雑想 2003年3月

      2024/03/07

「学校は何も教えてくれない」について

「学校は何も教えてくれなかった」とか、「学校は何も教えてくれない」などという人がいたり、歌の歌詞やドラマや映画のセリフがあったりするが(多分あったりしたと思う)、でもさ、このようなことを仰る方々って、学校になにを期待しているのさ?

学校が教えてくれるのは、
国語、
算数、
理科、
社会だよ。

あとは、体育とか家庭科とか技術とか音楽とかの実技科目もあるけど。

副産物として、そこで友達できたり、部活動や行事などで学べることもあるかもしれないけどさ、基本、学校が教えるのは、国語(漢文、古文)、算数(数学)、理科(物理、化学、生物、地学)、社会(地理、歴史、倫理、政治経済)のような「お勉強」であり、教師はそれを教える「係」に過ぎない。

そんな教師に対して過度な期待を抱く方がおかしい。
「人生」とか「世の中」までを求めちゃだめだよ。
だって、人生経験や民間企業などでの職場経験のない公務員が大半なのだから。
社会で揉まれる経験を経ずに、学生時代に教員免許を取ったらそのまま学校の先生になっちゃった人が大半なのだから。

そのような「勉強教え係」の人に、人生やら、生きる意味やら、金儲けやら、恋愛やら、人付き合いやら、世渡りの仕方などまでも、教えてもらおうなんざ、虫が良すぎる。というか、求める相手が違うでしょ。

これらのことを学びたければ、自分で経験する、学校以外の場所で身銭を切って学ぶ、というのが普通でしょ?

だいたい、学校は何も教えてくれないなどと「無いものねだり」をしている人に限って、テストや宿題からは逃げていたのでは?

だとしたら、学ぶ姿勢が無いくせに、「教えてくれない(くれなかった)」などと駄々をこねるのは、姿勢として違うと思う。

デモンズ・ダンス

ウディ・ショウのトランペットや、彼が作曲した名曲《スイート・ラヴ・オブ・マイン》が印象的なジャッキー・マクリーンのブルーノート最終作、『デモンズ・ダンス』。

このアルバムのレコーディング後、マクリーンは、しばらくシーンから遠ざかってしまう。

年末にこの《スイート・ラヴ・オブ・マイン》を聴くと、その年の出来事が走馬灯のようによみがえってくる。

年の絞めに『デモンズ・ダンス』。

なかなかオツです。
(・∀・)b

>>デモンズ・ダンス/ジャッキー・マクリーン

早起きは三文の得

なぜイヌは虫歯になりにくいのかというと、唾液の量が多いので、口の中の環境がアルカリ性に近いからなのだという。

つまり、唾液が分泌されていれば、虫歯の菌が発生&繁殖しにくいというわけ。

そして、これはそのまま人間にも当てはまることだ。

人間は、寝ている間は唾液があまり分泌されていない。

つまり睡眠中の口の中は、ばい菌がどんどん繁殖してゆく。

一説によると、口の中の雑菌は大腸菌よりも汚いのだとか。

言うまでもなく、大腸菌とは、ウンコの中にたくさん入っているばい菌のことですね。

誰かが言っていた。

寝起き直後、つまり口の中にばい菌がウヨウヨいる状態で、歯を磨かずに飲み食いをすると、5グラムのウンコを呑み込んでいるようなものなのだとか。

さらに、歯垢。

楊枝でほじくり出した白くネバネバした歯垢。これは食べカスではなく、ほとんどが細菌のかたまりで、残りは細菌が作り出した老廃物で構成されている。

この歯垢の1センチ四方には、1億の細菌と微生物がいるのだとか。

1センチの歯垢といってもかなり巨大な歯垢なので実感が沸かないかもしれないが、これの10分の1、つまり1ミリ四方で考えてみれば、面積比で考えると、100万のばい菌ということになり、楊枝ですくった「ぷぅ~ん」と臭う白い物質の中には、世田谷区と目黒区の合計人口に匹敵するばい菌や微生物がウヨウヨしていることになるのだ。

以上、2点の話を聞いて以来、私は目が覚めると同時に布団から跳ね置き、洗面所に直行し、歯を磨くことが習慣となった。

いや、別に私は医学や生物学には疎いので、どれぐらいの量のばい菌が身体に悪くて、虫歯になるのは何億のばい菌が必要なのかといった、そういう細かいことは分からない。

ただ、“ウンコ5グラム”とか、“世田谷・目黒の人口と同じ数のばい菌”という喩えが、数字よりもリアルに感じられてしまい、知ってしまった以上は気持ち的な問題として歯を磨かずにはいられなくなったのだ。

