【三文日記】2000年7月

      2022/08/02

tomato

7/1(sat)

女房&息子と『とんよし』で、ひれかつ御膳や海老フライなど。

ビールが旨く、生の大ジョッキをどんどん追加注文。

別冊宝島449『ホームページ繁盛の法則』読了。

7/2(sun)

雑草のように伸び放題だった髪を近所の美容院でカット。

女房&息子と「ファーム・イン」というパスタ屋へ行くが、トロくて、活気とやる気のない店員の態度と、サラダ、ライスコロッケをはじめとしたすべての料理が脳溢血になりそうなくらい塩辛かったため、猛烈な頭痛が襲ってきた。

口直しに、デザートがてら行き着けのイタ飯屋へ行き、黒胡麻のムースに桃のソースをかけたパンナコッタ(絶品!)と、キャラメルのクリームにチョコレートソースをかけたシュークリームを食べ、気分がようやくスッキリ。

7/3(mon)

仕事ついでに渋谷のタワーレコードへ行き、ジェーン・バーキン、ヴァネッサ・パラディ、フランソワーズ・アルディ、アンナ・カリーナ、ミレイユ・ダルク、ブリジット・バルドーなどのそうそうたる面々の歌が収録された『ゲンスブールを歌う女たち』を衝動買いした他、ビル・エヴァンスとトゥ-ツ・シールマンスのデュオ、若かりし日のフランク・シナトラのCDなどを購入。

夕方、すごい雨と雷。

中谷彰宏『大人のスピード読書法』読了。

7/4(tue)

部署の飲み会で、麹町の『登龍』にて。

たまに行く中華料理屋なのだが、なにせ高くてね、ラーメン一杯3000円以上からのメニューだったりするから、相当の出費を覚悟せねばならない(まぁ昨日は自腹じゃないから良いのだけど)。

でも、味とサービスは最高なので、たまにはこういう店で気分をリフレッシュさせるのも悪くない。

7/5(wed)

今日も時間がの流れが速すぎで、仕事の手を休め、ふと時計を見ると午後10時を回っているんだもんなぁ。

連載中は興奮して読んでいた、かわぐちかいじ『沈黙の艦隊』が、文庫版で再発されているので、買って読み直している。

村上龍『共生虫』読了。

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7/6(thu)

うちの会社に勤続10年のアルバイト嬢が結婚退職するので、四ツ谷で送別会に2時間ほど顔を出し、再び社に戻り仕事を片付ける。

その後、まっすぐ帰宅するつもりだったのだが、路上で女性編集者と目があったので、六本木へ行き蕎麦&飲み。

彼女と別れた後、バックステージへ行くが閉店してやんの、「もっと飲みてぇ」という気持ちに収まりがつかず、J嬢に六本木に来てもらって、ピザを喰ったりして楽しいひととき、朝帰宅。

7/7(fri)

仕事が深夜まで長引きそうだったので、仕事の間隙を縫って会社を抜けだし、南青山の「武蔵」にスーパーデザイナーO氏とラーメンを食べに行く。

バックステージの開店3周年記念日なので、2時頃店へ行き、Y嬢、I君、E君らと合流、後、仕事を終えたO氏も店にやって来て、セッションやカラオケなどに興じる。

バックステージ閉店後、カラオケボックスに移動、選曲に「夏」や「キス」などといったテーマを設けてやると盛り上がるね。

7/8(sat)

カタチがカッコイイのと、裏地の縫製がしっかりとしていたので、シャルル・ジョルダンのスーツをほぼ衝動買い。

女房&息子と、ハンバーグ以外のメニューがおいしい「つばめグリル」へ行き、ベライヒ・オーバーモーゼルとともに鰊の酢漬け、海老と鱈と蟹の洋風鍋など。

まぐまぐを経由して配信されるメールマガジン、「今日のジャズ~三文ジャズコラム」の申し込みが600近くあったので驚き、そして急いで配信を開始。

7/9(sun)

先週の疲れがたまっていたためか、午後から夕方にかけて昼寝。

しかもヘンな格好で寝ていたようで、カラダ全体が痛い。

女房&息子とイタ飯屋にて、冷えたカンパリとソアベとともに烏賊墨のリゾット、真鯛のグリルなど。

7/10(mon)

