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寒冷地ジムをアクリル筆塗り塗装/HGUC 1/144 RGM-79D ジム寒冷地仕様 (機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争)

      2018/12/12

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寒冷地仕様は、ジムの中では一番好きかもしれない

寒冷地仕様のジムを塗装してみたいと思います。

これは以前、息子が素組みで作り、ガンダムマーカーでスミ入れをしたものです。

過去の日記を読み返してみると2011年の2月に作っていますから、もう7年以上前のものなんですね。

参考:【三文日記】2011年2月

押入れのジャンクパーツボックスをあさっていたら出てきました。

寒冷地ジム、そういえば、けっこうカッコいいですね。
あくまでジムの枠組みの中でですが。
でも、ジムの中では一番好きかもしれない。

もちろんユニコーンに登場するジェスタなんかも好きですが、もはやジムじゃなくてもエエんでね?と思っているので。
でも、型式番号がRGM-96Xだから、ジェスタも立派なジム系列の機体。
でも、雰囲気はすでに「ジムな感じ」を超越していますよね。

MG 1/100 RGM-96X ジェスタ (機動戦士ガンダムUC)

ちなみに、私が考える「ジムな感じ」は、こういうイメージです。

参照:軽量化ジ・オ高機動型/HGUC PMX-003 ジ・オ改修記
>>海ジム(ふつうジム)制作記/RGM-79 ジム from 機動戦士ガンダム

参照:ジムの腕にビームサーベルがグサッ!

なので、あくまで私の脳の中での「ジムの枠組み」の中で、もっともカッコいいんじゃないかと考えている寒冷地仕様のジムをジャンクボックスの中で、ジャンクパーツの中に埋もれっぱなしなのは勿体無いと感じたわけです。

そんなわけで、塗装をほどこしてお化粧直しをしてみようと思います。

サフ無し、アクリル塗料の筆塗り

そもそも、なぜ、いまさら寒冷地ジムを塗ってみようと思い立ったのかというと、最近の自分の塗装プロセスがワンパターン化していることに気づいたからなんです。

サーフェイサーを吹いてから基本色を筆塗り、そして最後はフィルタリング、スミ入れ、ドライブラシでフィニッシュという流れ。

ま、自分なりの作り方を持つことは悪いことではないのですが、将来的には、最初から最後まで筆塗りのみで見栄えの良い作品を作りたいという気持ちが強いんですね。

もちろん、サフを吹いた後の塗装作業は、ほぼ筆塗りなんですが、最近の自分はサフに頼りすぎているのではないかと。

いや、缶スプレーのサーフェイサーは便利で良いんですよ。

チャカチャカ80回ほど降って、蓋を開けて、あとはパーツのプラ面にプシュっと吹き付けるだけ。

これを2~3回繰り返すだけで、プラスチックの表面のほとんどがサフの塗膜で覆われるので、乾燥後に筆塗りをすると塗料の食いつきがとても良いのです。そのうえ、後始末もものすごくラク。
だって缶のキャップを締めるだけ。
準備も後始末もラク。
これってすごく大事ね。
面倒くさがりな私にとっては、ものすごく重要。
私がエアブラシを使わないのは、準備も後片付けも時間がかかるから。

たったこれだけの理由で、「エアブラシ不使用」という表現の領域を著しく狭めているのだから、自分った小さい奴だなと思うことしきりなのですが、ベースでいえば、指弾きオンリーでピック弾きもスラップもしない、フレット付きはなるべく弾かず、エフェクターも極力使用しないという無い無いづくしを自らに課すことによって、そこから生まれる創意工夫や見えてくることも確かにあったので、敢えて「これをやったらアカン!」という禁則事項を設けることは必ずしも悪いことではないと考えています。

しかし、問題は、サフ無しで、洗浄をしていないプラの表面に筆塗りする作業って、私、かなりへヘタクソなんですよ。どうしても塗膜が厚くなってしまう。

せっかちなんで、2回くらいの作業でプラの下地が見えない状態にしちゃおうと考えて塗るので、あまり塗料を薄めずにボテッと塗ってしまうんですね。

本当はパーツを洗浄したほうが良いんですよ。
剥離剤(離型剤)を落とすために。

剥離剤は、模型のランナーを成型する際、金型とプラスチックがくっついてしまわないように金型に塗られるものなのです。

これがついたままで塗装すると、メーカーや商品にもよるのですが、塗料のノリが悪いことがあるんですね。

だから、本当は中性洗剤で軽く洗って剥離剤を落としてから塗るべきなんですが、そして、ぬるま湯で剥離剤を落としてからの塗装のほうが塗料の乗りが良いということも体感してはいるんですけれど、その作業も面倒臭いので、ほとんどの場合、ランナーやパーツは洗浄しないで筆塗りを開始ししてしまいます。

組み立ての際にパーツは手でペタペタいっぱい触っているから油分も落ちてるだろう、っていいながら、じつは、別の油分(人体の脂)をくっつけているというアホな私ですが、いったいぜんたいどれだけ面倒くさがり屋なんでしょうね。

とにもかくにも、このジムの塗装方針は、アクリル筆塗り、サフ吹きも、パーツ洗浄もしない、仕上げはウェザリングカラー。
だいたい、こんな流れで塗っていこうと思います。

頭部のアンテナ無し

それはそうと、この寒冷地ジムは、我が家の唯一の「被災者」でもあります。

そう。2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で、東京も揺れに揺れましたが、幸い我が家は大きな被害はありませんでした。

