inner flight #1/ベースソロ

      2016/04/30

Pocket

tunnel

エリック・ドルフィーの死後、ブルーノートから発表された『アザー・アスペクツ』というアルバムがあります。

一言、怪しいアルバムです。

Other AspectsOther Aspects

フリージャズがかった演奏や、民俗音楽的なアプローチの演奏もはいっており、おそらくドルフィーにとっては実的なレコーディングだったのでしょう。

生前ドルフィーは「この音源は発表してくれるな」と言っていたという話をどこかで読んだ記憶があるのですが、思いっきり出ちゃってますね~。

天国のドルフィーにとっては、おのれ~出したヤツめ!なのかもしれませんが、ドルフィー好きとしては、ドルフィーのまったく別の一面を垣間見れた嬉しさと、覗いてはいけないものを覗いてしまった背徳感からく妙な喜びのようなものもあり、いつも複雑な気持ちで聴いております。

特に《ジム・クロウ》と《インプロヴィゼーション・アンド・タクラズ》という二つの曲がヤバ怪しくて最高なんですが、この2曲に関しては、いずれ別な記事で触れるとして、これらヤバヤバ曲のナンバーの合間に挟まれるフルートソロがいいんですよ。

幽玄な雰囲気をたたえている上に、ドルフィーらしい軽やかさもあるこれらの曲のタイトルは《inner flight #1》と《inner flight #2》。

おお、タイトルかっこいいぞ!

ベースで「内面への飛翔」を試みたら、どんな感じになるんかいな?と考え、当時愛用していたフェンダー75年製ジャズベースのフレットレス、ピックアップはバルトリーニを取り付けたものに、マクソンのアナログディレイをつなぎ、何も考えずに即興で弾いたものを録音したのが、以下の動画でアップした《inner flight #1》です。

ドルフィーさん、すいません!タイトルをパクってしまって。

録音したのは1993年なので、もうあれから22年も経っているのですね。

月日が経つのは早い!

しかも録音した季節は真夏の夜だった記憶が。

汗水たらしながら、自室の隅っこでテープ式のMTRにシールドを差し込み、何も考えずにフラフラとベースを弾き、録り直しはすることなく、一発で録音を終了させた記憶があります。

20年ぶりぐらいに聴いてみると、ディレイをかけすぎな気もするのですが、眠くなれるので、個人的にはなかなか心地よいマドロミミュージックかなぁ、などと思っておりまする。

ジャズベース特有の、カドカドした成分が綺麗に取れて、甘く丸〜い音になっているので、この音色は個人的には結構気に入っています。

記:2015/10/08

 - 創作 , ,

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。