バリュークリック・ジャパンの東証マザーズ1部上場記念パーティが新宿のパークハイアットにて行われたので出席。

いやぁ、いいホテルだね、今度泊まろ。

よたよた歩きで、どこへ行くのか全く予測のつかない息子と家の周りを散歩。

7/11(tue)

E君、Y嬢、そして関西からブランキーを見にやってきたtaka2号クンと渋谷で合流&飲み。

そういや、今週末土曜日はバンドの練習だ、日曜日はライブ出演だ、どうしよう、徹夜で遊びまわってばかりいるので、何もやっていない。

岩城捷介『巡査-埼玉県警黒瀬南署の夏-』(宝島社)読了。

7/12(wed)

このページ立ち上げ草創期から、コンテンツの一案として、「頭がよくてエッチな女性を見つけて、赤裸々な交換メールを公開する」という企画を考えてはいたのだが、何だかイヤミったらしい内容になりそうな予感もあったので、保留のままにしていた。

ところが、同じようなことを考えていたのね村上龍も、の、村上龍+藤木りえ『世のため、人のため、そしてもちろん自分のため』を読了。

意味ありげそうだけれども、ちょっとあか抜けないタイトル、相手女性のセレクション、そしてエッセイとまったく同内容の変わり映えのしない主張を、20以上年下の女性に一生懸命説いている滑稽さは、相変わらずも俺の大好きな村上龍でした。

7/13(thu)

ガムランのビデオの影響か、息子がタイやバリ風の妙な踊りをしていて、おかしい。

しかも、踊りながら、俺の眼球に目にもとまらぬ早さで指を突っ込み、素早くコンタクトを外しやがった……。

福田和也『作家の値うち』読了。

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7/14(fri)

午前2時頃仕事終了、六本木へ。

バックステージには、I君がいた。

後藤雅洋『ジャズ 完全入門』(宝島社新書)読了。

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7/15(sat)

渋谷の西武の前で、ウッドベース一台きりで弾き語りをしていた兄ちゃん、ベースの音はほとんど聞こえなかったけれども、なかなソウルフルだったぞ。

一人ショット・バーでターキーのロックを数杯飲みながら考えごと。

後、深夜パックで朝まで「立憲ポムドゥテール」の練習。

7/16(sun)

六本木「バックステージ」のイベントに出演。

ネタを仕込む時間がなかったので、いつもの「魔境モノ」でお茶を濁す。

ライブ後、息子、C君、F君、P嬢、Y嬢とで、真希蕎麦で飲み&喰い。

7/17(mon)

ベランダから見える建設中のマンションの工事現場のクレーンは、見るたびにカタチや向きが変わっているので、見飽きることが全くない。

昔から、煙突と電信柱とクレーンには心惹かれるものがある。

バーボンとポテトチップスを片手に、タル・ファーロウのギターをかけながら漫画を寝っころがって読むという、至福のひととき。

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7/18(tue)

ウナギかラーメンを食べたくなったので、数人の友人に電話をしたが全員NG、おとなしく家に帰り、「Lee」の夏期限定30倍激辛カレーを喰う。

メールマガジンを始めてからというものの、挨拶無しの不躾な「用件一言のみ」メールが頻繁に届くようになり、なんだかねぇ。

西本健一郎『間違いだらけの海外個人旅行』(宝島社新書)読了。

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7/19(wed)

明日が休日のため、木曜日と金曜日の分を今日中に片付けてしまわなければならない。

で、朝まで仕事。

途中、空き時間を見つけて仕事を抜け出し青山、O氏の事務所と「武蔵」のラーメンで息抜き。

7/20(thu)

朝7時に仕事を終わらせ、眠い目をこすりながら新宿、 P嬢と「朝でぇ~と」。

で、午後に仕事に戻り速攻で残りを片付ける。

夜、女房&息子とお買い物&食事に出かけ、家族サービス。

7/21(fri)

最近ものすごい量の汗をかくようになってきた。

魚と野菜が大好きで、肉はほとんど食べない食生活だったのが、昨年頃から急に好みが変えい、肉ばかり喰うようになったので、その影響で体質が変わってきたからなのかもしれない。

