雑想 2018年6月

      2022/10/25

アップ・アップ・アンド・アウェイ ソニー・クリス

カムバック直後のタル・ファーロウとの共演が目玉のアルバム。

ソニー・クリスの歌心は相変わらずで、1967年、ヨーロッパから帰国直後に録音された。
サニー・デイヴィス・ジュニアのナンバーを冠したタイトル、演奏は、多くのジャズ、ソウル聴きのハートを熱くする!

▼パーソネル
ソニー・クリス(as)
タル・ファーロウ(g)
シダー・ウォルトン(p)
ボブ・クランショウ(b)
レニー・マクブラウン(ds)

▼録音日
1967.8.18 ニュージャージーにて録音

▼収録曲
1. アップ・アップ・アンド・アウェイ
2. 柳よ泣いておくれ
3. ジス・イズ・フォー・ベニー
4. サニー
5. スクラップル・フロム・ジ・アップル
6. パリス・ブルース

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ワークタイム ソニーロリンズ

いつ聴いても《ショウほど素敵な商売はない》と《イッツ・オールライト・ウィズ・ミー》は素晴らしいです。

というより、ジャズ歴が深まるほど、こんなことを平然とやってのけるロリンズの凄さをかえって強く思い知らされるのかもしれない。

『サキソフォン・コロッサス』が録音される前の年の演奏で、この頃からロリンズとマックス・ローチのコンビネーションは冴えています。

▼収録曲
1. ショウほど素敵な商売はない
2. パラドックス
3. レインチェック
4. ゼア・アー・サッチ・シングス
5. イッツ・オールライト・ウィズ・ミー

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ハワード・マギー 名盤

ときどき思いだしたように聴いてます。

いい感じなんですよ。

すごく人間味あふれたトランペット。

かつてパーカーと丁々発止のやりとりを繰り返したスゴ腕トランペッターのもうひとつの顔。

▼収録曲
1. Demon Chase
2. Willow Weep For Me
3. Softly, As In A Morning Sunrise
4. Sunset Eyes
5. Maggie's Back In Town
6. Summertime
7. Brownie Speaks

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ブルージン・アラウンド ケニー・バレル

1960年代初期に録音されていたにもかかわらず、20年以上もお蔵入りになっていたというケニー・バレルの隠れ名盤です。

参加ジャズマンも、ジャック・マクダフ、イリノイ・ジャケー、ハンク・ジョーンズと豪華。

比較的短めの演奏時間の中、ケニー・バレルならではの、艶やかでブルーなエッセンスが凝縮されているので、聴きどころ多し!です。

▼収録曲
1. マンボ・ツイスト
2. ザ・スイッチ
3. ザ・スクイーズ
4. ブルージン・アラウンド
5. バイ・アンド・バイ
6. モーテン・スウィング
7. ピープル・ウィル・セイ・ウィア・イン・ラヴ
8. ワン・ミント・ジュレップ
9. ムード・インディゴ

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スタンリー・タレンタイン ザ・マン

ブルージーであると同時に、歌心も素晴らしいんですよね、スタンリー・タレンタインは。

彼はデビュー間もない頃、ローウェル・フルソムのブルースバンドでテナーサックスを吹いていたんだけど、

そのバンドのピアニストがレイ・チャールズだったんですね。

チャールズは、すでにこの頃から作曲をはじめていたというから、おそらく彼の歌心は、レイ・チャールズとの共演によって培われていったのでしょう。

タレンタインの歌心を楽しめる一枚といえば、『ザ・マン』がいいかな。

ドラムがマックス・ローチ、ピアノがトミー・フラナガン、あるいはソニー・クラーク。

サイドメンも、いいねぇ。(・∀・)b

だけど、難点を言えば、タレンタインのテナーにエコーがかかりすぎ。

ブルーノートのタレンタインを聴き過ぎたこともあってそう感じるだけなのかもしれないけど。

もしかしたら、タレンタイン=歌手
リズムセクション=歌伴

という位置づけでの録音バランスなのかもね。

▼収録曲
1. レッツ・グルーヴ
2. シェリ
3. ストールン・スウィーツ
4. マイルド・イズ・ザ・ムード
5. マイナー・ムード
6. タイム・アフター・タイム
7. マイ・ガール・イズ・ジャスト・イナフ・ウーマン・フォー・ミー

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プレイズ・ザ・グレイト・ジャズ・ヒッツ アート・ファーマー

アート・ファーマーの『プレイズ・ザ・グレイト・ジャズ・ヒッツ』。

収録曲見ると、ぜーんぶ有名曲。

しかも、コール・ポーターやガーシュウィンや、ティンパンアレイ系のポピュラーソングがスタンダード化したナンバーではなく、ジャズマンのオリジナル曲中心というのが嬉しいですね。

それをアート・ファーマーが吹くと……?

同じトランペッターでも、まったくタイプの違うリー・モーガン作曲の
《ザ・サイドワインダー》をアート・ファーマーが吹いたらどうなる?

(ちなみに《モーニン》や《アイ・リメンバー・クリフォード》もリー・モーガンの印象強し)

ちょっと、いや、かなり興味ありませんか?(・∀・)b

▼収録曲
1. ソング・フォー・マイ・ファーザー
2. ラウンド・ミッドナイト
3. サイドワインダー
4. モーニン
5. ウォーターメロン・マン
6. マーシー・マーシー・マーシー
7. アイ・リメンバー・クリフォード
8. テイク・ファイヴ
9. ジェミニ
10. ジ・イン・クラウド

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