パウエル心がうずくバリー・ハリスの『思い出のパリ』

もうこれは完全にパウエルファン狙いの企画なんだろうけど、かつてバド・パウエルが演奏したお馴染みの曲を散りばめて「もっともパウエルに近い男」バリー・ハリスに演奏させるなんざ、もう反則ギリギリじゃないですか。

ヴィーナスの『思い出のパリ』は。

ハリスのピアノもいつになくパウエル風のタッチに聴こえてしまうし、それなら最初からパウエル聴いたほうがイイじゃんとも思うんだけど、演奏のクオリティが高いもんだから、ついつい聴きこんでしまうんですよね。

ベースのジョージ・ムラーツは、さすが職人。

普通に良いベースを弾いています。

端正なピアノの奥にザクっとした切れ味が見え隠れするハリスのピアノを邪魔することなく、主張しすぎることなく。

見え透いた企画かもしれないけど、演奏の良さでついつい聴いてしまう悔しいCDの1枚です。

記:2018/08/21

ジャズ

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