しかし、帰宅してみると、息子の机の上に飾ってあったほとんどのガンプラが倒れていました。

あの、安定感抜群なジ・オでさえ倒れていたのですから、相当な揺れだったのでしょう。

意外なことに、なぜかアッガイのみ倒れていなかったという。

ほぼすべてのガンプラは倒れていたものの、パーツの破損はありませんでした。

しかし唯一、寒冷地仕様のジムは頭部のアンテナが折れていたのです。

ですので、今回塗装する寒冷地仕様のジムは、頭部のアンテナの根っこの部分にペーパーがけをして、「アンテナないバージョン」のジムとして作っていきたいと思います。

頭部の向かって左側の箇所のアンテナが破損していますね。

小さくてわかりづらいかもしれませんが。

百式ライフルを持たせる

さて、寒冷地仕様ジムを塗装するにあたり、右手を取り換えたいと思います。

ビームサーベルを持った状態のものがデフォルトですが、そして、手とビームサーベルと一体成型されたパーツは、なかなか秀逸だと思います。

しかし、背中のランドセルにすでにビームサーベルの束が接着されているんですよね。

ジムは基本、ビームサーベルは1本。
少なくとも寒冷地仕様のジムには、ビームサーベルの束を収納する場所は一か所しかない。
なのに、なんで2本装備しているねん?!って感じなので、ビームサーベルを持っている手を他の手に取り換えます。

ジャンクボックスをあさっていると、昔のHGの百式のライフルを発見!
リヴァイヴの百式ではなく、金メッキっぽいパーツがメインのキットですね。

これを持たせるための手のパーツはないのかな?と探していたら、サンダーボルト版の旧ザクの余った手首がジャストフィット!

よく見ると、指の形が違うますね。

ジムの指は角張っているけれど、ザクの指は丸っこくてふくよか。

しかし、まあそこは目をつぶって作業を進めていきます。

どうせ、左手のパー状態の手はシールドで隠すつもりなので。

パーツ分割、下塗り塗装

下塗りをするにあたって、各部位のパーツを分解できるところまで分割しました。

いったん、箱の中に入れて、ゲート処理の甘いところなどをチェック!

箱の中には、百式のライフルとそれを握る手がはいっていませんが、別なところで、接着したものを乾かしています。

そして、筆塗りによる下塗り、第一回!

アクリル塗料のハルレッドを顔面のクリアパーツのバイザー以外の箇所を下塗りしました。

まだ、第一回目の筆塗りなので、プラスチックが透け透けです。

二度目の筆塗りは、ハルレッドだけではなく、フラットブラウンやレッドブラウンなどを要所要所に混ぜて、プラスチックの地肌が出ているところを中心に塗装。

これでだいぶ地肌は隠れてくれましたが、さらにダメ押しの三度目塗りで、NATOブラックなども要所要所に混ぜて塗装をすることにより、ほぼプラの地肌は隠れてくれました。

下塗りを終えた時点で、いったん組立ててみました。

組み立ての段階で、パーツがこすれて、プラの地肌が露出してしまった箇所がいくつかあります。

引っ掻き傷のような白い箇所がそうです。

やはりラッカーやサフの下塗りせず、いきなりプラの地肌にアクリル塗料を塗ると、こうなってしまうのは致し方ないかもしれませんね。

これが、戦車などのAFVモデルであれば、それほど動かしたり、あちこち触るわけではないので、ひっかき傷のような塗料のハガレはないのでしょうが、ガンプラの場合は、どうしても関節を動かしたり、塗装の過程で組み立てたりバラしたりしますから、傷が出来るのは仕方がないことなのでしょう。

もっとも、今回の「ジム塗装」は、そのようなことを観測するための、いつもとは異なる塗装実験も兼ねていますから、次回はラッカーを下塗りした後にアクリルを重ねてみようと思います。

スポぽん塗装

下地に塗ったハルレッドが乾いたら、基本色をスポぼん(スポンジぽんぽん塗装)をしていきます。

白いところは、ロイヤルライトグレー、フラットホワイトの順番で。

グレーの箇所は、ダークグレー、オーシャングレイ2(イギリス空軍)の順で。

シールドをスポぽん中。

ムラなく下地の色を塗りつぶすのではなく、むしろ下地が見えるくらいにしておくのがコツ。

そうしないと、せっかく下塗りをした意味がないですからね。

ラッカー系の場合は、塗り重ねをすると下地が溶けて面白い効果が生まれるのですが、タミヤの水性アクリル塗料の場合は、上塗りしても下地が溶けだすことはないので、下地の色をわざと露出させるように塗らないと、単なる厚塗りで終わってしまうのです。

スポぽん塗装終了!

後姿。

スミ入れやドライブラシをしなくても、スポぽん塗装をすれば、ここまで簡単に立体感とメリハリを出すことが出来るのです。

完成!

最後にクレオスの水性ホビーカラーの焼鉄色でスポンジブラシ。

乾いた後に、「ちょっとやり過ぎたかな?」と感じる箇所にのみ、タミヤのウェザリングマスターのスノーをこすりつけて、ジム寒冷地仕様の塗装を終了しました。

正直、最後の焼鉄色とウェザリングマスターは蛇足かな?

かえって、ボッテリとした感じになってしまいました。

やり過ぎず、「もうこのへんでストップ!」という見極めがつく感性も鍛えたいですね。

とはいえ、北でけなげに働く「人型建機」な雰囲気は出せたと思うので、個人的には満足しています。

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