あっさり仕上げでも充分魅力的なファルケ(ハセガワ1/20~Maschinen Krieger)

ヤクルトパワーで作ります

あれはたしか、私が中一か中二の頃のことでした。

当時購読していた『Hobby Japan』。
毎月楽しみににしていた連載に、横山宏の「SF3Dオリジナル」がありました。

今は「マシーネン・クリーガー」ですが、昔は「SF3D」でした。

何回目の連載かは忘れましたが、衝撃の航空機の写真と、その制作過程が掲載されていました。

傭兵軍の反重力装甲戦闘機、ファルケです。

車のボディに(車の名前、忘れました)ロッキードP38の機種をくっつけて、機体下部の半重力ユニットはピンポン玉。そして、お尻のエンジンはヤクルト。

ミシンとコウモリ傘なみのシュールな組み合わせで形成された戦闘機のボディ。

それに緑がかったミドルストーン、というよりはヨモギ色ですね、この独特な色合いで塗装された今まで見たこともない近未来的なテイストに、どこかローテク&アナログなニュアンスがまぶされた機体は死ぬほど衝撃でした。

あれから月日が流れ、「SF3D」が「マシーネン・クリーガー」となり、ハセガワがキット化し、作ろう、作ろうと思っていたのですが、作る機会を逸したまま、さらに月日が流れ、現在にいたったわけです。

しかし、押し入れの中で昔買ったキットを腐らせておくわけにもいかないので(腐らないけど)、作ります。

ヤクルトエンジンに敬意を表して、ヤクルトと一緒にキットの箱を撮影。

ヤクルトを飲んだのって何年ぶりだろう?

元気もりもりな気分で作りたいですね。

箱の中

けっこう大きめのファルケの箱の中身です。

ランナーです。

組み立て説明書、デカール、設定資料です。

NITTO時代からのフォーマットを踏襲した、設定&塗装資料カードが懐かしい。

組み立て

まずは、ヤクルトエンジンから。

やはりファルケを象徴する箇所ですからね。

次に操縦席とフィギュアを作ります。

飛行機キットと同様、操縦席とフィギュアを組み立ててからボディを接着する段取りなので。

とはいえ、ハッチの上蓋を開けても、きっとあまり中身の様子は見えないような気がするので、操縦席の塗装は手抜きです……。

マホガニーの下塗りの上にジャーマングレー。
乾いたら油彩のアイヴォリーホワイトをドライブラシしただけです。

フィギュアも基本色を筆塗りした後、スミ入れ塗料のブラックを流し込み、乾いたら、基本色に白を混ぜた色をドライブラシしただけという、お手軽仕上げ。

機体下部のパーツ、操縦席の周りをマホガニーで塗り、その上に操縦席とフィギュアを固定しました。

機体の上面と下面を貼り合わせ。

貼り合わせちゃうと、コクピットやフィギュアはほとんど見えなくなってしまいますね。

そのへんは飛行機プラモといっしょで、飛行機プラモと同じ宿命。

残りのパーツを接着したら、ファルケの本体完成です。

機体裏側のコクピットのところは、あらかじめ黒を吹いています。

下面。

やっぱりヤクルトエンジンが印象的です。

推進力のパワーもりもり!

下塗り

黒、マホガニーのサーフェイサーをランダムに吹きつけ、プラスチックの地肌が見えているところをめがけて、艦底色のスプレーを吹き付けました。

機体下面は、昆虫のようで面白いですね。

塗装

ヤクルトエンジンを中心に黒鉄色を吹きつけました。

アクセントとして、レッドブラウンをランダムに吹きつけ。

さらにRLMライトブルーを吹き付けました。

機体下面にクリアオレンジを吹き付けました。

仕上げ

今回のファルケ制作は、とにもかくにも、早く特異な形を味わいたい!⇒つまり拙速でもいっから早く完成させたいという思いが強かったということもあり、デカールは貼らずに、汚しもほどほどというレベルに留めました。

だから、これで完成。

油彩のバーントアンバーをかなり薄めに溶いて筆で塗りつけ、乾く前にティッシュで拭き取り、あとは軽く焼鉄色でスポンジチッピングをごくごく軽くほどこしただけです。

形状がユニークかつカッコいいので、この段階で手を止めても充分魅力を放っているんじゃないかと思います。

マシーネンでは、もはや「お約束」にもなっている感のある識別帯すらも塗装していませんが、つるんとした一色オンリーでも、なかなか魅せてくれるカタチをしているんじゃないかと思います。

ハッチの部分が、SAFSを彷彿とさせますな。

だって、そりゃ傭兵軍の飛行機だもの。
それに、SAFSで使用しているオプチカルシーカーをこちらにも使用しているということもあるのでしょう。

団扇のような穴あきスタビライザーもオシャレですね。

ヤクルトエンジン、パワフルぼん!

裏側です。

このアングルから見たファルケもいいですね。
宇宙船みたいです。

ふたたび正面から。
未来のレーシングカーのようにも見えます。

眺める角度によって、表情がまったくかわる魅力の反重力装甲戦闘機ファルケ。

もうひとつ押し入れの中にストックがあるので(正確にはグリフォンタイプだけど)、もう少し腕が上達したら、今度はコテコテ塗装で仕上げてみたいと考えています。

記:2020/03/08

模型

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