ヤッターマンの試写を見てきました

   

『ヤッターマン』は私が小さい頃、土曜日の夜には欠かさず見ていた番組です。

現在、リメイク版も放送されていますが、そちらのほうも息子と欠かさず見ているほど、ヤッターマン好きなのです。

▼DVDで、見てない回もチェック済み(*`▽´*)v

なので、今回の」深田恭子がドロンジョ役!」という鳴り物入りで実写化された映画版は、気になって気になって夜も眠れないほどだったのです。

doronjo
(C)タツノコプロ/ヤッターマン製作委員会

そして、昨日、待ちに待った実写版「ヤッターマン」の試写会に行ってきました。

監督は鬼才・三池崇史。

ヤッターマン1号が嵐の櫻井翔、2号が福田沙紀(“2号さん”というと怒られます)。

期待が大き過ぎたことを差し引けば、全体的にはまあまあかな、っていうのが率直な感想で、でも、作り手のヤッターマンに対しての「ヤッター愛」はビンビン伝わってくる内容でした。

思い入れといえば、そう、ボヤッキー役の生瀬勝久が素晴らしかった。

彼は、昔から「ネズミ男とボヤッキーの役をやりたい」と言っていただけのことはあり、思い入れたっぷりの演技、いや演技を越えたボヤッキーそのものになりきっていました。

生瀬ボヤッキーを見れるだけでも、見る価値アリ?

おなじみ「女子高生の皆さん」も健在っす(笑)。

ドロンジョに対しての献身的な愛。ドロンジョを慕い、ドロンジョの恋に揺れ、ドロンジョの失恋に怒り狂う生瀬ポヤちゃんの姿は、ボヤッキー以上にボヤッキーでした。心からボヤッキーしてたよ。拍手!
あと、ケンドー・コバヤシのトンズラもいい感じでしたね。

アニメだと、ドロンボー3人の中ではもっとも目立たないというか、力自慢のオマヌケ役の域を出なかったトンズラですが、映画版では人間味たっぷり。

ボヤッキーはどこまでもドロンジョに一途な思いを捧げていますが、そんなボヤッキーの一挙一動に深い気遣いを見せるケンドー・コバヤシ版トンズラは、なんと友情に厚い男なことか!

「ぼややん、我慢やで~」などと、常にドロンジョを痛々しいまでに慕うボヤッキーを案じ、気遣うトンズラの姿には美しい男の友情を見た!(ちょっと大袈裟)

さて、ドロンジョなんですが、深きょん(深田恭子)がドロンジョを演じるということがこの映画の最大の話題であり目玉ではあったのですが、ルックスはうーん、かんぺきにドロンジョ!なんですが、ネックは声かな。

あと、ま、ストーリーからの縛りもあって仕方がないのですが、私がイメージするタフなドロンジョと比べると、かなりナイーヴなドロンジョでした。

彼女独特のまったりと甘い声は悪くはないのですが、声にパンチがないので、どうしてもアニメ版の小原乃梨子の強烈なまでにキャラが確立され過ぎた声のイメージが頭から焼きついて離れない私からしてみると、深田恭子版ドロンジョの声にはちょっと違和感かな、と。

ヒステリックにカン高くパンチのある声で放たれる「やっておしまいっ!」も、深キョンの柔らかなトーンの「やっておしま~い」で命令されても、なんというか、もし私がボヤッキーだったら、反射的に「あらほらさっさ!」とはなかなかいかないわけです(笑)。

そういえば、劇中では「あらほらさっさ!」というセリフがなかったような。

「やっておしまい」→「あらほらさっさ」のリズムが好きな私としてはちょっと残念。

でも、生活感や人間味があまり感じられない主役のヤッターマンよりも、敵役のドロンボーたちのほうが人間味あふれ、キャラ立ちしているという点はアニメ版と一緒で、嬉しくなってしまいました。

あとは、色々と書きたいことがあるので、また折にふれて書きます。
3月7日から公開なので、ヤッターマン好きは見ておくべきでしょうね。

私のような親子そろってヤッターマン好きな一家は、家族揃って見に行きましょう。

ヤッターワン
(C)タツノコプロ/ヤッターマン製作委員会

5mの巨大ヤッターワン。

赤いので一瞬、シャー専用メカゴジラかと思ってしまうルックスでした。

ただ、メカメカしていて表情に乏しいためか、アニメのように親しみやすいロボットというイメージはありませんでしたね。

記:2009/02/11

 - 映画