【三文日記】2004年2月
2024/04/09
2/1(sun)
野暮用で息子を連れて両国へ行き、後、上野御徒町に移動、探していた中古CDが見つかる。
本日も、未聴CD、未見映像をかたっぱしからチェックした日。
二宮和也、松浦亜弥の『青の炎』(監督:蜷川幸雄)を観る。
2/2(mon)
歯医者で痛み出した歯茎の治療。
銀座にて取材。
3月に出版される別冊宝島『JAZZ“名演”入門!』の原稿執筆依頼、今度は10曲分。
2/3(tue)
先日執筆依頼のあったアルバムのうち、1枚だけ所有していないものがあったので、それを探しに渋谷へ行くが、どこの店でも発見出来ず。
Norah嬢と四ツ谷の「いーぐる」にて呑み。
中山康樹『超ブルーノート入門 完結編―4000番台の至福』(集英社新書)読了。
2/4(wed)
歯科で歯石を除去、渋谷のタワーレコードでジャズCDを物色。
Norah嬢と青山の蕎麦屋、ブルーノート東京でハンク・ジョーンズ・トリオのライブ(期待したわりには大したことなかった)、会社に戻って明け方まで仕事。
和田秀樹『仕事力がつく!数学アタマのつくり方』(日本実業出版社)、和田豊『諦めない力 虎の挑戦―和田コーチの野球日記「虎の意地」』(宝島社)読了。
2/5(thu)
翌日の2/6にオープンする六本木の『香和』というショーレストランのレセプションパーティに行った。
さすが「六本木中心に出現した明治・大正ロマンの遊郭」謳うだけあって、広くて高い吹き抜け天井の店内のレイアウトは、昔の遊郭さながらで、半導体製造技術を駆使したという、床の高さが変幻自在に変わるステージを利用した「花魁座」というプロダンサー、ニューハーフ、アスリートたちから成る楽しいダンスのステージを堪能することが出来た。
「夜の大人のデートコース」の選択肢の一つとして、頭の中にインプットしておく価値が十分にある店だと思う。
2/6(fri)
昼時に女子大生J嬢と四ツ谷で湯麺を喰った後、ジャズ喫茶「いーぐる」へ行き、今回依頼されているジャズ本の原稿について、マスターに相談を持ちかける。
そういえば、来週中までになんとかカタチにしてしまわないといけないことが3つあって、一つは仕事で担当しているページをキチンとした内容までに落とし込むこと、一つは友人の結婚式で演奏する予定の3曲を覚え、かつベースでキチンと弾けるようになること、一つはジャズ本の原稿10本をキチンと書き上げること。
この3つをきちんと仕上げるためには、かなりの時間がかかりそうだし、じゃぁその時間をどこで捻りだすのかというと、酒飲んでいる時間と睡眠時間を削るしか無いわけで、じゃあそれが苦痛なのかというと実はそうでもなくて、これらすべてをキチンとやっつけてこその俺様だと思っているので、心の中ではニヤリとしていたりもする。
2/7(sat)
午前中は息子の音楽教室、午後より自宅にてベース教室。
生徒様が1人増えて、2人に。
肉が喰いたくなったので、夜はイタ飯屋へ行き牛フィレのコース。
2/8(sun)
熱が38度近く出たので、一日中寝ていた。
食事のとき以外はひたすら布団の中だったおかげで、身体の節々が痛い痛い。
寺井尚子のEMIミュージックジャパンへの移籍第2弾『ジャズ・ワルツ』を聴くが、より官能的に、より情熱的になったヴァイオリンを、パンチの効いたリズムが絶妙なコンビネーションで支えているように感じた。
2/9(mon)
朝起きても相変わらず熱が下がっていなかったので会社を休もうとも思ったが、昨日は一日中寝ていたため、さすがに寝ることには飽きてしまったので(だって体中の関節が痛むんだもん)、病院で静脈注射を打ってもらい、抗生物質をしこたま貰い、なんとか午後出勤。
