ジュジュのエルヴィンにも注目!
肉厚なショーターのテナーサックスの音色ももちろんメチャクチャ美味しいのですが、この美味しさにさらに拍車をかけてくれるエルヴィンのドラムも、これまた凄いのです。
もう少し、ドラムのバランスが大きいといいのになぁ、なんて耳を凝らしているうちに、ほんとうにドラムの音しか聞こえなくなってくる。
もしかして、それが狙いだったり?
タイトル曲の《ジュジュ》。
このバックで、複雑なポリリズムをエネルギッシュに連打するエルヴィン・ジョーンズが最高です。
もちろん、コルトレーンのバックで叩くエルヴィンも、基本、《ジュジュ》と何ら変わったことをやっているわけではないのだけれども、上に乗っかるサックスの音色やフレーズが違うだけでも、こうも聞こえ方が違うとは。
「もう耳タコ!」という人も、是非改めてドラムに耳をフォーカスして、いま一度聴いてみてください。
記:2016/09/15