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百錬アッパーカット~ジェット・アッパー?ラベンダー?

      2018/07/04

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ジェット・ラベンダー

先日購入したガンプラの「百錬」。
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場したMSですね。

箱の中身のパーツを物色する前に、設計図(取説/取り扱い説明書)の完成見本写真を見ると。

ひときわ目を引いたポーズがありました。

おお、強そう。

まるで『リングにかけろ!』の河合武士のスーパーブロー、ジェットアッパーが決まった瞬間のようなポーズですな。

あれ?
ジェットアッパーは右だったっけ?

だとすると、この左手アッパーのポーズは河合さんの必殺フィニッシュブローの「ジェット・ラベンダー」ですな。

「ギリシア12神戦」でオーデコロンをつけて試合に臨むというナルシストボクサー、ナルシサスを撃破した究極のフィニッシュブローですな。

あるいは、カイザーナックルを装着した高嶺竜児が放つ「ウイニング・ザ・レインボー」?

いや、ウイニング・ザ・レインボーは右手だったような。

「殴」の魅力

ま、そんなことはどうでもいいんだけれども、なぜ、ここでカイザーナックルが出てくるのかというと、カイザーナックルって、指に装着する凶器じゃないですか、要するに。

『リングにかけろ!』の物語内では、もっと神聖かつスーパーナチュラルな聖器というような描かれ方をしていましたが、要するに相手を殴るためのナックルダスター(メリケンサック)のようなものです。

この相手を殴るためのカイザーナック……、いや、ナックルダスターというか、僕深部のグローブみたいなものが、百錬にも装備されているんですね。

それは、腰のアーマーをご覧になっていただければ分かると思います。

腰部のアーマーの下中央に白い物体がありますよね?

これ、ナックルガードなんです。
これを取り外して、マニピュレーター(手)に装着して、相手を殴るわけですな。

こんな風に。

なんとも合理的、かつ原始的な。

合理的というのは、MS(モビルスーツ)の指って、ライフルなどの銃器のトリガーを引いたり、荷物を運搬したりといった操作もするわけで、そんなデリケートな操作をする部位で、思いっきり相手を殴ったりしたら、あっという間に関節などのパーツがボロボロになってしまいますからね。

だから、それをガードするための指を守るためのカバーということなのでしょう。

そして、原始的というのは、人類が火星にまで到達し、火星で生活できるまでに環境を改善できたほどの科学力を有する時代の兵器にしては、かなり原始的な戦いかただよな~、と。
それに関しては、様々な設定がなされているため、理解すれば、「ああなるほどね」と腑に落ちるといえば落ちるのですが。

基本、ガンダムの「宇宙世紀」ものと違って、ビーム兵器がない世界の、ある意味原始的な、巨大な鉄器と鉄器同士が、巨大な鈍器をもってガツンと殴りあう。

そんな原始的でハラにガツンとくるリアルな「打」の魅力を感じながら、そういえば私は『鉄血のオルフェンズ』を観ていましたね。

よく『仁義なき戦い』が引き合いに出され、実際にそれのオマージュと取れるような内容もあるにはあるのですが、むしろ私は『戦闘メカ・ザブングル』の乾いた大地を思い出し、また地上でのMS同士の闘いは『装甲騎兵ボトムズ』のローラーダッシュを思い出したりしながら見ていました。

もっとも、そのような諸作品のことを持ち出すまでもなく、『鉄血』は『鉄血』で、従来のガンダムシリーズにはない魅力をたしかに有していた作品だったと思います。

記:2018/03/01

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