雑想 2004年2月
2022/10/07
ハードグルーヴ ロイ・ハーグローヴ
これはちょっと相当気持ち良い。
ハーグローヴのトランペットがどうのこうのという以前に、ドラムね、ドラム。
ドラムがまあ、なんて気持ち良いざんしょ。
カチッ!
シャキッ!と決まっている。
明るく全体的にカラットしていて、そして全体的にカチッとまとまっていて、まあ気持ち良いとしかいいようのないアルバムでございます。
腎臓 ゴボウ
ゴボウは皮むきやアク抜きなど調理が面倒なので、滅多に自宅では食べない。
しかし、ゴボウには水溶性の繊維がたっぷりで腎臓には良い食べ物のようだ。
腎臓やられたら、人工透析⇒いやだ
人工透析は、きくところによると、週3回のペースで病院に通わなければならないとのこと。
⇒いやだ
よし、もっとゴボウを食べよう!
野菜だとゴボウがいいが、果物だとリンゴが良いらしい。
よし、もっとリンゴを食べよう!
あとは、黒い食べ物。
つまり、シイタケや黒豆、海藻類。
よし、これらももっと食べよう!
マルコス・ヴァーリ Previsao Do Tempo
単に「心地よいアルバム」という一言で括ってしまっても十分なんだけど、その心地良さの裏には、深い音楽性と、並はずれたセンスも横たわっているのです。
とても1970年代前半の音楽とは思えない。
▼収録曲
1. Flamengo Ate Morrer
2. Nem Paleto, Nem Gravata
3. Tira a Mao
4. Mentira
5. Previsao do Tempo
6. Mais do Que Valsa
7. Os Ossos do Barao
8. Nao Tem Nada Nao
9. Nao Tem Nada Nao (II)
10. Samba Fatal
11. Tiu-Ba-La-Quieba
12. De Repente, Moca Flor
ソフトマシーン 4th & 5th
ジャズロックが好きで、フリージャズ的なエッジの尖ったアプローチが好きならば、この時期のソフトマシーンがはまるかもしれない。
point CORNELIUS
そういえば、もう10年以上も前の作品だったんだ。
ストイックな音づくりが、今聴いてもけっこう気持ちいいのです。
▼収録曲
1. Bug
2. Point Of View Point
3. Smoke
4. Drop
5. Another View Point
6. Tone Twilight Zone
7. Bird Watching At Inner Forest
8. I Hate Hate
9. Brazil
10. Fly
11. Nowhere
アイ・ゲット・ア・キック・アウト・オブ・ユー
フランク・シナトラの『スイング・イージー』収録の《アイ・ゲット・ア・キック・アウト・オブ・ユー》。
これ、サビの♪アイ・ゲット・ア・キック の「キック」のところで、バスドラのキックが一発ボスッと入るんだよね。
1回だけでなく、必ず「キック」とシナトラが歌うと必ず。
これがなんだかおかしくて、聴くたびに笑ってしまうのであった。
うず 矢野真紀
こんな自堕落でだらしなく、そして自意識だけはいっちょまえな面倒くさい女とは絶対に一緒に住みたくないし、ましてやつきあいたくはないぞと思いつつも、矢野真紀の《うず》の歌詞中で独白を繰り返す女は妙に魅力的だ。
貧乏系、意識高い系、住んでる場所は阿佐ヶ谷か高円寺あたりか?
ダサい(と感じる)田舎から自らの可能性を信じて東京に飛び出してきたものの、空回り。
言葉による言い訳と現状満足力だけは一人前で、そこそこコミュ力はあるのだけれども、家賃の安いアパートで、成り行きで同棲しているオトコとの同棲生活は妙に生活感が漂い、自分自身おプライベートもなんだかだらしない。
まあリアルといえばリアルだし、なまめかしいといえばそうなのかもしれない。
夢見るオトコとしては(?)、こんなオンナは重たく鬱陶しいのだが、これはあくまで歌の中での世界。
歌の中の世界を垣間見るだけなら、それはそれでなかなか面白い体験ではあるし、曲と歌がなかなか良いので、よく聴いているよ、《うず》は。
ジャズ来るべきもの
耳にキンキンくる美しさ。
脳にズキズキくる狂騒かつ狂走美。
私にとっては、美の新しい価値観を植え付けてくれた1枚なのかもしれない。
《ピース》や《コンジーニアリティ》。
このようなタイプの曲って、それまでのジャズにはあるようでなかったタイプのメロディ。
少々奇妙に捻子曲がっていながらも、単純素朴なメロディだよね。
この2曲が理解への突破口になったと思います。
▼収録曲
1. Lonely Woman
2. Eventually
3. Peace
4. Focus On Sanity
5. Congeniality
6. Chronology
なんて哀しい《ソノラ》のピアノ
おいおい、こんなに悲しいピアノはないだろう。
《ソノラ》。
『ハンプス・ピアノ』に収録されています。
溌剌としたピアノがトレードマークのハンプトン・ホーズなんだけど、このブライトでメリハリのあるタッチだからこそ、聴いていると余計に悲しくなってしまうではないか。