カフェモンマルトル

ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

ウルトラ時系列

      2015/12/26

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beam

たとえば、TACが活躍している間は、科学特捜隊、ウルトラ警備隊、MATは何やっているんでしょうかね?

科特隊は日本支部を引き払ってパリ本部だけになっちゃったとか?

昭和のウルトラシリーズは話が繋がっているはずなのに、ヒーローが変わるたびにコロコロと「怪獣やっつけ組織」が変わるのはヘンな気がします。

たとえば、レオの1話&2話の東京湾大津波のときなんかは、宇宙に基地があるMACが出動するより、千代田区にデーンと居を構えているZATが出動した方が対処が早いと思うし、双子怪獣のレッドギラス&ブラックギラスを迎撃するにしても東京湾の海底にあるMATが出動した方が早く迎撃できると思うのだけど……。

仮説

各民間の怪獣やっつけ組織っていうのは、2年とか4年に一度、国や地方公共団体に入札して、入札のかなった業者に一定に期間、国の管理のもとに怪獣殲滅を請け負うとか?
その間、惜しくも国から業務を委託されなかった他の組織は、兵器の開発や怪獣の研究などをし、次の入札に備える…?

仮説から飛躍した妄想

もし、国に入札するとしたら各組織のプレゼンテーションって面白そうだね。
「うちの新型スパイダーの威力は抜群っすよ!」
「今度のホークは4分割!」
「次のマットアローはロボット型に変形して怪獣と白兵戦が出来ます!」
「いやいや、今度のZATの兵器のカラーリングはもっと派手にして怪獣の目を抜群に引き付けます!」

などなど…。

仮説から飛躍した妄想・2

それとも接待&賄賂攻勢か?
「大臣!!時期怪獣殲滅組織は是非ともわが社にご指名を!!」
と、委託期限が切れる年次になると、それぞれの怪獣やっつけ組織が官僚や関係省庁の役人らを料亭やノーパンしゃぶしゃぶなどへ連れて行き接待攻勢をかける。当然女性隊員も色仕掛け要因として本業そっちのけで駆り出されるわけで…。
フジ隊員、アンヌ隊員、丘隊員ら大忙し!!

黒猫たむたむ氏からの回答

分かりやすくするために、初代(以下マン)、セブン、帰ってきたウルトラマン(以下帰マン)と限定すると、作品上1980~2000年がMATで、1990~2010年が科特隊、それ以降にウルトラ警備隊(以下TDF)が創立しているようです。
ちなみに、ジャミラが死んだとされてる日が1993年(墓標にて)で地球で暴れたのはその何年か後だから、年代もそのくらいでしょう。兵器的に開発されたのが科特隊~MAT~TDFと考えても、時期的にかぶってないとかんがえると、合点が行きます。
以下仮説ですが…
組織として、警察が手におえない事件に対して、創設された科特隊は怪獣に対しても、活躍していたのだけど、怪獣の多様化、狂暴化に対して特別チームMAT(モンスターアタックチーム)を設立。
国際機構の科特隊は、対宇宙人的な組織を確立するため、世界で確立した統合軍に機構を移植。
その後、MATはゼットン2世との戦いで、壊滅状態になり、その機能をはたせなくなり統合軍に権限を移動。モンスターや宇宙人に対応するための組織が統合軍(TDF)のなかにウルトラ警備隊として確立された。

こんなんでどう?

ホビージャパンから出た『ウルトラシリーズ・超兵器の世界』という本に上の仮説のヒントになった文章が載っています。

ただ、MATと科特隊で順番が逆なのでちょっと違うと思ってるのですが…(マット~科特隊という順番)

ところで、エース以降は謎が拡大!たむちゃんの手には負えません。どうみても、セブンの方が未来的なのに、レオの方に年くったダンがでてる…。
ということは、なんかタイムパラドックスな感じで、よく理解できないし(爆笑)。
たしかにタックやザットやマックは1年ごとに新設されてしまう戦隊だな~って感じがします。

清水三毛氏の見解

ウルトラ警備隊について。
企画書では、たしか遊星間の紛争が激化した1980年代、とかいてあった気がしたのですが。
ジャミラの件は、たしかに93年でしたね。あまり考えていなかったとか?(笑)
技術レベルは、新マンのMATより、明らかにウルトラ警備隊のほうが高いと思います。ホビージャパンのあの本の解釈は、だから面白いけど、いかにせん、新マンが初代マンより最初にいるというのは。ねえ(^^;)。

なるほど。

たむ殿、三毛殿、感謝。
時系列は必ずしも放映順じゃなかったわけですね。
帰マンの後にマン、もしくはセブンなんですね。
これで疑問も氷解し… あれ?