大阪より天才デザイナーのきつね氏が抜き打ちでやってきたので、会社を抜け出し、近所の中華料理屋で一緒に晩飯。
野田義治『巨乳バカ一代~胸の谷間から見た野田流成功法則70』(日本文芸社)読了。
2/10(tue)
体調が思わしくないので、思い切って会社を休んで養生した。
夕方、治った手ごたえを感じたので、息子を連れて『ラスト サムライ』を観に行った。
息子は「おもしろい、おもしろい」と興奮していたが、私としては期待が大きかっただけに、映像の迫力、それに渡辺謙や小雪、それに絶対に死なない無敵男トム・クルーズといった個々のキャラクターの良さや面白さは別としても、全体的にはイマイチな映画だった。
break
2/11(wed)
池袋のスタジオにて、今月末の結婚二次会演奏バンドの練習。
1時間の休憩を除き、怒涛の7時間の練習、しかしあっという間だった。
急に芋焼酎が飲みたくなったので、女房&息子と近所の居酒屋で晩飯。
2/12(thu)
恵比寿にて取材、新宿にて打ち合わせ、後、四ツ谷「いーぐる」にて、3月に出るジャズ・ムックの原稿をせっせと書く。
深夜に赤坂でラーメン、再び仕事に戻り徹夜。
斉藤勇『メール文から性格を見抜く方法』(KAWADE夢新書)読了。
2/13(fri)
朝日が眩しく、わりに暖かかったので、熱いブラックコーヒーを飲みながら皇居の周りをぶらぶらと散歩をした。
昼間は四ツ谷の「いーぐる」にて、ひたすらジャズ本の原稿書き&昼寝。
夜はNorahと晩飯、そして再び四ツ谷の「いーぐる」で飲み、会社に戻り徹夜で仕事。
2/14(sat)
昼まで仕事、明日の午前中までの段取りを立てた後に帰宅。
風呂に入り、野菜たっぷりの食事をし、部屋を掃除し、CDを整理し、息子と遊び、芋焼酎のお湯割りを飲みながらMISIAの『星空のライブ』を聴いていた。
来月からもしかしたらブラックアメリカン(黒人)の人にベースを教えることになるかもしれないとある人に言ったら、それって普通は逆じゅない?と笑われた。
2/15(sun)
校了前ゆえ朝から晩まで、ずっとお仕事。
徹夜で朝までお仕事。
ボブ・ディランの『ストリート・リーガル』を何度もリピートしながら楽しくお仕事。
2/16(mon)
午後、「いーぐる」へ行き、クリフォード・ジョーダンやジョージ・ラッセルが流れる店内で、締め切り迫るJAZZ本の原稿をひたすら書き、夕方、一端家に戻り風呂に入り、息子と遊び、土日に録画しておいた番組をチェックしながら晩飯を食べた。
夜、会社に戻り、深夜に神保町にラーメンを食べに行き、再び会社に戻り、徹夜で仕事。
『smart 伝説カルチャーBOOK』(e-mook/宝島社)読了。
2/17(tue)
自称“金持ちかあさん”を目指す投資家女性とアイリッシュ・パブでギネスの黒とフィッシュ・アンド・チップス。
会社に戻り、深夜まで仕事。
終電にて帰宅。
2/18(wed)
四ツ谷の「いーぐる」へ行き、ケニー・ドリューの『アンダー・カレント』(Blue Note)を聴きながらメルマガ書き。
Norah嬢と六本木で寿司。
谷岡一郎『リサーチ・リテラシーのすすめ 「社会調査」のウソ』(文春新書)読了。
2/19(thu)
野菜食べ放題のイタ飯屋のランチで栄養補給。
猛烈に喉の渇く一日だったので、水のペットボトル2リットル入りを2本空けた。
サンチャイルド ビッグサイエンス『たんけん うちゅうのほし』読了。
2/20(fri)
吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」へ行き、店でかかっていた『ソニー・ロリンズ・ウィズ・モダン・ジャズ・カルテット』を聴きながら読書。
後、四ツ谷のジャズ喫茶「いーぐる」へ移動し、店でかかっていたマイケル・ブレッカーの『テイルズ・フロム・ザ・ハドソン』を聴きながらメルマガの原稿書き。