しかし、このことによって、思わぬ副産物もあった。

早起きだ。

たとえ、どんなに早く目が覚めても、「眠い、もう少し寝る」と唾をゴックンして二度寝をすることなど考えられなくなったのだ。

どんなに眠くても、数時間前のアルコールが身体の中に残留していてマッタリしていても、歯を磨いているうちに少しずつ目は覚めてくるものだ。

だから、再び布団に潜り込むことはなく、結局そのまま起きて、お湯を沸かし、パソコンを立ち上げ、音楽をかけ、服を着替えることになる。

出勤までの2~3時間、私はこの時間を読書やホームページの更新、音楽を聴く時間に当てるのが日常となった。

早起きは三文の得という。

たしかに朝のほうが夜よりも作業がはかどるし、能率もあがる。

夜に書きかけた原稿を朝にチェックしてみると、いかに意味不明なことを書き綴っていたかが分かり、おかしい。

深夜に“根性”で、書いていた“つもり”の原稿や仕事内容が、いかに使えないシロモノなのかということが分かる。

と、同時に、夜は“一生懸命”やっていた内容も、朝は特に一生懸命やる必要もなく、スラスラと結論に導くことが出来るので、作業効率も高い。

え?それは分かっているけれども、やっぱり早起きすると昼や夜が眠くなってしまうのが心配で怖い?

心配御無用。

人間、仕事と好きなことをやっている間は、眠くならないものなのです。

※世田谷区の人口:788,132人/目黒区の人口:245,554人(15年3月1日現在)

記:2003/03/16

イタリアのチェット・ベイカー

たしか、このライブが行われたときのチェットって、どうしようもないジャンキーで、医者をだましてクスルをせしめたり、夜中じゅうヘロインを求めて彷徨ったりした挙句、刑務所に数ヶ月の間、放りこまれたりした時期だったと思うけど、そういう音楽以外のど~しょ~もない行いと、音楽そのもののはチェットの場合は、切り離して考えたほうが良い場合もある。
良くない場合もあるけど(笑)。

つまり、私生活がメチャクチャ&ボロボロでも、音楽は良いことだってあるのですわ。特にチェット・ベイカーというミュージシャンの場合は。

とにもかくにも、この盤のチェットのプレイは不思議と心を打つ。

《アイ・シュッド・ケア》最高。
ひしひしと迫ってくる。

胸打つジャンキー、ずるいぞチェット!

▼収録曲
1. I Should Care
2. Violet for Your Furs
3. When I Fall in Love
4. Goodbye
5. Autumn in New York
6. Angel Eyes
7. Forgetful
8. Deep in a Dream
9. Lady Bird
10. Cheryl Blues
11. Tune Up
12. Line for Lyons

ウルトラシリーズはやっぱり昭和でしょ!

こんなこと言うと「古い」とか、「年寄り」とか言われそうですが、やっぱりウルトラマン(ウルトラシリーズ)は昭和のものがいいですね。

そりゃあ平成のウルトラシリーズと違って、CGなぞ無い時代ですから、特撮はチープな部分もありますし、トホホは話もあるかもしれませんよ。

でも、なんというかな、独特の厚みがあるんですよね画面に。

深みもあるかな。
そしてなにより、夢がある。
明確なメッセージがある。

子供の頃にウルトラマンやセブンを観て興奮した人も。
小学生の頃に再放送を観て感激した人も。

平成育ちだけれども、レンタルしたDVDで昭和のウルトラマンの良さに目覚めた人も、是非、昭和のウルトラシリーズの素晴らしさを見直しましょう。

ウルトラマンのマスクは、やっぱりAタイプだよね~という方、
ゼットン登場の最終回にハラハラした人も、
ダンとアンヌの恋模様に胸を躍らせた方、
ナックル星人の卑怯な手口に怒り心頭に達したあなた、
エースキラーやヒッポリト星人によってウルトラ兄弟がピンチに陥ったときに、来週はどうなるのだろう?と心配になった人、
ファンタジーの世界のようなM78星雲・光の国に行きたいと思った君も、
レオとセブンの師弟愛に男を感じたyouも、
エイティのキック技の多さに気がついた鋭いあなたも、
ウルトラファイトのチープさに味を感じている君も、
DVD、ソフビ、主題歌のCD、必殺技、円谷プロの秘話、本、動画、画像……

とにもかくにもウルトラワールドを楽しみましょう!
やっぱりウルトラマンは昭和でっしょ!

