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ジャズと映画とプラモの日々:高野雲

コマツ G40 ブルドーザー(タミヤ 1/48)制作記

      2018/07/19

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たまにはスケールモデル作り

久々にガンプラ以外のプラモを作ります。

タミヤから出ているコマツのブルドーザー。

渋い。カッコいい!

モデラーのらいだ~Joe氏は「モビルスーツは建機である」という名言をご自身のブログで主張されていますが(⇒こちら)、私もまさにその通りだと思います。

太平洋戦争中、アメリカは上陸、占領した島に飛行場を迅速に築き上げていました。
このスピード設営に貢献していたのがブルドーザー。

当時の日本は、人力でしたからね。

ブルドーザーの存在を知った帝国海軍施設本部は、小松製作所にブルドーザーの短期開発を命じます。

そこで出来上がったのが、このG40。

初の国産ブルドーザーです。

海軍は「一型均土機」と名付けています。

なるほど、ブルドーザーは適正外国語ですからね。
均一に土をならす建機という意味なのでしょう。

昭和18年初頭から終戦までの間に150台が生産され、北方や南方の各戦線に送られています。

もっとも、当時の制海権はアメリカが握っていたこともあり、輸送中に撃沈された艦艇も少なくなく、戦線に届くことなく海底に眠っているG40も少なくないとのことです。

しかし、当時の小松製作所の技術の粋が投入されたG40があったからこそ、戦後の建機の開発と発展の礎になったのです。

そして、2007年には歴史に名を残す機械技術開発遺産として日本機械学会が認定する「機械遺産」として認定されました。

そんな日本人の知恵と技術の結晶のようなメカをこれから作るのですから、ちょいと緊張しています。

1/48スケールゆえ、細かな部品も多いため、破損させずに慎重に組み立てないと先人の技術者たちに失礼ですからね。

箱の中

コマツブルドーザーの箱の中です。

今も昔も変わらぬタミヤらしい丁寧な梱包。
そして詳細な取説(取り扱い説明書/設計図)と、さらにコマツブルドーザーの開発史が記された解説も別紙で付属。

昔は、タミヤの主に戦車模型の解説書に書かれた丁寧かつ詳細な解説を読むのが楽しくて、ずいぶんと勉強になったものです。

このコマツブルドーザーの開発も例に漏れず。

世界の小松建機の社史の勉強にもなります。

キットの部品など

キットの部品を並べてみました。

ランナー2枚にシールとシンプルな構成です。

細かな部品が多いので、ニッパーで切り出す際には細心の注意を払う必要がありそうです。

それにしても一体成型の覆帯(キャタピラ)周りのモールドが素晴らしい!

さすがタミヤ!って感じです。

Aランナー

Aランナーです。

いやぁ、やっぱり履帯周りのモールドが素晴らしい!

ひとつのパーツでこれだけの細かさ!

RE/100 イフリート改の肩のスパイクアーマーを一体成型でパーツ化しちゃったバンダイの技術も凄いですが、車体の足回りを一体成型で再現してしまったタミヤの技術も凄い!

▼イフリートの肩

参考記事:素組み!イフリート・改 RE/100 from 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY

ランナーを眺めているだけで時間が経つのを忘れてしまいそう。

組み立てるのが勿体ないくらいです。

Bランナー

Bランナーです。

油圧式アームのホースのくねくねがリアルに再現されていますね。

日本兵のフィギュアは小さ!

1/48ですからね。

昔からフィギュア塗装は大の苦手なので、フィギュアは作らず、塗らずで、作るのはブルドーザー本体のみになるかもしれません。

シール

海軍のインレットマークなどのシール類です。

かなり細かいです。

貼るかどうかは分かりませんが……。

取説と解説

取説と解説です。

コマツブルドーザーの歴史は、作る前にぜひ読んでおくと良いです。

よっしゃ、ニッポンの技術の歴史を作るぞ~!と気合いが入ります。

組み立て完了

コマツブルドーザーの組み立てが完了しました。

たった2枚のランナーしかないキット。
⇒だから部品が少ない
⇒楽勝!

