なだけあって、うまいねぇ。

ジヨンと大政絢

心が竹中直人になってしまう知英(ジヨン)の、なりふり構わぬオッサン演技も、なかなか堂に入っていたね。

しかし、それ以上に驚きなのは、完璧な日本語、いや、そこらのOL以上に流暢な日本語を話しているところ。まるっきり違和感ないね。

ジヨンといえば、2016年に活動を停止した韓国の人気ポップアイドルグループKARAのメンバー。KARA解散後は、日本を拠点に女優活動を開始した彼女だが、いやぁ、凄い、全然カタコト臭さがない。

おまけに日本語、韓国語のほか英語も話せ、さらには初主演映画の『そちらの空は、どんな空ですか?』では北京語、広東語、日本語、韓国語の4言語の演技をしたというのだから、ズバ抜けた語学力だ。

それに、スタイルが滅茶苦茶良いですね。
ちょっと細すぎるくらいだけれども、かっちょいいほどのモデル体型。

ガンダムで言えば、ゼータガンダム、いや、ユニコーンガンダムですな。

竹中直人と魂(心?)が入れ替わった後は、キャバクラで働きはじめるが、ドレスの似合いっぷりがなかなかでございました。

ま、日本の男性は、こういうビシッとしたスリムなモデル体型よりも、もう少しふっくらとした体型と愛嬌のある顔が好きなのかもしれないけど(たとえば有村架純とか)。

そういえば、ふっくらといえば、ジヨンとシェアハウスをしている大政絢がかわいかったですね。

「ジヨンと比べて」という意味なので、一般的な「ぽっちゃり」な意味においての「ふっくら」というわけではもちろんないんだけど、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の頃から注目していた彼女、最近あんまり映画やドラマで見かけないなと思っていたら、今回の『レオン』では、ヒロインの理解ある友達というおいしいポジションを演じてました。

「壊れたまーちゃん」とは違った、比較的「まとも」な役を演じる彼女もなかなか魅力的。
ジヨンは興味ないけど、大政絢なら興味ある!という方なら観てみて損はないと思う。

気軽に楽しめるドタバタアクシデント映画として、彼女をデートに誘ったはいいけれど、特に観たい映画や話題作、あんまりないな~、なんて時にチョイスすると良いでしょう。

2018年2月24日(土)より国ロードショー。

記:2018/01/31

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