父・支那虎一城と影道総帥/リングにかけろ2

      2018/01/11

nihontou

現在『スーパー・ジャンプ』に連載中の『リングにかけろ!2』には、主人公の剣崎麟童はもとより、かつての黄金の日本ジュニアや、彼らと闘った登場人物の2世が登場している。

支那虎一城の息子・伊織(いおり)と、影道総帥の息子・嵐(らん)もその中の一人だ。

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彼らは、ほぼ同時期に父親から「破門」を言い渡されている。

伊織は支那虎陰流を、嵐は影道一族を破門された 。

自分の息子に「殺人教唆」をしたり、「父上は超えられません」という息子の言葉に激怒し、破門を言い渡した支那虎。

修行と称して10年もの間姿をくらまし、ろくすっぽ息子のしつけや教育もしなかったくせに、息子の行状に問題があるとして、直接ではなく手紙で破門を言い渡した影道総帥。

二人とも、黄金の日本Jr.時代は、キレのある渋いキャラとして大活躍していて、私もかなり彼らのことは好きだったのだが、父親としては如何なものかと思ってしまう。

なんというか自分本意な上にかなり滅茶苦茶な父親っぷりなような気がする。

もっとも、武道の世界の親子関係というのは、そういものなんだろうか?

「実は子を思うが故に、“獅子は子を千尋の谷から突き落とす”というが、息子の成長を祈って、あえて破門したのだ」という、ありきたりな物語の展開にだけはなって欲しくないものだ。

記:2000/12/25

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