P嬢と六本木のチャールストンでオリビエート・クラシコ、マルゲリータ、烏賊墨のリゾットなどを食い、後にバックステージでカラオケ。

7/22(sat)

息子を連れてバックステージで昼から夕方まで『食用ムーミン』の練習。

我々トリオのまん中に立って、嬉しそうに指揮をとったり、手を叩いたり、バラード演奏に喜び奇声を発するこの奇妙な赤ん坊を『食用ムーミン』の「班長」に任命。

練習後、「甘太郎」で打ち上げ。

7/23(sun)

女房&息子と行き着けのイタ飯屋で北海道産の水タコのマリネ(絶品!)、イワシのパン粉と香草焼き、エビとホタテとアスパラのサフラン風味のリゾット(月光爆喰い)、仔牛のレア・二種類のソースがけなどを、ビール、カンパリ、ソアベなどをグイグイと飲みまくりながら喰う。

蔦屋のバーゲンで、新品のアル・ディメオラの、えーとなんだっけ、あのイナタいジャケットのアルバム、そうそう『白夜の大地』が500円で売り出されていたので、ギル・エヴァンスの『時の歩廊』と、ウーピー・ゴールドバーグの『天使のラブソングを』のサントラ、ハービー・ハンコックの『パーフェクト・マシーン』とともに購入。

アル・ディメオラは、「ふゅーじょん」ギタリストのイメージが強くて、いままで避けていたミュージシャンの一人だったのだが、聴いてみると確かに私好みではない「いんすと・さうんど」ではあるのだが、ジャコが参加しているのが意外で、まぁ500円の買い物だから良しとするか。

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7/24(mon)

会社のパーティでワインがぶ飲み&ローストビーフやソーセージやパスタを爆喰い。

後、I君と渋谷で待ち合わせ、六本木と錦糸町で飲み。

彼はそのおっかなそうなルックスとは裏腹に、実にシャイで甘えん坊なお兄ちゃんだということが判明。

7/25(tue)

突発的に舞い込む仕事が多く、あたふたと社内を奔走。

Y嬢と小川町で寿司。

のち、狢(むじな)伝説の残る某地でその名もベタな居酒屋「おいてけ堀」とショットバーでおいしいお酒。

7/26(wed)

帰宅後、歩くのが面白くてしょうがない息子を連れて近所を散歩。

5メートルに一度の割合で転ぶが、すぐに立ち上がり、トコトコと俺についてくる。

村上龍の新刊、『希望の国のエクソダス』を読んでいるが、今回はなかなか面白い(もっとも、まだ前半部なので、なんともいえないが)。

7/27(thu)

「日記に書いてあることって食事のことばっかりだね」、とよく言われるが、一日の大半を占める仕事を除くと、残った時間内でのしていること&楽しみといえば、食事か酒か読書か●●ぐらいないんだよな。

考えてみれば(考えなくても)原始的かつ単調な毎日ではあるけど、楽しいからいいや。

前半まではなかなか面白かった村上龍 『希望の国のエクソダス』読了。

7/28(fri)

渋谷でMa君、Q君、Y嬢と落ち合い、センター街のバーで酒を2杯ほど飲んだ後、六本木へ移動。

バックステージに行けば、先客にI君が。

終電少し前に店を出て、始発の時間までアマンドで時間を潰す。

7/29(sat)

一週間の疲れからか、早朝に帰宅後した後、夕方まで寝てしまった。

夢の中でもずっと仕事をしていたので、起きたときの疲労感といったら……。

夕方、女房&息子とショッピング&食事へ行き、帰宅後、メルマの配信予約が今日の朝までだったことに気がつき、あわてて数本書き上げる。

7/30(sun)

元気がありあまって外に出たがる息子に誘われ、午前中はマックへ行き読書をしながら息子と遊び、午後は午後でミスタードーナツへノートパソコンを持って行き、メールマガジンの原稿を書きながら息子の面倒を見る。

夕方、再び外出、女房にミシンとレイバンの偏光サングラスを買ってあげる。

いつものイタ飯屋で、シャルドネを飲みながら、ピザとパスタ、蟹肉ソースのニョッキ。

7/31(mon)

Y嬢と原宿のぼんしゃんラーメン。

渋谷某所の某バーでブルーマンデイ。

センター街近くのショットバーで南国風カクテル数種。

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