夜戦ガンキャノン制作レポート

      2021/02/08

ラッカー系のパープル

最近、ガンプラを塗装する際は、隠し味として紫(パープル・クレオスのラッカー系)を塗ることがマイブームになっています。

隠蔽力のあるマホガニーや黒、あるいは銀や黒鉄色を下地に塗ると言うスタイルは昔から変わらないのですが、その次の作業として紫を塗るのです。

紫をそのままべた塗りして、一旦毒々しい色にすることもあるし、塗りたい色にパープルを混ぜて、第二の下地を作ることで変化をつけることもあります。

自分の中では、料理に例えるなら、マホガニーはダシで、紫は隠し味だという認識です。

なぜ、紫を使うようになったのかというと、理由は単純で、クレオスのパープルが余りまくっているからです。

ずいぶん昔ですが、トリプルドム(ドム三体)を作ろうと思って、結局作らずじまいで誰かにあげちゃった為、準備していた塗料の使い道がなくなったからなんですね。

紫→黒

で、紫をもっと積極的に使ってみよう!ということで、今回選んだガンプラ題材が、ガンキャンのリヴァイヴ。

ガンプラ HGUC 190 機動戦士ガンダム RX-77-2 ガンキャノン 1/144スケール 色分け済みプラモデル
機動戦士ガンダム RX-77-2 ガンキャノン 1/144

これ、寝そべったポーズも出来るという可動範囲の広さと、顔が小さい平成体型(?)売りのリメイクヴァージョンなのですが、最初は設定色通り、赤で塗ろうと思っていました。

ところが、先日、近所をぶらぶら歩いていたら、空き地に黒い板が放置されているのを発見。ベニヤ板のような薄い板が黒いペンキで塗られており、この黒とペンキの剥げ具合が妙にツボだった為、黒っぽいガンキャノンにしてみようと思ったわけです。

アメリカの夜間爆撃機にはブラックウィドウ(P-61)というのがありますしね。

黒っぽいガンキャノンは「人型大砲夜戦型」ということにすればいいやと思ったわけです。

メリハリ出すのが難しい

しかし、単に黒を塗るだけでは、味気ないノッペリとした作品になることも、以前作ったエヴァ3号機の失敗で身にしみています。

ですので、単純な黒ではなく、様々な色が入り混じった黒にしようと思ったわけです。

そこで紫。

マホガニーの下塗りをした後は、紫を全面に塗り、その上から黒、ではなくて、黒っぽいグレー(ジャーマングレー)や、黒っぽい青(ミッドナイトブルー)などを重ねていきました。

それでも、やはりメリハリを出すのって難しいですね、黒っぽい色は。

アクセントとして凹んだところにはオレンジ色を流し込んだりと色々と工夫をしてみたのですが、あまり効果はなく、立体感の乏しい出来になってしまいました。

最後に、のっぺりとした感じをごまかすためにタミヤのウェザリングマスターを擦り付けていますが、余計にのっぺりした感じになっちゃったかな。

明るめのエナメル塗料でドライブラシをかけ、モールドを浮かび上がらせるのもいいかなとも思ったのですが、やめました。

かっこよい黒を立体感ある感じで塗ること。
これ、今後の課題です。

おそらく、しばらく寝かせた後に改修を施すかもしれません。

記:2017/03/13

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