タミヤの1/35グライフ完成 (Sd.kfz.250 3)
前の記事⇒グライフの履帯、無事装着完了。
作り込まなくても、そこそこの仕上がりになる良キット
タミヤの1/35グライフ、完成しました。
本当は、もう数日前に完成していたんだけど、まとめてアップするのが遅くなってしまいました。
とにかく良いキットですね。
もう40年くらい前のキット、いやそれ以前?
とにかくウン十年も前に発売されたとは思えぬほどのクオリティ。
とにかくパーツ同士の合いがものすごく良いのです。
ピタッ!とはまる。
うーん、気持ちいい。
なので、サクッと出来てしまいました。
もっとも、私の場合、じっくり時間をかけて作っても、サクッとやっつけ感覚で作っても、模型の出来はまったく変わらず、というよりも、むしろ短時間でさっさか作ったほうが良い出来になることも多いのです。悲しいことに。
なので、このグライフも、じっくり時間をかけて素晴らしい作品に仕上げてやろうなんて野望は最初から持たずに、淡々と作っていきました。
塗装は、ブラックとマホガニーのサーフェイサーを吹き付けて、くまなくプラスチック地を覆いつくし、そのあとはジャーマングレーを軽く吹いた後に、ダークイエローを吹きました。
グレーの迷彩は、タミヤアクリルのジャーマングレーとニュートラルグレーの混色をスポンジでポンポンと。
懸念していた横の「GRIFE」という文字のデカール、これ車体がカクカクしているので、組み立て説明書には、ハサミで切り込みをいれる指示がありました。
うまくいくのかな?と考えても仕方ないので、パスット切れ込みを入れて、サクッと貼り付け、案の定、密着せずに浮いてきた個所が出てきたので、そういう個所は、マークソフターを上からビシャビシャと浴びせました。
それでも微妙に気泡が出来た個所は、とがった針で穴を空けるなどという面倒なことはせず(とがった針を探すのがまず面倒なので)、再びマークソフターをビシャビシャと浴びせて、強引に平らにならしました。
ほんと、マークソフターは便利です。
ネコの手クリップ、流し込み接着剤とともに、中学生の頃の私に教えてあげたい「模型アイテム3大レボリューション」の一つだと思います。
フィギュアのほうは、グレーのサーフェイサーを吹き、タミヤのアクリルミニを筆塗りし、あとはスミ入れ、ドライブラシのみというお手軽(手抜き?)仕上げです。
スミ入れは、油彩のピーチブラックを、Mr.ウェザリングカラーのマルチグレーで溶いたものをモールドに流し込みました。
半乾きのうちに(乾くのが待てずに)、柔らかい筆の先に微量につけたアイヴォリーホワイトで軽くドライブラシ。以上!です。
目玉を描き込む?
ブルーを混ぜてヒゲを剃った肌を表現?
頬に赤みをもたらすために油彩を点付けしてブレンディング?
目のクマにクリアオレンジを敷く?
うーん、やってみたい。
でも、きっと出来ない。
それに時間がかかりそう。
なんというかネガティブな気持ちのカタマリですが、フィギュアに関しては、昔から塗るのが大の苦手で、AFVのキットは、フィギュアは塗るどころか組み立てもせずに、本体だけを作って満足していたほどの大のフィギュアアレルギーだった私が、昨年あたりからは、なんとか最後まで「なんちゃって」で仕上げられるようになりました。
出来ないなら出来ないなりに、出来るところまでチャレンジしてみるという精神も大事ですね。
それにしても、グライフは小さいですね。
こんな小さな車輌に人がいっぱい「密」状態で乗っています。
運転手のフィギュアはついていませんが、運転手をふくめれば、計5人がひしめき合って小さな車輌に乗っていることになります。
ま、そんなものなんでしょうかね?
戦争ですし、兵器ですから、居住性のようなものは二の次なんでしょうね。
とはいえ、ソ連(ロシア)の車両よりは快適そうな感じもしますが。
ま、そんなわけで、今回グライフを比較的短時間で仕上げにまでもっていくことが出来たので、将来的に作ってみたいハノマークにも手を出す自信がつきました。
繰り返しますが、それもこれも出来の良いタミヤのキットのお陰です。
ほんと、おすすめ!
記:2020/06/18