ダンとアンヌが夫婦!『大決戦!超ウルトラ8兄弟』

      2019/11/01

yokohama

ハヤタもダンも郷も北斗も、女性隊員と結婚していた!

先日、息子と『大決戦!超ウルトラ8兄弟』を観ました。

え? 昭和ウルトラマンとは別の設定の物語の平成ウルトラマン(ティガ、ダイナ、ガイア)が共演?と思ったのですが、なるほど、これはパラレルワールドのお話だったのですね。

今の世界とは、ちょっと違うパラレルワールドの世界のお話。

そうすると、ウルトラマンのいる世界と、ウルトラマンのいない世界があるわけで、ハヤタがウルトラマンな世界もあれば、ハヤタが自転車屋のおじさんな世界もあるわけです。

映画のパンフレットにも「この映画はお祭りだ」と書いてあるように、これはまさに、昭和時代からのウルトラファンを満足させる、ウルトラマン・オールスターズ総出演のお祭り映画と呼ぶにふさわしいでしょう。

なんたって、これは人間関係の設定だけでも「フッフッフッ」な内容なのですから。

というより、人間関係の設定だけが、この映画の見どころといっても過言ではない(笑)。

戦闘シーン?……は、あんまりだなぁ。

CGをフルに使いまくった戦いのシーンは、もうビームや火の玉がビュンビュン飛び交う「かめはめ波合戦」みたいなもので、昔のウルトラマンのような肉弾戦のような要素がほとんどないし。

といっても、劇中前半のメビウスとキングゲスラとの戦いなどは、肉弾戦中心でしたが。

ですので、戦いのシーン以外に私はニヤリとしてしまうところが多かったし、多くのお父さんたちも、子供とは違うところをツボに感じたのではないでしょうか?

なんたって、ハヤタとアキコさんが夫婦で、自転車屋さんだし。

で、ハヤタ(黒部進)の実娘のレナも、ハヤタの娘で、ダイゴ(ティガ)の婚約者という設定(笑)。

ダンとアンヌが夫婦でハワイアンレストランやってるし(笑)。

ちなみに、鵠沼海岸にある“ダンの店”『ジョリー・シャポー』に行ったことがある人なら、その店のシーンや、ダンがカレーを出すところを見ると(ハヤシであって欲しかった!)、もっとニヤリとなると思います(笑)。

あとは郷秀樹とアキちゃんが夫婦で自動車修理工場やってるし(笑)。

その自動車修理工場の名前が、「坂田自動車修理工場」なんですよ。「帰ってきたウルトラマン」のファンならおわかりのとおり、これは、郷秀樹の親友&兄貴分の坂田健の工場。

劇中では、坂田兄弟は、ナックル星人に殺されてしまい、多くのファンが衝撃を受けましたが、この映画では、お兄さんの遺影は事務所に飾られているものの(涙)、妹のアキちゃんは生きていて、郷と結婚していた!

めでたし、めでたし。

しかも、アキちゃん(榊原るみ)の実娘(松下恵)も、アキちゃんと郷の娘役で出演というのが嬉しいじゃないですか。

さらに、エースは、あの、南夕子が北斗星司の奥さん!

二人はパン屋さんを営む仲良し夫婦でした!(笑)。

覚えているかな、ウルトラマンAの第1話、北斗星司は、パン屋さんだったんだよね。

ウルトラマンのいない世界での北斗星司は、TACに入ることなく、超獣やヤプールと戦うことなく、平和にパン屋さんをやっていたのです。

しかも、そのパン屋さんは、元町のポンパドウルの本店だぜ!

私が幼稚園児だった頃は、幼稚園の帰り道に、母上様と、元町のユニオンで輸入モノのお菓子とか、ポンパドウルでフランスパン買って帰るのがお洒落だったんだぜぃ(笑)。

で、このポンパドウルの数軒隣が私が産声をあげた場所です(笑)。

もっとも、もうその病院はとっくの昔になくなってしまいましたが……。

そうか、もしかしたら、パラレルワールドの世界では、幼い頃の私と、北斗星司は会っていたかもしれない、ということになるな(笑)。

さらに、第1話で看護婦だった南夕子も、今では旦那と店頭に立ってはいるものの、看護婦の資格も持っているので、怪獣が暴れて傷ついた人々の手当てにも出動します。

アキコ、アンヌ、アキ、夕子。

4人の元祖ウルトラヒロイン4人が勢ぞろいして、フラダンスを踊るシーンがあったりと、もう昭和のウルトラマンに熱くなったオジサンたちへのサービスシーンはいたるところにありまくりでしたね(笑)。

平成のヒロイン3人も勢ぞろいです。

ティガのレナ、ダイナのリョウ、ガイアの敦子も、それぞれのヒーローの恋人役として、怪獣やっつけチームの一員としてではなく、普通の一般市民として登場しています。

それぞれの番組の、それぞれのおいしい人たち総出演!って感じで、まさに、お祭りムーヴィな内容でしたね。

一昨年の映画の舞台は神戸だったけれども、今回の舞台は、港町は港町でも、横浜。

赤い靴をはいた女の子が物語のカギを握るあたりが横浜らしい(笑)。

しかも、横浜といえば、私のふるさとではないですか。

実家の近所が映りまくりでした(笑)。

幸い、うちの近所が怪獣に破壊されるシーンはなかったので、良かった良かった。

記:2008/09/21

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