【三文日記】2000年4月

      2023/02/11

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4/1(sat)

朝に帰宅し、ブルース・リー自身のナレーションによる『ジークンドー』のビデオを見ながら息子と遊ぶ。

午後は女房が美容院に行っている間、ハイハイ・レースをして遊んであげたので、息子、上機嫌だったが、調子に乗りすぎて女房のサックスのハードケースに膝をしたたかに打ち付けて、現在正座が出来ない状態。

スーパーカーのアルバム『スリー・アウト・チェンジ』を購入後、女房、息子と「つばめグリル」晩飯。

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4/2(sun)

祖父の一周忌法要、女房と息子を連れて行ったので肩が疲れた。

にんにく&げんこつラーメンの「花月」というラーメンのチェーン店に行くが、しょっぱいだけであまりにも不味かったので、口直しに「もんじゃラーメン」なるものも注文してみたが、これも最悪。

辰巳渚『「捨てる!」技術』(宝島社新書)読了。

4/3(mon)

I君と渋谷で飲み。

J嬢が合流し、I君と3人で渋谷で飲み。

I君が抜け、J嬢と2人で渋谷で飲み。

4/4(tue)

ワレながら、俺ってタフだな、と感心してしまうことがある。

カラダの都合と翌日のスケジュールを無視して、興味と楽しみと快楽を最優先させた結果の帳尻合わせに、ただひたすら我慢をする精神力と持久力。

今のうちだよ、若さゆえだよ、いずれコロッと逝くよ、と40代以上の人にはよく言われるのだが……。

4/5(wed)

途中マスカラのスゴイOL二人組にナンパされたりするも、渋谷のショットバーにてJ嬢と待ち合わせ、呑み。

J嬢の車で六本木に移動し、六本木で呑み。

気が付いたら朝だった。

4/6(thu)

今日こそは早く帰って睡眠不足のモトを取るぞ!と思っている日に限って仕事山積み。

まぁいいんだけどさ、キライじゃないから。

帰宅後、未チェックで山積みになっているビデオ・CD・DVDなどを斜め読みならぬ、斜めチェック(?)。

4/7(fri)

桜が綺麗。

2~3年前に中途採用で入ってきた別の部署の後輩が、友達5人でネット会社を興すそうで(何と最初から株式から始めるそうな!てことは一千万以上か…)、本日をもって退社。

仕事、ほぼ徹夜。

4/8(sat)

渋谷にて翌日のライブに出演する少人数編成の「椎名林檎」コピーバンド(名称決定:「おにくやさん」)の練習。

帰りに、行き着けの楽器屋へ寄るも、店長と顔馴染みの店員が一週間前に退社していて驚き。

女房と息子でイタ飯屋で夕食。

4/9(sun)

バックステージのイベント「レディス・ヴォーカル・ナイト」に「おにくやさん」で出演。

ほか3バンドが出演して、演奏もパフォーマンスもそれぞれ悪くはなかったのだが、まぁ、ああいう会場では「手作りっぽい」我々のような編成&演奏が一番相応しいのだろうなぁ、と自画自賛。

ライブ&ジャムセッション終了後、G君・Q君・Z氏・C君・J嬢と「真希蕎麦」で呑み、終電無くなり再びJ嬢と酔い。

4/10(mon)

久々に家で夕食。

ビールとバーボン飲み過ぎてヘロヘロの頭で、《ここでキスして》の「ここ」とは一体「どこ」なのかを、ずーっと真面目に考えていた俺は馬鹿。

小松正之『クジラは食べていい!』(宝島社新書)読了。

4/11(tue)

先日のライブの映像をダビングしながら観る。

ステージ上でしか気がつかないミスも多かったにもかかわらず、観客の視線で客観駅に映像に接すると、単なるコピー演奏よりもスリリングな演奏で、全体的には満足のいく出来だと思った。

村田誠・菅野龍彦・原野守弘『インターネット広告2000』読了。

4/12(wed)

仕事、思ったよりも早く片付く。

J嬢と渋谷の「雪月花」で呑み。

森清『仕事術』(岩波新書)読了。

4/13(thu)

マイルスの『ウォーター・ベイビーズ』を何度もリピートして聴く。

茫洋として眠たげ、そして捉えどころのないショーターのテナーに、空間を彩色するロンのベースと、時間に表情をつけるハンコックのピアノ、そしてトニーのシンバルとマイルスのラッパはどこまでいっても一音一音が暗黒だ。

マイルスに浸っている時に限っては、音楽はマイルスだけがあればいいなどと本気で思ってしまう。

4/14(fri)

毎度の徹夜デー。

せっかくの週末だから、たまには、早く終わらせ遊びに繰り出したい俺としては、考えうる限りの段取りを汲んで臨むのだが、毎週予期せぬ新たなトラブルが勃発、処理に追われて結局はいつも通りの運びとなる。

それにしても時間が経つのが早い。

4/15(sat)

早朝帰宅。

目が冴えていたので、しばらく息子と遊び、昼前に就寝、夜まで爆睡。

息子&女房とで近所のとんかつ屋で夕食。

4/16(sun)

C君のHPの「ネット句会」が非っ常ぉにオモシロクて(特に管理人の寸評)病みつきになっている。

なので、調子にのってアホな俳句を作ってはサルのように投稿しまくっている。

終日自宅でゴロゴロと過ごす。

※現在「寸評」は廃止された模様。

4/17(mon)

