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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

宇宙から来た暴れん坊 ギャンゴ

      2018/01/11

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ギャンゴは、『ウルトラマン』に登場した怪獣の中では、もっともユニークで愛らしい怪獣かもしれません。

あの善玉怪獣・ピグモンよりも個人的には、ユーモラスで楽しく愛くるしいやつだと思っています。

ギャンゴの正体は、もとはといえば「石」です。
しかも、ただの石ではなく、人間の思ったことを現実化してしまう「謎の石」なんですね。

だから、悪い奴の思念がそのまま怪獣になってしまった。

怪獣になってしまったはいいけれども、怪獣としての「目的」がない。

人間に対して恨みを持っているわけでもないし、街を破壊する理由もない。

だから踊ったり、おどけたりしているわけです。

しかし、胸からお腹にかけてサイケデリックな色彩の怪獣が港湾のホテル近辺に突如として出現したら、誰しもが驚きます。

「また怪獣が出た!」ということで、怪獣退治部隊の科学特捜隊が出動せざるを得ません。

それに加えてウルトラマンも、突然あらわれた怪獣退治に参加します。

その戦いっぷりに関しては、かなりマヌケというかユーモラスで笑える箇所もいくつかあるのですが、それに関しては(⇒こちら)をお読みいただければ、と。

でもね、ウルトラマンとギャンゴの戦いって、戦いというか「じゃれ合い」にも見えるんですよね。

詳しくは(⇒こちら)をお読みいただければ、と思うのですが、要するにウルトラマンはギャンゴを「排除」するために戦うのですが、その一方でギャンゴはというと、必ずしもウルトラマンを敵とみなしているのかどうか疑問なんですよね。

なんとなはなしに、「遊び仲間」が現れたって感じの対応なんですよ。

ところがどうも、その「遊び仲間」は自分のことを攻撃してくる。

仕方ないから降りかかる火の粉を振り払うといった体で、必ずしもウルトラマンに敵対心を持っているようには見えないし、でも、なんだか自分のことを攻撃してくるから、護身としての対応をしているようにも見えるんですよね。

というか、戦うというよりは、むしろこの2人(2匹?)、じゃれ合っているようにも見える。

ウルトラマンはプールの水を、いや、海の水をギャンゴにかけてヤツ当たりするし、後ろからギャンゴのオッパイ(にあたる箇所)を掴んでモミモミするし。

本当に倒す気あるの?って感じのウルトラマン。
でも、私はこの戦いが好きで、ウルトラファイトのベスト3には入れたいですね。
それほどの、迷勝負、珍勝負なのです。

観たい人は、こちらをどうぞ!

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そんなわけなので、ギャンゴが登場するエピソードのタイトルは「宇宙からきた暴れん坊」とありますが、ギャンゴは、必ずしも「暴れん坊」というわけではないんじゃないかと。

たまたま、「悪いヤツ」の思念が怪獣化しただけの存在が、なんだかしらないけど「怪獣だから」という理由だけで排除されようとしている、むしろ可哀想な存在に見えなくもない。

第一、ギャンゴの顔だって悪意のないユーモラスさが漂っているではないですか。

このギャンゴのぬいぐるみの原型はベムラーなのですが、ベムラーのつぶらな瞳の面影は残っているのですが、ベムラーならではのトゲトゲした部分が綺麗に払拭されてリニューアルされています。

その結果、無垢で憎めない怪獣に仕上がった。

たしかに、ワケもわからず怪獣になってしまった「謎の石」なのですが、なす術もなく、結果的に「破壊」という行為になってしまったわけで、「暴れん坊」という気質ゆえの「破壊」ではないと思うんですよね。

そのへんが、他の怪獣の存在理由とは一線を画するギャンゴなのです。

ギャンゴ、可愛いじゃないですか。

個人的にはピグモンよりも好きだなぁ。

記:2006/10/12

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