カフェ・モンマルトル

高野雲の雑記帳。音楽・映画・読書・模型。

ハンプトン・ホーズが奏でる《セント・トーマス》

   

ハンプトン・ホーズの『グリーン・リーヴス・オブ・サマー』。

なんと、なぜか(?!)、ソニー・ロリンズのカリプソ名曲《セント・トーマス》を弾いております。

ハンプトン・ホーズのピアノのタッチは、けっこう強い。

だからパキポキと聴こえる。

このパキパキとした歯切れの良い《セント・トーマス》に対しては賛否両論があるかと思いますが、個人的には、こういうのもアリかな?と思っておりまする。

もっと硬質で「寒い」タッチのデニー・ザイトリンの演奏もあったりしますからね。


ライヴ・アット・ザ・トライデント

西インド諸島のカリプソ、つまり暑い土地を彷彿とさせる素朴で親しみやすいメロディが奏でる人のタッチによって、

真冬になったり(ザイトリン)、初夏になったり(ホーズ)と、まるで表情が変わるところがジャズの面白いところでもあるんですよね。

ハンプトンのパキパキピアノといえば、このアルバムのタイトル曲である映画「アラモの砦」のテーマ曲の《グリーン・リーヴス・オブ・サマー》、果たして彼のピアノのタッチに似合うのかどうかという問題もありますが、最初は違和感を感じつつも、彼が本心から「この曲を弾いてみたい」という想いが切々と伝わってくるので、聴いているうちに、これはこれでアリだよな~なんて思えてくるので、不思議なものです。

記:2019/02/12

 - ジャズ