『BG~身辺警護人~』観ながらメモ

      2018/07/03

第1話 民間と公務員

キムタク主演のテレ朝・木曜ドラマ『BG~身辺警護人~』。

キムタク演じるのは民間企業のボディガード。
したがって、拳銃などの武器類は持た(て)ない。

その一方で、江口洋介は、警察の警護課。

民と公。

民間警備会社・日ノ出警備保障に勤めるキムタクは、「武器を持たないほうが対象を安全に保てる場合もある」と主張し、その一方で警視庁S・Pの江口は「武器を携行できない民間警護は役に立たない」と主張する。

かつて、ロン毛のイケメン俳優として、一世を風靡した2人がライバル関係という構図になりそうだ。

今後、しょっちゅう現場で鉢合わせをするようになるのだろう。

第2話 アラフィフ

第一話で登場した厚生労働大臣の石田ゆり子は2話でも登場。

「失言大臣」という設定になっているが、今後、このドラマのキーパーソンの一人になりそうだ。

前クールの月9、『民衆の敵』では、政治家・篠原涼子を応援する新聞記者の友人役として登場したが、今回は、政治家になっちゃっているね。

今回の身辺警護の対象となった大塚寧々にしろ、石田ゆり子にしろ、アラフィフ美人女優を巧みにキャスティングしてきますな。

第3話 西村まさ彦

芸能人と、そのヤンキー仲間(?)による狂言誘拐の話。

1話でいったんボディガードの仕事を退いた斎藤工が復帰、キムタクとコンビを組むことになる。

今のところはキムタクの過去を調査し、彼に対しては不信の念を抱いていることになっているが、ま、最終的には分かり合えるようになる流れになるのでしょう。

それにしても、今回芸能プロダクションの社長を演じていた西村まさ彦(旧:西村雅彦)、だいぶ白髪が増えたね~。

第4話 江口と木村

相変わらず、日ノ出警備保障身辺警護課は石田ゆり子厚生労働大臣に振り回されておりますのぉ。

相変わらず、元ロン毛イケメン同士のキムタクと江口洋介はいがみあってますのぉ。

いや、江口洋介のほうが一方的にキムタクのほうを一方的に鬱陶しい存在だと思っているだけか。

相変わらず、キムタクと斎藤工の仲はトゲトゲしているますのぉ。

いや、斎藤工のほうが一方的にキムタクに対してトゲトゲしているだけか。

第5話 ロボコップ

今回のキムタクはロボコップか?!

お前はクビだ!
⇒ズキューン!(銃声)

がロボコップだとすると、

お前はクビだ!
⇒ボコ、バキッ(殴ったりの格闘音)

が、キムタク。

おそらく、映画『ロボコップ』へのオマージュなのでしょう。

6年前、キムタクがサッカー選手を護りきれなかった理由も明かされた回ですが、小さな子ども(男の子と女の子)を先に守ろうとしたためだったのね。

第6話 妙齢

唐沢寿明の妻・山口智子がキムタクの別れた妻として登場。

山口智子を見るのは久々。

前にも書いたけど、石田ゆり子(48)といい、大塚寧々(49)といい、そして今回のラストに登場した山口智子(53)といい、アラフィフ(around fifty/47~53歳)の女優をうまくキャスティングしておりますな。

もっともキムタクは、ドラマ上の設定は何歳か知らないけれど、リアルでは現在45歳。つまり、元奥さん役の山口智子とは8歳年下なんだけど、ドラマ上では、どれぐらいの年の差なのだろう。

ドラマでも見た感じ、話す感じからは、山口智子は年上女房という感じはするけどね。

第7話 被弾

キムタク、江口洋介、そして石田ゆり子。

この3人、本当、毎週毎週いろいろな場所で鉢合わせするよね。

偶然もここまで重なると、もう本当にドラマ的。というか、ドラマだからね。

シティハンターをやっていた上川隆也が撃たれたね。
シティハンターなのに。

そして、どうやら搬送中の救急車の中で息を引き取ってしまったようだ。
あの冴羽獠も死ぬんだ、まあ人間だからそりゃいつかは死ぬんだろうけど、あの冴羽獠が、こうも呆気なくねぇ。
いや、冴羽獠じゃないんだけど。

第8話 怪しき2人

キムタクの後をつけ、実際、二人乗りのバイクで襲撃する2人の男が怖い。
というか、醸し出るいかにもな滅茶苦茶怪しい雰囲気が分かりやすくて良いよね。

しかし、バイクの襲撃を間一髪で交わすキムタクの動体視力と反射神経はなかなかのもの。
普通だったらそうはいかない。

第9話 隠蔽

警察に限らずだけれども、国家をバックにつけた集団に事実を隠蔽、隠匿されたら、もう最後。

なかなかそれを覆したり、声高に「それは嘘です!」と叫んだところで、かえって「あの人、頭がオカシイ」扱いされてしまうことは、過去の事件や歴史を見るまでもないことだ。

このドラマの場合は、冴羽獠(シティハンター)……、じゃなくて、石川五右衛門(梟の城)……じゃなくて、日ノ出警備保障身辺警護課の村田五郎(上川隆也)の死について。

「民間のSPが出しゃばったスタンドプレーをしたがために殺された(⇒当然)」という文脈で報道されたがために、キムタク、斉藤工をはじめ、上川隆也の妻や息子も忸怩たる思いを味わう。

覆そうにも覆えせない。
ICレコーダーも、事件当日の音声のみ警察に消去されてしまっているし。

このように、組織ぐるみの隠蔽工作は、なかなか暴きだしたり覆したりすることは難しい。

しかし、最近だと森友文書の改ざん疑惑が浮上して世間を騒がせていることからも、決して不可能というわけでもないのだと思う。

あまりにヒドいことは、どこかに綻びが生じるはず。
その綻びを崩せば良い。

このドラマの場合は、石田ゆり子大臣がそれなのしょうね。

第10話 官民一体

やはり最後はこうなったか!……な、民間(キムタク)に警察(江口洋介)が協力。

ま、隠蔽した側からしてみれば、江口洋介の行為は裏切りでもあるんだけど、そこはドラマだから。

で「口封じのため」に、大使館の警備対策官に出世。

で、キムタクにスカウト電話。

「天上り」しませんか?と。

「天下り」ならよく聞くけど「天上り」という言葉は新鮮ですな。

外務省にそういう外務省には民間を一定期間、警備専門員として採用する制度があるとのこと。
へぇ、知らなかった。

というより、最終回でいちばんニヤリとしたのは、キムタクの元に戻ってきた息子(田中奏生)の言葉だったりする。

「女って毎日言っていることがコロコロ変わるじゃん」みたいなことを面倒くさそうな顔して(半ば、父への慮りもあるんだろうけど)言っていたところですね。

そうそう!と感じた男性、何万人もいるんじゃないでしょうか(笑)

記:2018/03/18

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