下流の宴~「カリスマの逆襲」で描かれた成功者のモチベーション

2018-08-08

成功者のモチベーション

1,000社以上の社長に会ってお話を聞いたという経営コンサルタントの神田昌典氏によると、多くの社長や成功者が頑張ってのし上がった理由が、以下の3つになるそうです。

⇒自分をふった女に復讐をしたいため

⇒自分をバカにしたあいつを見返すため

⇒チビ(あるいはハゲorデブ)というコンプレックスをはねかえすため
という理由がほとんどだったのだそうです。

マイナスの感情をうまくプラスに転化すると、莫大なエネルギーになるということなんですが、悪の力は猛烈なエネルギーになるので、それを嫌悪するのではなく、むしろ積極的利用して成功して、成功したら急いで元に戻るといい、みたいな話です。

▼この本にも同様のこと、書かれていますね
非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣

女の言葉が起爆剤

林真理子原作の小説がドラマ化された『下流の宴』を毎週観ているのですが、そこに登場するカリスマ受験指導者の島田塾長(遠藤憲一)も、翔くんのお母さん・由美子(黒木瞳)に言われた「あなたとは住む世界が違う」の一言で奮起し、猛勉強をし、東大の医学部に合格し、卒業したら医者なんてどうでもよくなり、金持ちから大金をふんだくって受験指導をすることに夢中になったと言っています。

このあたりが、多くの経営者が成功したモチベーションに似ていて、とてもリアルだなぁと感じました。

元気のないオトコの子を奮起させるには、オンナの冷たい一言は、時としてものすごいモチベーション起爆剤になるのかもしれませんね。

もっとも、それは日本のオトコのみに当てはまるのかもしれないね。

だいたい、日本人のオトコの場合は、「艱難辛苦の努力を重ね重ねて苦節25年、ようやく社長になれました」というようなストーリーがものすごく似合いそうだけど、イタリア人には、あまりそういう姿が当てはまらなそうだし。

努力は裏切る

個人的には、努力をする人は凄い人だと思うけども、自分はあまり努力家じゃないので、猛烈に努力できる人のこと、純粋に「凄いな」と思います。

ただ、「努力は裏切らない」と中学や高校の部活の顧問の先生は生徒たちに言っているかもしれないけど、じつはそれは嘘か気休めで、本当は「努力は裏切る」のだということを、多くの「成功者」ではなく「失敗者」を見てきたので知っています。

「光」ばかりではなく「陰」もみないとダメですよね。
映画やドラマや小説では、「光」の部分が強調されているものが多いですが、そのぶん、フィクションや作品の世界だけに触れるのではなく、リアル社会でたくさんの人に会ったり体験したりすることが必要なのではないかと思われます。

ちなみに、裏切らないのは「努力」ではなく「諦め」です。
「諦め」は裏切らないですよ~。
諦めたら、そこから先の前進はありませんから。

だから、多くの真面目な人は「停滞」した状態が嫌で、本当は努力したところで状況が改善されないかもしれないということを薄々分かっていながらも、そういう自分が「負け犬」みたいに思えてくるから、自らのことを「負け犬」と思いたくないがゆえに、精神安定剤としての努力を重ねるのでしょうね。

そういう人には残酷すぎて「努力したって無駄」とは言えません。
遠くから見守り、「ひょっとしたらうまくいきますように」と祈るのみです。

記:2011/07/19