火曜ドラマ『義母と娘のブルース』観ながらメモ

      2021/02/11

第1話

『サバイバル・ウェディング』を観た後に、『義母と娘のブルース』の第一話を観ているのですが、両ドラマ共に「吊り橋効果」のウンチクと、それを狙うシチュエーションが登場しますね。

カナダの心理学者が唱えたという説で、不安や恐怖を強く感じている時に恋愛感情を持ちやすくなるという「吊り橋効果」、流行ってる?

個人的経験からは「吊り橋効果」の効果は結構あるものだと考えています。

もっとも、『サバイバル・ウェディング』で元カレを不安にさせたり、『義母と娘のブルース』でのスカイウォーカー(びわ湖バレイ)程度のレベルで、本当に効果があるのかは分かりませんが。

私の場合は、海外の某国にて某女性とスラム街のようなところに迷い込んでしまい、歩けども歩けども道に迷って抜け出すことが出来ず、周囲は地べたに座ったりフラフラと歩き回る人々のほとんどがヤク中でラリッていて、皆目がヘンで、時にはこちらにわざとぶつかってきて財布を摺ろうとする連中もいて、しかもストリート全体がなんだかアンモニア臭くて、アスファルトはジメジメしていて、尻尾が異様に長くふっくらと太ったドブネズミが素早く目の前を横断しているような場所を30分ほど彷徨ったことがあるのですが、これぐらいの「なんだかヤヴァイなぁ、もしかして殺されるかも?」レベルの環境下における吊り橋効果は強烈です(笑)。

第2話

いいねぇ~。

綾瀬はるかと横溝菜帆が買い物に行ったスーパーは、EON(イオン)ならぬZEON(ジオン)。

ジーク・ジオン!

ガンダムの宇宙世紀モノでは、個人的には連邦軍よりもジオン軍ひいきな私としては、これがキッカケとなり、このドラマを来週も観ようと決めました。

正直、第一話を観るかぎりにおいては、あまり入り込めなかったんですよ。

しかし、ジーク・ジオンなスーパーのお陰で、来週も見るぞ!

終盤、職場で不調を訴える竹野内豊も気になるし。
あのナレーションから察するに、もしや彼は……?!

追記:ガンだったんですね。

第2話

ネット上のレビューを見ていると、竹野内豊の娘・宮本みゆきを演じる上白石萌歌がいまひとつ可愛くない的な記述が目立ちますが、そんなもんなんですかね。

そりゃ、『限界団地』の穂乃花ちゃん(渡邊詩)の愛くるしさに比べれば、こまっしゃくれた役ではありますが、個人的には、あの黒目がちな大きな目がヨシキリザメみたいで愛らしいではないですか。

ヨシキリザメは、私が好きなサメのひとつでもあり、ホオジロザメの小型版的なフォルムを持つサメです。

スマートで尖った頭部に不釣合いなほど、目が大きく、そこがまたヨシキリザメの可愛いところですね。

ちなみに、瞼は下から上に向かって閉じるところが人間や他の動物と違ってユニークなところでもあります。

関連記事:オトナの土ドラ『限界団地』観ながらメモ

第一話で、いじめっ子のボス的なデブ太郎くん(名前失念!)と、仲良くなれて、いい感じではないですか。

第3話

元エリートビジネスウーマン・綾瀬はるか vs 小学校PTAのママさん軍団。

もっと血で血を洗う仁義無き戦いを予想していたら、意外とあっさり(そりゃそうか)。

第4話

株価チャートのキャラ弁。

これは、凄い。

小学生がドン引きするのは仕方ないけど、大人が見れば、この凝ったレイアウトは、喰うのが勿体無い!

というか、あまり食欲そそらないか。

第5話

週を重ねるごとに、明るく元気なみゆきちゃん(上白石萌歌)が魅力的になっていきますね。

特に、ベッドに仰向けになり困った顔で考えている表情が可愛い。

よく見ると、目の形が、竹之内豊に似ていなくもない。

女の子は小さい頃はお父さんに似ることが多いと言われるけれども、そういった意味では絶妙なキャスティングかもしれませんね。

第6話

のっけから竹野内豊、死亡。

冒頭はいきなり葬式のシーンから。
通夜の日に、ためらいながら「お母さん」と何度も繰り返すところは可愛かったですね。
そして、綾瀬はるか(義母)と横溝菜帆(娘)が二人で暮らしてゆくことに。

月日は流れ9年後。
みゆきちゃん役は横溝菜帆から上白石萌歌に。

まあ表情、仕草で違和感なく繋がってはいるかなとは思うけど、なんだか少々野暮ったくなっちゃったかな? 東京のJKというよりは、地方のJKって感じ。

それよりも大智君から井之脇海君へのつながりのほうが違和感なかったね。

ちょっと体格の良いいい奴感がいい具合に成長していると思いました。
電車の中でやんわりと痴漢を撃退できる高校生男子ってそんなにはいないと思うけど、そういうことも落ち着いて出来る「頼れる奴」に成長していたわけですな。

ま、井之脇海の実年齢は22歳だから、キャスティング次第では若い教師役もハマりそうな感じではありますが、線が太く頼れるイイ奴っぷりが醸し出せる高校生役は、彼ぐらいの年齢のほうがサマになるのでしょうな。

そのかわり、9年後の綾瀬はるかはまったく変わらず。
白髪の一本も生えておらぬ(笑)。

デイトレで生計を立てていたけれども、娘に働く姿を見せようと、虚業(?)から実業にモードチェンジ。
佐藤健のパン屋さんで仕事をすることになりました。

第7話

現在、朝ドラの『半分、青い。』の律を演じる佐藤健はローテンションなんだけど、『義母ブルース』の元ヤンパン屋を演じる佐藤健はバカテンション。

足して二で割れば、ちょうど良いテンションになるんだけどね。

アンドロイドのようだったキャリアウーマン、というよりビジネスターミネーターだった綾瀬はるかも、少しずつ表情が豊かになってきましたね。

第8話

佐藤健のパン屋さんを立て直そうと奔走する綾瀬はるか。

お好み焼き屋「おのみっちゃん」を立て直そうと奔走する綾瀬はるか。

あ、NHKの朝ドラ『てっぱん』の話ね。

ビジネス用語を連発する『義母と娘のブルース』の綾瀬はるかと、NHK朝ドラ『てっぱん』の京野ことみ。

二人とも大手企業の仕事は優秀だし、小さな店舗の売り上げ、立て直しにも敏腕をふるう。

しかし、綾瀬はるかの場合は、不自然で違和感のある用語を空気や文脈とは無関係に連発するけれども、なぜか憎めない。

その一方で、お好み焼き屋の19歳の娘(瀧本美織)と70過ぎの大工さん(劉雷太)に「コンシューマーサティスファクション」などと「顧客満足」って言えばそれでしまいやがな!と思ってしまうビジネス用語をこれみよがしに使う京野ことみには、なぜかイラっとくる。

同じ、バリバリに働き億単位のプロジェクトを動かすビジネスキャリアウーマンという役柄でも、こうも差が出てしまうとはね。

これって役者が持つ資質?

それとも、視聴者に嫌われる、嫌われないという微妙な境界線を熟知した上で演じきる役者の演技力の賜物?!

~つづく

 - ドラマ