ロイ・ヘインズというドラマーが結構好きだったりする。

古くはチャーリー・パーカー、最近だとパット・メセニーとも共演しつつも、いつも刺激的で時代を超えた溌溂としたドラミングをきかすので、彼参加のアルバムはどうしてもドラム中心に聴いてしまう。

コルトレーンの『セルフレスネス』、パット・メセニーの『クエスチョン・アンド・アンサー』、そして女房が大好きな彼のリーダーアルバム、『ウィ・スリー』を立て続けにかけて愉しむ。

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4/18(tue)

J嬢と六本木で寿司。

I君参加し、バックステージで呑み、J嬢ピアノ、俺ベースで、ボサノヴァやブルースを演奏。

閉店後、松兵衛で熱燗と冷やし梅おろしうどん。

4/19(wed)

赤ん坊がどこまで理解しているのか分からないのだが、息子が本棚から取り出す本は、いつも決まってマリー・エレンマークの『インディアン・サーカス』という写真集。

このちょっと殺伐とした雰囲気の中、奇妙なユーモアの漂う写真集を神妙な顔をして慣れない手付きでページを一生懸命めくっている。

宇多田ヒカルの新譜『Wait & See ~リスク~』を購入。

4/20(thu)

U嬢からの連絡によると、悲しいことに、ネットで知り合った精神科医の卵、そしてジャパンとミッチー好きのイカしたb君が故郷熊本に帰ってしまったそうだ。

仕事でほぼ徹夜、朝帰り、2時間ほど就寝して出社。

池田清彦『科学は錯覚である』(宝島社)読了。

4/21(fri)

仕事を終えてバックステージへ行ったら、I君と彼の同期が呑んでいた。

J嬢が店にやってきたら一旦外出して「味源」で激辛鉄火ラーメン、バックステージに戻り、朝の4時頃までジャムセッションとカラオケ。

閉店後、J嬢と「松兵衛」で熱燗と親子丼を喰っていたら、O氏が、発注していたデザインを持って駆け付けてくれ、後「いかり亭」で呑み、朝7時過ぎに帰宅。

4/22(sat)

帰宅後直ちに爆睡、午後2時に目が覚める。

目覚めの後の長風呂の後のビールの旨いこと、旨いこと。

夜は久々に「くらやみチャット」が賑わう。

4/23(sun)

渋谷で椎名林檎コピーバンド「立憲ポムドゥテール」の練習。

4時間通しでベース引き続けて腰がフラフラになってしまった俺は、もう年か?

息子&女房とドイツ風料理屋でベライヒ・オーバーモーゼル(甘いね)と、鰊の酢漬け北欧風、アイスバイン、ブイヤベース、ロールキャベツのポトフなど。

4/24(mon)

珍しく、久しぶりに早めに帰宅、家で飯を喰う。

と、いっても喰い終わって時計を見ると12時前だったりするんだけど。

新葬制研究会『自然葬』(宝島社新書)読了。

4/25(tue)

普段はスーパーデザイナーのO氏を始めとして、非常に優秀なデザイナーと仕事をしているので、あまり気にならなかったのだが、今回改めて、「文字」を読めない、「意味」を考えることが出来ない、要素をただ単に「レイアウト」するだけという、考える力が根本的に欠如しているデザイナーと組むとロクでもないことが良くわかった。

非っ常に頭にくる、というか無意味に消耗してしまう。

J嬢と渋谷&六本木にて呑み。

4/26(wed)

下駄を新調した。

NHKホールにて椎名林檎の「下克上エクスタシー」のライブ。

終了後、Q君、N嬢、J嬢、Ma君、Q嬢と飲みに行き、後にSMショップへ行き、首輪を購入。

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4/27(thu)

予想以上に仕事の段取りがスムースに運んだ一日。

取り引き先の社長&新入社員と渋谷で刺身をつまみながら日本酒を利き酒、一旦社に戻り仕事を片付ける。

J嬢とおでん屋&バックステージで呑み。

4/28(fri)

飲み込みと段取りの悪いデザイナーのお陰で、上がってくるラフの「待ち」だけで時間を潰す。

女房の体調が悪いので早めに帰宅するよう仕事の段取りを立てていたのが、結局終電で帰宅するハメに。

宮崎学vs上祐史浩『オウム解体』読了。

4/29(sat)

休日無しで丸一日中、息子の育児にかかりっきりの女房、たまには育児から解放されて羽根を伸ばしたいと言ってきたので、一日休暇を取らせ、息子と二人でお留守番。

女房は一人で新宿に映画を観に行ってきたようだ。

夕方早めの入浴後、シンプルにビールと蕎麦と玉子焼き、旨し、気分良し。

4/30(sun)

バックステージで「音風会(おふかい)」。

相変わらず例によって、カラオケやったりセッションやったりで、のんびりダラダラと昼から10時過ぎまで。

酒が飲めて、楽器が弾けて、なおかつ長時間自由にダラダラ出来るハコが身近にあると便利だね。

「音風会」参加者
朝美、あんじゅ、えり奈嬢、かんな、こてこて、こん、咲央里姫、jaco、隊長、ちいこ、ちさと、東京ローズ、能、hikky、まー、まゆこ、まりりん、みよ、Mina、ゆか、れい奈姫、渡辺(以上ハンドルネーム表記)と息子。

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