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ブラック・シカゴ・ジャズ サウスサイド 第1集(1923-1927)

ブラック・シカゴ・ジャズ サウスサイド 第1集(1923~1927) Black Chicago Jazz SOUTHSIDE VOLUME 1(1923~1927)Black Chicago Jazz SOUTHSIDE VOLUME 1(1923~1927)

本日2003年3月30日発売のジャズCDです。

1920年代半ば。

シカゴのサウスサイド地区で活躍したジャズマン(黒人プレイヤー)の名演を集めた傑作選です。

時代を超えて、今の時代にとどけられる力強いパワーに圧倒されること間違いなし!

ガシッとあなたの魂を鷲づかみ!

サッチモの「ホット・ファイヴ」の熱い演奏も収録されているよ♪

ブラック・シカゴ・ジャズ サウスサイド 第1集(1923~1927) Black Chicago Jazz SOUTHSIDE VOLUME 1(1923~1927)
ブラック・シカゴ・ジャズ サウスサイド 第1集(1923~1927) Black Chicago Jazz SOUTHSIDE VOLUME 1(1923~1927)
▼収録曲
1. Twelfth Street Rag / Richard M. Jones (Piano solo) (1923)
2. Sweet Lovin' Man / King Oliver's Jazz Band (1923)
3. Play That Thing / Ollie Powers' Harmony SyncoPators (1923)
4. Steppin' On The Blues / Lovie Austin and Her Blues Serenaders (1924)
5. Tom Cat / King Oliver (cor solo) with Jelly Roll Morton (P) (1924)
6. Gut Bucket Blues / Louis Armstrong and His Hot Five (1925)
7. Cornet Chop Suey / Louis Armstrong and His Hot Five (1926)
8. Too Bad / King Oliver's Dixie SyncoPators (1926)
9. Frog Tongue Stomp / Lovie Austin and Her Blues Serenaders (1926)
10. Mr. Freddie Blues / Jimmy Blythe (piano solo) (1926)
11. Messin' Around / Jimmy Blythe and Ragamuffins, Trixie Smith (vcl) (1926)
12. Adams Apple / Jimmy Blythe and Ragamuffins (1926)
13. East Coast Trot / Junie Cobb and His Hometown Band (1926)
14. Chicago Buzz / Junie Cobb and His Hometown Band (1926)
15. Merry Maker's Twine / Lovie Austin and Her Serenaders, Henry Williams (vcl) (1926)
16. Harmony Blues / Preston Jackson and His Uptown Band (1926)
17. It's Tight Jim / Preston Jackson and His Uptown Band (1926)
18. Nightmare / Elgar's Creole Orchestra (1926)
19. Grandpa's Spells / Jelly Roll Morton's Red Hot Peppers (1926)
20. Careless Love / Johnny Dodds (cl solo) with Tiny Parham(p) (1927)

記:2009/03/20

ライヴ! ジム・ホール

ジム・ホールの『ライヴ!』、本日2003年3月25日に再発!

1975年7月、カナダはトロント、バーボンストリートでのライブです。

この頃のジム・ホールは、もっとも脂がのっていた時期かもしれません。

このライヴの3か月前の4月に、あの名盤『アランフェス協奏曲』を吹き込んでいますからね。

>>アランフェス協奏曲/ジム・ホール

ギター・トリオのフォーマットで、どこまでも名手ならではの「技」を味わうことができます。

BGMとして気軽にかければリラックスして聴けるんですが、じっくり聴こうと身構えると、ハーモニーを含め、かなり考え抜かれたアドリブのため、かなり聴きごたえがあります。

ジャズ歴の長短、あるいはギタリストかそうでないかで、随分と聴こえ方が変わってくるのではないかと思います。

記:2003/03/25

LIVE! (Horizon)
- Jim Hall

1. Angel Eyes
2. 'Round Midnight
3. Scrapple From The Apple
4. The Way You Look Tonight
5. I Hear A Rhapsody

Jim Hall (g)
Don Thompson (b)
Terry Clarke (ds)

June 1975

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