と思ったら大間違い。

けっこうひとつひとつのパーツを丁寧に切り取り、破損しないように接着していったらかなりの時間を要してしまいました。

ランナーに付いている部品を見ているだけでは分からないパーツが少しずつ組みあがり、少しずつカタチになってゆく過程が楽しくて。

運転席のレバー類、けっこう多いんですよ。

下から。

正面から。

見る位置、角度によって、様々な表情を見せてくれる車両です。

塗るのが楽しみです。

黒サフ吹き

黒のサーフェイサーを吹きました。

ブルドーザー本体から少し距離を置いて、シュッ!と一回。

奥まったところに黒い色が乗ればOK。
それぐらいの感覚で。

オキサイドレッドを噴霧

黒のサーフェイサーが乾いたところで、今度はオキサイドレッドのサーフェイサーをシュシュっと吹き付けました。

一回軽く吹いてちょい乾かし。

20分くらい乾かしたら、今度は黒サフやプラの下地が透けて見えるところを中心に噴霧しました。

なかなかイイ感じです。

もうここで手を動かすのを止めて、これで完成!ってことにしてもいいかなってくらい、色々な角度からしげしげと眺めてしまいました。

NATOブラックを重ね塗り

オキサイドレッドの上にタミヤ・アクリル塗料のジャーマングレーを塗りました。

溶剤でほどほどに薄めて、平筆で塗り残しを気にせずにいっきにススーっと塗りました。

1日ほど乾かした後に、これをベースに色々な色を塗り重ねていきたいと思います。

ジャーマングレーを重ね塗り

オキサイドレッドの上にタミヤ・アクリル塗料のジャーマングレーを薄めて筆塗りをしました。

今回は、生まれて初めてアクリル塗料を水で薄めて塗ってみました。

もちろんアクリル塗料は筆の水洗いが可能で、薄めるのも水でOKということは知っていたのですが、タミヤからアクリル塗料が新商品として出た頃から、なぜか私は薄める時や筆を洗うときは必ず専用の溶剤を使っていたんですね。

でも、様々な模型サイトをネットサーフィンをしているうちに、水で薄めて使っているモデラーさんもいらっしゃることに気が付き、試してみようと思ったのです。

結果は大正解。

下地に吹いたサーフェイサーのオキサイドレッドが良い具合に透けてくれています。

もうこの段階で筆を止めて「ハイ完成!」としても良いぐらいに個人的には思っているのですが、せっかくだから、もう少し明るい色を水で薄めて塗り重ねてみましょう。

ダークシーグレーとジャーマングレーの混色を重ね塗り

アクリル塗料のジャーマングレーにダークシーグレーを1:1の比率で混ぜ、水で薄めたものを筆でシャバシャバと塗りました。

本当にシャバシャバって感じ。

ラッカー系塗料を筆塗りする際は、下地の塗料を溶かしてしまわぬよう筆返しは極力避けていたのですが、水で薄めたアクリル塗料を乗せる場合は、そのような心配は一切なしなので、もう何度も薄い液体をシャバシャバと筆でなすりつけるような感じです。

それがまた楽しいんですね。

乾いたら乾いたで、筆の後が微妙な線となって残っている。

これがまた面白い「味」となってくれるんですよ。

もうこの段階でストップして「はい完成!」としても良いと思ったのですが、せっかくですからもう少し明るい色を乗せてみたいと思います。

ダークシーグレーを重ね塗り

水で薄めたアクリル塗料のダークシーグレーをさらに上から重ね塗りました。

運転席からチラリと透けてみえるオキサイドレッドがいい感じです。

塗り残しが各所に散見されますが、とりあえず基本色はこれぐらい明るくすれば大丈夫かな。

この後スミ入れ等をしているうちに、だんだん暗くなってきちゃいますからね。

最初は明るすぎるくらいがちょうど良いのかもしれません。

部分塗装レッドブラウン

座席のシートや油圧パイプなどをレッドブラウンで塗り重ねました。

シートはもっと色あせた色にしないと。

なんだか「ここだけ新品感」がムンムンと漂っていますからね。

足回りにレッドブラウンとオレンジ

転輪、履帯周辺の足回りを中心にレッドブラウンやオレンジを水で薄めて、ビショビショと色を乗せていきました。

泥汚れが乾燥したような感じが出ていれば良いのですが。

だいぶボロッちくなってきました。

そろそろアクリル塗料のびしょびしょ水遊びはストップしましょう。

ブラックをスミ入れ

タミヤのスミ入れ塗料のブラックで窪んだところを中心にザックリとスミ入れをしました。

つや消しのアクリル塗料を、何層にも薄く塗り重ねている間に、色彩の変化はついたものの、どこかカサカサと乾燥したような表面になっていた中、エナメル系でスミ入れをすると、多少潤いのようなものが出てきました。

乾いたら別の色でスミ入れをすることを考え、万遍なガッツリと積み入れをし過ぎず、けっこうアバウトな感じでスミ入れをしています。

ブラウンをスミ入れ

タミヤのスミ入れ塗料のブラウンを各モールドに流し込みました。

うーむ、どんどんボロッちくなってきていますね。

凹凸の凹の部分の強調はそろそろストップして、次は仕上げに凸の部分に移行しようかな。

といっても、もうこれで完成!ってことにしてもいいかなとも思ってますけど。

無理してドライブラシしなくても、充分これでメリハリついているし。

やり過ぎて、単に汚いカタマリになってしまうのも、なんだかイヤですからね。

とかいって、もう既に汚いカタマリですけど……。

~つづく

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