雑想 2005年5月

      2022/11/06

そらの青とクレーンの赤オレンジ

ポツンと赤オレンジクレーン。

雲のない空に。

手前の黒は電燈かな?

これもポツンと雲のない空に。

かなり望遠で撮った記憶が。

赤っぽくもあり、オレンジっぽくもあるクレーンの本体の色がなかなかおいしそうなのです。

クレーン先端の赤い箇所は、股を閉じた東京タワーにも見えなくもない??

エヴァンゲリオンで見たような電柱のシルエット

この黒い電柱のシルエット、なんとなくエヴァ的ではある。

『新世紀エヴァンゲリオン』というアニメの素晴らしいところは、電信柱や鉄塔など、我々がふだん見慣れているもの、いや、見慣れすぎているものをものすごくカッコよく描写しているところにあると思う。

特に、電信柱がリアルであればあるほど、使途やエヴァの巨大さが遠近法的に分かりやすく、臨場感のある迫力を演出できると思う。

慧眼。

この電信柱のような作りこまれた複雑な造形物が、いとも容易く、かつ無慈悲に破壊されてしまうような描写って、特撮よりもアニメのほうが、その表現が活きるんじゃないかと思う。

雨の日の東京タワーと六本木の電信柱

これを撮影した日を覚えている。
たしか、2005年の2月8日だ。

雨でうすぼんやりと浮かぶ背後の東京タワーと、
手前の電信柱の質感の対比が面白いと思って
撮影した。

そうそう、20世紀フォックスに、
ハリウッド・リメイク版の『シャル・ウィ・ダンス』の試写を観に行く途中に撮ったのだった。

記:2005/05/16

ヒア・アンド・ゼア エリック・マリエンサル

《ステイタス・シーキング》の緊迫感とスピード感にゾクゾクする。

メンバーは『ファイヴ・スポット』でお馴染みのメンバーです。

トランペットがブッカー・リトル、
ピアノがマル・ウォルドロン、
ベースがリチャード・デイヴィス、
ドラムスがエド・ブラックウェル。

(と書いているうちに、気分は『スウィング・ガールズ』の竹中直人になってきた…)

『ファイヴ・スポット』のvol.1,2、そして『メモリアル・アルバム』だけでは物足りないという貴兄に。

同一メンバーで、こんなにスリリングな演奏も残していたんですよ。
未聴の方は要チェック!

▼収録曲
1. Status Seeking
2. God Bless The Child
3. April Fool
4. G.W. (Take 1)
5. Don't Blame Me (Take 2)

最初にジャズにエレキギターを使った奏者

ところで、ギターに電気を用いた、という意味では(チャーリー・)クリスチャンが最初ではなく、一九三七年に編曲者、トロンボーン奏者であったエディ・ダーハムがカウント・ベイシーのバンドで吹き込んだ「タイム・アウト」が最初であるという。しかし、技術の面、表面上の面で全くの革命をなし遂げた開拓者はクリスチャンである。

高柳昌行『汎音楽論集』より

ケニー・ギャレット ソングブック

このアルバムでトライしている音楽の方向と、優秀なリズムセクションんの力量、そしてギャレットの熱量の3本柱がピタリと一致した素晴らしい作品です。

『トリオロジー』とともに、彼の最高傑作でしょう。

晩年のマイルス・グループにいたアルトサックス奏者。
それぐらいのイメージしか持っていない方は、是非、彼のストレートアヘッドな4ビートにも耳を傾けてみてください。

ハサーン・イブン・アリの強烈ピアノ

ぶっとびドカン!

なんだ、なんだ、なんだ、このピアノは!

⇒ハサーン・イブン・アリのピアノ

とにかく、凄い。

これを聴いちゃうと、モンクもニコルスもテイラーでさえ霞んでしまうほど。

それくらい凄まじいというか恐るべき個性の塊ピアノといえましょう。

めまぐるしく変わるテンポ、曲調。

この人の思考パターンがまったく読めない。

この恐るべき怪獣のようなピアノにピタリとついていくマックス・ローチのドラミングもものすごく凄い!

ま、このピアノトリオのリーダーですからね。

それにしても、すんごい人の、すんごいピアノにピタリと寄り添い、鼓舞するテクはタダモノではない。

チャレンジャーだな~、マックス・ローチ。

とにかく聴いてみて!
凄いですから。

元気が無いときゃカークが足りない

なんだか気分が沈んでいるとき、ふさぎこんでいるとき。
そんなときのアナタ、カーク、足りてますか?

『アウト・オブ・ジ・アフタヌーン』の《フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン》を聴いて、気軽にカークを補充しましょう。

元気になること請け合い。

サム・ジョーンズ ザ・ソウル・ソサエティ

地味かもしれないが、見直そう、サム・ジョーンズ。

黒いんだよね~、サム・ジョーンズの「弦」は。

もちろんベースもなんですが、むしろ、チェロに黒さがじんわりと現れているような気がする。

クラシックのチェロに耳慣れていると、まるで別の楽器のように聴こえます。

そして、サム・ジョーンズの歌心を表出するには、チェロは、とても相応しい楽器のような気がするのです。

『ザ・ソウル・ソサエティ』を聴くと。

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