モンク入門。セロニアス・モンク あれこれ

      2018/08/29

Thelonious Monk: The Complete Riverside RecordingThelonious Monk: The Complete Riverside Recording

セロニアスモンク 代表曲

セロニアス・モンクが生涯にわたって愛奏したナンバーはたくさんあります。

モンクは若い頃に多くのナンバーを作曲し、晩年になるにつれ、あまり曲を作らなくなっていきます。

というより若い頃に作った曲を生涯演奏しつづけた感じですね。

モンクの代表曲のひとつに《ラウンド・ミッドナイト》があります。

これはマイルス・デイヴィスが取り上げたことで大変有名になったナンバーですが、では肝心な作曲者のモンクの演奏はどうなのかというと、マイルスのクールな肌触りとは違い、重厚で哲学的なニュアンスを感じる演奏が多いですね。

モンクが生涯にわたって愛奏した最多演奏曲といわれているのが《ウェル・ユー・ニードント》。

ピアノソロの演奏。ピアノトリオの演奏。テナーサックスを入れたワンホーンカルテットから、トランペットやサックスも加えた大人数の演奏など様々な演奏がありますが、個人的におすすめなのは、ごくごく初期のブルーノートに吹き込んだピアノトリオの演奏です。

アート・ブレイキーの躍動的なドラムに鼓舞されて繰り広げられるモンクのピアノは、晩年まで一貫して通底していたモンクのエッセンスが凝縮されています。

《ラウンド・ミッドナイト》と《ウェル・ユー・ニードント》。

両方ともブルーノートの『ジニアス・オブ・モダン・ミュージック』に収録されているので、ぜひ耳を通してみましょう。

ジーニアス・オブ・モダン・ミュージック VOL.1ジーニアス・オブ・モダン・ミュージック VOL.1

セロニアスモンク 名盤

個人的には、やっぱり究極の名盤は『セロニアス・ヒムセルフ』が名盤だと思います。

ピアノソロのアルバムですが、とにかく深い!

最初、これを聴いてモンクがピアノでやろうとしていることを理解できない人もたくさんいると思いますが(私もそうでした)、これは聴けば聴くほど深い深い漆黒の世界にいざなわれてくるのです。まぎれもなくモンクの傑作です。

《ラウンド・ミッドナイト》も収録されていますし、これほど思索的な《ラウンド・ミッドナイト》も珍しいでしょう。

今、聴いて、すぐに理解できなくてもいい。

でも、持っていれば、やがて染みてくるときが必ずやってきます!

セロニアス・ヒムセルフセロニアス・ヒムセルフ

セロニアスモンク Tシャツ

最後に、モンクTシャツ。

つい最近まで、モンクのTシャツ着ていました。

たしかアメ横で500円から1000円ぐらいの値段で買った記憶があります。

『モンク・イン・イタリー』のジャケ写がプリントされていたのですが、白地なので、アルバムのイメージとは随分異なっています。

モンクのサングラスがかなりインパクトでしたね。

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けっこう着る頻度が高かったのですが、なんだかんだで7~8年は着れましたね。今では生地がヨレヨレ&シワシワで、あまり着ることなかったのですが、大事に着ればもっと持つかもしれません。

以上、モンクについて徒然に書いてみました!

記:2013/08/01

 - ジャズ