ウォール真木・佐倉壯『アメリカ弁護士は救急車を追いかける』(宝島社文庫)読了。
2/21(sat)
身体が猛烈に大量の野菜を欲していたので、女房&息子と昼飯はシズラーに行き、サラダバイキングでひたすら野菜を詰め込みまくる。
晩飯も冷蔵庫の中の野菜をほとんど無くすぐらいの勢いで、ひたすら野菜を炒め、焼き、煮、野菜づくしの食事をしたら、少しは身体の内側が安らいだ。
神舘和典『偉大なるジャズメンとの対話 22人のジャズメンが語る、ジャズの真実22話』(ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス)読了。
2/22(sun)
自宅にてベース教室。
電気髭剃りを買いに行くも、安いものは2千円以下のものから、高いものは3万円までと、かなりの価格の幅があったので、この値段の開きがよく分からないので、もう少し商品知識を仕入れてから出直すことにする。
女房&息子とイタ飯屋へ行き、ホタテのかるぱっちょ、菜の花とガーリックのパスタ、ホーボーの蒸し焼きなど。
2/23(mon)
久々に『スイング・ジャーナル』を買ってみた(べつにウイントンが表紙だからというわけではない)。
ついでに、久々に『ジャズ・ライフ』も買ってみた(ジャコが表紙だからということもちょっとある)。
イマイチ好きになれない『攻殻機動隊』(丁寧に作りこまれてよく出来たアニメだとは思うのだが)だが、なぜか息子はこのアニメが大好きなので、サウンドトラックをお土産に持って返ったら大喜びしていた(エンディングの歌が好きらしい)。
2/24(tue)
経世記念会館にて『マスター・アンド・コマンダー』の試写会。
四ツ谷の『いーぐる』にて、Norah嬢と呑み。
後、四ツ谷の『ママス&パパス』で飯。
2/25(wed)
「カプリチョーザ」のランチバイキングで、サラダとパスタをバリバリと喰いまくるパワーランチ、後、四ツ谷「いーぐる」にてブッカー・アーヴィンの『フリーダム・ブック』のB面を浴びながら半分読書、半分うたた寝。
原宿→表参道→渋谷と移動しながら、飲み屋を3軒、いや、4軒ハシゴし、朝帰り。
小泉十三『いい企画を出せる人の習慣術』(KAWADE夢新書/河出書房新社)読了。
2/26(thu)
六本木にて試写会。
英会話教室、いい年した大人同士がスターウォーズごっこ。
試みとしては面白いが、続けて聴くと結構単調な上に、アタックの無い声と同じような音域が集合しているためか、サウンドの輪郭が不明瞭、かつ、こちらの腹にまでグッと入ってくるものがまったく無い女性4人によるジャズ・アカペラ・ユニットXUXUのニューアルバム『ピアニスツ』を首をかしげながら何度もリピート、聴いているうちに好きになれると良いのだが。
2/27(fri)
明日は椎名林檎関西バンドオフ会「コテコテナルシスト」のバンオフ番長の結婚式。
二次会の演奏で使用するウッドベースとベースアンプを、椎名林檎関東バンドオフ会「複製ナルシスト」のバンオフ隊長が、車で自宅まで取りに来てくれた。
猛烈に芋焼酎が飲みたくなったので、女房&息子を連れて、居酒屋で晩飯。
2/28(sat)
椎名林檎関西バンドオフ会「コテコテナルシスト」のバンオフ番長の結婚二次会に息子と一緒に参加。
私は「新郎指名の楽器奏者によって結成されたバンド」で椎名林檎、ボニー・ピンク、ミーシャの曲をウッドベースで弾く。
これでもかと出てくる料理をたらふく食べ、腹がパンパン。
2/29(sun)
息子と2人で横浜の祖母の家へ。
すぐに帰ったけど。
ボブ・ディランの『インフィデルズ』や、高橋幸弘の『薔薇色の明日』を聴きながら野菜カレーを作る。