《ソング・フォー・マイ・ファーザー》のジョー・ヘンダーソン

ホレス・シルヴァー屈指の名曲《ソング・フォー・マイ・ファーザー》。

このナンバーをカバーしているジャズマンもいますが、いまだ、ブルーノートのホレス・シルヴァーのオリジナルの演奏にかなうバージョンがない理由のひとつとして、テナーサックスのジョー・ヘンダーソンの存在が大きいのではないかと。

アドリブの中盤から、エキサイトしてくるヘンダーソンのテナー。

ヘンダーソンが熱くなればなるほど、バックのリズムフィギュアがクールなまでに淡々として聴こえてくる。

その対比が面白いですね。

ジョーヘンの加入は、かつてのシルヴァー・グループのトランペッターだったブルー・ミッチェルの推薦だったそうですが、なかなか素晴らしい人選だったんじゃないかと思います。

モードの権化のようなテナー奏者・ヘンダーソンではありますが、こういう素朴、かつ土臭さの漂うナンバーでも、なかなかオリジナルな個性を発揮しています。

記:2018/08/19