新たなる疑問

設定や兵器の進歩的側面からの解説には納得。しかし両氏も何だか変だなーとの感想を漏らされていますが、ストーリー的側面から考えると、やはり少しおかしなところが出てきます。

ゼットン。
ウルトラマンを倒した最強の怪獣。
ゼットンはマンの最終回、そして帰マンの最終回にも登場する。
帰マンの最終回、郷秀樹はゼットンを倒そうと変身しようとするが、マンの声に諌められ変身を止められてしまう。
「あせってはいけない、郷秀樹。ゼットンは恐るべき武器を備えた怪獣だ。うかつに出ると私同様不覚を取るぞ」と。

またMAT側もゼットンのことを知っている。
MATの伊吹隊長曰く、「ゼットンは初代ウルトラマンが敗れたほどの怪獣だ。最強といっていい。」
つまり、帰マンが地球で活躍する以前にウルトラマンはゼットンに倒されているわけで、やはり帰マンはマンの後に地球にやってきたと考える方が自然なのではないだろうか。
マンが1993年以降の地球に滞在したと過程すると、帰マンの地球滞在はそれ以降の地球、ひょっとすると21世紀…?
にしては「流星号」のデザインは古臭いなぁ。関係ないか。

さらなる疑問

ナックル星人とブラックキングに倒された帰マンを救出するために、マンとセブンが登場する。救出に向かう前のマンとセブンは人間の姿、すなわちハヤタとダンの姿になって握手を交わす。
もし彼らが帰マンの後に地球を守る任についたとすると、当然マンもセブンもハヤタやダンの姿にはなれないはずだ。
何故なら、マンはベムラ-を地球に追って来た際に誤って死なせたハヤタに命を与え地球に留まった。
セブンの地球滞在時の姿は、薩摩次郎という実在する勇敢な青年のコピーだ。
つまり、地球を守りにやってくる前の彼らはハヤタやダンの存在は知らないはず。だから彼らの姿に変身出来ようはずもない。

よって…

やはり私はマン→セブン→帰マンという順番が一番スッキリすると思うのですが。
でも、「ジャミラの1993年死亡」というヤッカイな問題が…。

ジャミラ放置プレイ説

御存知の通り、ジャミラは怪獣ではなく人間だ。ロケット事故で、ある星に不時着した宇宙飛行士の変わり果てた姿。
当然地球人は彼のことを死んだと判断して墓を立てたんだろうけど、墓標に刻まれている年月日はジャミラがロケット事故にあった日ではなかった! というのはどうだろう?

宇宙船に積んである燃料や食料の備蓄量から逆算して、まあこれぐらいは生き延びられるだろう、と大雑把に算出した年月日が1993年だった…。
その間、人類はまあ20年後ぐらいたてば確実に死ぬだろうからとタカを括ってジャミラの救出に向かわなかった。だから業を煮やしたジャミラは怪獣化し、人類に復讐しにやってきた。
「てめーら、よくも俺を助けに来ずによその星に放置しやがったな!!」と。
SMマニアの国連事務長が、「ジャミラ君、あれは放置プレイの一種でね。ははは、冗談だよ」とやったものだから、ジャミラの怒りは心頭に達して、ますます狂暴化。で、マンとのの聖水プレイの果てに昇天したという…。
性的嗜好の差から生まれた悲劇的な事件ではあった…。
あるいは生前葬の走り?
もっとも本人の了承を得ていない生前葬ではあるが。

…という説じゃフザケ過ぎ?

誤植だ、誤植!

いや、そんな七面倒な理由じゃなくともいいじゃないか。あの墓標はね、お墓屋さんが数字間違えたんだよ。

そう、誤植だ、誤植!!
「VOW」にもよく載っているでしょ。標識や看板などの誤植が。
路上の「とまれ」が「とれま」だったり「まれれ」だったりするのが。
だからジャミラが出現したのは1993年以降ではない!
1970年代である!と強引に納得することにしよう。

結論

というわけで「怪獣やっつけ組織」の推移の疑問が、ウルトラ兄弟登場の順番問題に発展してしまいました。重箱の隅を突っつけば数々の疑問点が出てくるでしょうが、それがウルトラシリーズの価値を損ねるものでは全くないどころかむしろ、こういう些末な事柄をいい年した大人がああでもない、こうでもないと議論したり考えをめぐらさせること自体、ウルトラシリーズは凄いんだなぁと思ってしまう次第。

何にも考えずに「やっぱ、えーなー」とウルトラの世界に浸るのが一番良いのかもしれないが、あーでもない、やっぱりこうなのかな?という考えをめぐらせることも出来るのが、このシリーズの面白いところなんだよね。 と、強引に結論(笑)。

記:1999/09/04

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