ジャズ評論家・岩浪洋三さんの思い出とセシル・テイラー
ユーチューブで語りました
ジャズ評論家の故・岩浪洋三さんの思い出と、岩浪氏があまり評価していなかったセシル・テイラーについてを語った動画をYouTubeにアップしてみました。
なんだか最近、話し始めると調子にのって、どんどん話が脱線し、結果的に語る時間が長尺化してきているので、もう少し、スリムかつコンパクトに話すよう頑張ります!
しかし、あの「セシル嫌い」の岩浪さんでも、私が大好きな『カフェモンマルトル』は、評価してくださっているのは嬉しいことです。
「アルトサックスのジミー・ライオンズはB級だが」という前置きがついた上での評価ではありますが……(苦笑)。
思うに、現代音楽やデイヴ・ブルーベックの研究ばかりしていたセシルは、ビ・バップを経由したジャズ表現が出来ない人です。
ですので、ビ・バップの要素、つまるところ、チャーリー・パーカー的な要素をジミー・ライオンズのスタイルに求めていたのかもしれませんね。
まるごとそっくりというわけではありませんが、ジミー・ライオンズのアルトには、パーカーの影響の片鱗が見え隠れしますから。
彼のリーダー作、『ウィ・スニーザビー』なんて、一瞬難解なフリージャズかと思ってしまいますが、よく聴くと、彼のアルトサックスは、かなり明快、かつ歌心があることがよ~く分かります。
記:2019/02/06