雑想 2004年6月

      2022/10/18

オスカー・ピーターソン・トリオ・プレイズ

選曲、演奏内容、演奏時間からも、この『オスカー・ピーターソン・トリオ・プレイズ』は、裏『プリーズ・リクエスト』なのかもしれませんね。

名盤のほまれ高い『プリーズ・リクエスト』ですが、こちらのほうも負けず劣らず素晴らしいです。

本日発売2004年6月30日発売。

◎収録曲
1. ザ・ストラット
2. レッツ・フォール・イン・ラヴ
3. サテン・ドール
4. 小さな足
5. リトル・ダーリン
6. フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
7. 殆ど私のもの
8. シャイニー・ストッキングス
9. 夢からさめて

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記:2004/06/30

死刑台のエレベーター マイルス

これを観てから、

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改めてこれを聴くと、

聴こえ方が変わってきます。

私の場合、
最初にアルバムを聴いた時は、
⇒禁欲的なマイルスの世界だな~( ̄ー ̄)

映画を観た後は、
⇒サスペンスなトランペットだな~( ̄ー ̄)

という状態が長く続き、今では、サスペンス映画のサスペンスな音楽でありながらも、やっぱりマイルスの存在感が濃厚に漂うな~、という感じです。

もちろん、映画単体も素晴らしいです。

ルイ・マル監督といえば、私は『地下鉄のザジ』が昔から大好きだったのですが、『死刑台のエレベーター』を観ると、ルイ・マル監督の多彩な表現力と懐の深さ、というよりも、非凡なセンス、ただものじゃないな~ということがよく分かります。

ベイズン・ストリート・ブルース ダイナ・ショア

くつろぎのヴォーカル名盤。
ボサノバ調の《ドレミの歌》が楽しい。

▼収録曲
1. ベイズン・ストリート・ブルース
2. ドレミの歌
3. ナッシュヴィル・ブルース
4. 愛さずにはいられない
5. マイ・マンズ・ゴーン・ナウ
6. クライ・ミー・ア・リヴァー
7. バイ・バイ・ブルース
8. ノーバディ・エルス・バット・ミー
9. アイ・ハド・マイセルフ・ア・トゥルー・ラヴ
10. モア
11. クロエ

セレブレーション アブドゥーラ・イブラヒム

ダラー・ブランド(現在はアブドゥーラ・イブラヒム)の、このサウンドを形容するのにうまい言葉が思い浮かばないな~などと思っていたら、「悠久」という言葉が思い浮かんだ。

そうそう、悠久。

音楽にシンクロしていくうちに、だんだんと呼吸が長くなっている自分に気がつく。

たくさん聴けば、長息できるかもしれない(・∀・)b

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ブラジリアン・ソフトリー ポール・スミス

趣味の良いポール・スミスによるボサ・ウィズ・ストリングス。

各曲の演奏時間が短く、簡潔に要点のみがセンス良くまとめられたアレンジが秀逸。

▼収録曲
1. ワン・ノート・サンバ
2. バードランドの子守唄
3. メディテイション
4. ランプ・イズ・ロウ
5. コルコヴァード
6. ブラジリアン・ソフトリー
7. イパネマの娘
8. ディスカヴァー
9. ハウ・インセンシティヴ
10. ソー・ナイス
11. モア
12. ザ・ナート

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プレイズ・デューク・エリントン セロニアス・モンク

ひっそりと、厳かですらあるモンクのピアノ。
ウイントン・マルサリスも拝借している《キャラヴァン》のアプローチが秀逸。

若い頃はインパクトが薄いので今一つだと思って聴いていたんですが、今はかなりの愛聴盤となっている。

思索的なモンクの一面が全面に出た秀作だと思います。

モンクの写真がレイアウトされたジャケットも出ていますが、個人的には、ひっそりとしたジャングルのイラストのジャケットのほうがこのアルバムの雰囲気にマッチしていると思います。

▼収録曲
1. スイングしなけりゃ意味ないね
2. ソフィスティケイテッド・レディ
3. アイ・ガット・イット・バッド
4. 黒と茶の幻想
5. ムード・インディゴ
6. アイ・レット・ア・ソング・ゴー・アウト・オブ・マイ・ハート
7. ソリチュード
8. キャラヴァン

フォー・ゾーズ・イン・ラヴ ダイナ・ワシントン

好みもあるだろうけど、ダイナ・ワシントンは、やはりエマーシー時代が声に艶とハリがあって聴きごたえがありますね。

『フォー・ゾーズ・イン・ラヴ』は、ジャケットが醸し出すムードも素晴らしい。

▼収録曲
1. I Get A Kick Out Of You
2. Blue Gardenia
3. Easy Living
4. You Don't Know What Love Is
5. This Can't Be Love
6. My Old Flame
7. I Could Write A Book
8. Make The Man Love Me
9. Ask A Woman Who Knows
10. If I Had You

『ダイナ・ジャムス』とともに、エマーシー時代の傑作ですね。

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ソウル・フュージョン MJQ

MJQ、あるいはジョン・ルイスというピアニストという存在の箍(たが)が外れたミルトの奔放なプレイが良いですね。

ピアニストが変わると、こうも変わるのかという好例がミルト・ジャクソンとオスカー・ピーターソンの『リユニオン・ブルース』ですが、音数が多いピアニストのほうが、ミルト・ジャクソンは煽られるのかな?

モンティ・アレキサンダーもピーターソンと並び、音数多めのピアニストですが、やはり、奔放なミルト・ジャクソンのプレイが楽しめます。

もっとも、アレキサンダー、自身のリーダー作よりは音数抑え目だけど。

▼収録曲
1. Parking Lot Blues
2. 3000 Miles Ago
3. Isn't She Lovely
4. Soul Fusion
5. Compassion
6. O Amor En Paz
7. Yano
8. Bossa Nova Do Marilla

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