「ブス論」で読む源氏物語 2000/01/28

2020-03-17

大塚ひかり 『「ブス論」で読む源氏物語』読了。

平安中期に根付いた浄土教をベースに展開される当時の人々の「身体論」への展開は興味深い考察だ。

私は今も昔も清少納言派だが、執拗にブスを描写した紫式部の透徹した視線は、画家のそれに通じるものがあると感心すると同時に、宮仕えでは冴えなく鬱屈した生活を送りつつも、日記や物語で才覚を発揮する「現実」と「非現実」の狭間での彼女の葛藤は、現代人の「分裂質(境界例)」にも通じるものがあると思った(HPで御立派なことを仰っている人にも多そうな気がする)。

三文日記

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