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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

ウルトラセブンの正体

      2016/03/22

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「灯台下暗し」とでも言うべきか、諸星ダンの正体がウルトラセブンだということに、ウルトラ警備隊の隊員たちは最後まで気がつかなかった。

ところが、地球侵略を目論む宇宙人たちは、さすがに事前調査を怠らなかったとでも言うべきか、セブンの正体を知っている宇宙人も多かった。

しかも、諸星ダンからセブンに変身するためには、ウルトラ・アイが必要だということまで知っている宇宙人もいるのだから、彼らの調査能力には恐れ入る。

いや、もしかしたら、侵略宇宙人の間には「地球攻略マニュアル」のような情報が流布していて、そのブラックリストにセブンと諸星ダンの名前が挙がっていたのかもしれない。

あるいは、地球人には無い透視能力をもっていて、宇宙人が地球人に化けていても、すぐに分かっちゃうとか?

おそらく、宇宙人にとってみれば、地球侵略にとって一番の邪魔者がセブンで、セブンを倒しさえすれば、いや、それ以前に諸星ダンをセブンに変身させなければ良いという考えに行き着くのだろう、ウルトラ・アイを盗もうとする宇宙人が多かったような気がする。

エレキングが登場する第3話の「湖の秘密」で、諸星ダン、早くもウルトラ・アイをピット星人に盗まれている。もっとも、ピット星人の場合はたまたまポケットに入っていたから盗んでみただけなのかもしれないが……。

一度、ウルトラ・アイを盗まれたんだから、次回からは盗まれぬよう別のところに隠すなりして、盗難には充分に気をつけるべきなのに、また翌週の第4話でも、今度はゴドラ星人にウルトラアイが盗まれるという体たらく。
なんだかなぁ。

宇宙人の方も、ウルトラセブンは地球上ではウルトラ警備隊の諸星ダン隊員に扮していて、ウルトラ・アイを使って変身するという情報を掴むぐらいの調査能力があるのだったら、もっと綿密な計画を立ててから地球を侵略しろよな、と思っうが、侵略されるのはイヤなので、杜撰な計画で地球を襲って敗れ去ってくれた宇宙人には感謝すべきなのかもしれない。

記:2001/08/17

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