雑想 2007年5月
2024/02/25
ぷく~、ぷく~、ぷく~ちゃん 帰ってきた時効警察
え~と、4月からのクールの新ドラマもそろそろ、第3話、4話を迎えつつある現在、我が家でもだいぶドラマの評価が定まってきています。
まず、息子。
なんといっても、『鬼嫁日記いい湯だな』ですね。
『ナースのお仕事』以来、コミカルな観月ありさにゾッコンな息子は、『鬼嫁』のパート2はもう、待ってました!といわんばかり。
私としては、話のパターン展開が、毎回決まっているので(エビちゃんのワンポイントレッスンとか、飲み屋の女将への妄想とか、ラストのゴリと観月ありさが一緒に風呂に入っているシーンとか)、ま、それはそれでいいんだけど、なんとなくモノ足りない感じです。
私は、なんといっても、「わたしたちの教科書」ですね。
サスペンスタッチの水面下で荒廃している中学校。
そして、菅野美穂がいいですね。
今までになかった新しい役柄にチャレンジしています。
で、微妙にサマになっていないところが、たまらなくいい(笑)。
とくに、タバコの吸い方が、いかにも非喫煙者が無理して吸っている感じプンプンなんだけども、そこを含めていい(笑)。
仮面ライダーカブトに変身していた水嶋ヒロも、ここでは、オタクむっつり電波教師で、怪しくてよい。
彼は、カブトの天道総司よりも、こっちのほうが似合っているよ。
女房的には、『バンビ~ノ!』と『帰ってきた時効警察』がツボにはまっているようです。
とはいえ、この2つは、私も息子もハマッているので、この2つのドラマは家族そろって観ています。
とくに、先週の『帰ってきた時効警察』、ぷくーちゃんが良かったですねぇ(笑)。
とくに、あの歌(笑)。
♪ぷくー、ぷくー、ぷくーちゃん
脱力系、やるきなさ系のやっつけシゴト的ソングが最高。
息子も私も風呂で歌ってます。
ぷく~
記:2007/05/04(from「趣味?ジャズと子育てです」)
クレーンのおいしそうな朱色
塗り分けられたクレーンの白と赤。
赤というよりは、鮮やかな朱色。
おいしそうな朱色。
朱色は英語でバーミリオン(ヴァーミリオン)。
バーミリオンといえばバーミリオン小隊。
マクロスですな。
懐かしい。
久々にバルキリーを作りたくなってきた。
握力と寿命
寿命と握力は比例するらしいです。
よく誤解されるのが、ベーシストは握力が強い、ということ。
ま、たしかに強い人も多いことは確かではありますが、私はどちらかというと弱いほうです。
よく、「ウッドベースとか弾いていると、握力が鍛えられるでしょ?」と言われますが、握力よりも、指の力が鍛えられます。
もちろん、あのぶっ太いネックを掴み続けるのだから、ある程度の握力は必要かもしれないけれども、それは、ポジション上の指の位置、つまり、手の形をキープするための、どちらかというと持久力としての握力のパーセンテージのほうが強いのではないかと思います。
(だから、慣れるまでは、手の平がグリグリと痛いが、だんだん慣れてくる)
ベース、とくに左手でキチンとした音程をとるためには、指先の力が強いほうが良いんですね。
じゃあ、どうやって指先の力を鍛えるのかというと、特に特殊な器具が必要というわけではなく(発売されてはいますが)、やっているうちにだんだん強くなるんじゃないかな?
私は特に何もやっていないし。
だから、私、指先の力はけっこう強いらしく、女房の肩や首をもんでやると、「効く!」そうです。
しかし、握力が寿命にかかわっているというのならば(全体の筋力を測るバロメーターなんですってね)、俺も、ちょっと家にあるグリップでシャコシャコと握力アップ、とまではいかないが、握力キープを心がけようかな。
指先を鍛える器具にはこのようなものがあります。
★ピアノやギターの練習に最適 ★指の筋力トレーニング エクササイズ
これを使ってトレーニングをしたら楽しそうですが、ナマケモノゆえ、なーんもやってません。
もっとも、握力と寿命の相関関係は「ある」とする説がある一方で、因果関係としての「握力と死亡リスク」を証明することはできないと唱える説もあります。
そうか。じゃあ、無理して握力を鍛える必要もないなと、またもや私のナマケモノ心が満足し、結局何もすることなく、今日も一日が過ぎ去ってゆきます(笑)。
記:2007/05/06
「太陽にほえろ!」の岸部一徳ベースに燃えろ!
初期「太陽にほえろ!」のメインテーマでベースを弾いているのは、岸部一徳だったということは御存知でしたか?
改めてそういう“目線”ではなく“耳線”で聴いてみると、けっこうカッコいいんですわ(笑)。
基本は、旋律を奏でるサックスを引き立てるシンプルなラインです。
ところが、ところどころのフィルインに登場するフレーズが、なかなかファンキーで、脇腹にショコッとくる(笑)。
このショコッとくる感じが、たまらんですね。
いま、気づいたけれども、私がグラント・グリーンの『ライブ!』が好きなのって、もしかしたら、『太陽にほえろ!』のメインテーマが身体にしみ込んでいる故の懐かしさからくるのかも(笑)。
というより、幼少時に、日常生活の中、なにげにテレビから流れてきた音がけっこう無意識に堆積され、思わぬところに反応してしまうのかもしれませんね。
70年代~80年代初頭のアニメ・特撮番組は、和製ブラスロックというか、ニッポン・ソウルとでもいうべき、イナたいサウンド(笑)が、大量にテレビから放出されていましたから、これらのサウンドを聴いて育った影響っていうのは、やっぱり大きいと思います。
『スパイダーマン』のOP(オープニング)テーマなんかはかなり燃えます(笑)。
あと、「仮面ライダーアマゾン」のリズムギターや、鋭く切り込むブラスセクションにも燃える!(笑)
オープニングの「秘密結社との密林かくれんぼ」な映像は、小栗虫太郎の『人外魔境』の世界が好きな人、あるいは太田螢一の『人外大魔境』の容赦のない直截的客観的歌詞描写にシビれている人にとっては、ツボまくりなのではないでしょうか?
さて、話を軌道修正いたしまして、燃えるリズムギターといえばわれらがスーパーロボット「コンバトラーV」の♪若チョコ・若チョコギターも強烈でした(笑)。
こういう下地がある私が、ブーガルー・ジョー・ジョーンズや、グラント・グリーンを聴くと燃えまくるのは自然の成り行きなんですわ(笑)。
▼たとえば、コレなんか、かなりヤヴァッ!
上記コテコテングなものよりは、かなりジャズ寄りだけど、エレガントに燃えることが出来る《ジャン・ド・フルール》も大好きなグリーンの3本指にはいります。
上の《ジャン・ド・フルール》を聴いて「良ひ!」と感じた方は、是非、グラント・グリーンの『アイドル・モーメンツ』を買いましょう(笑)!
もうひとつ、ギターアップのジャケット名盤に、ウェス・モンゴメリーの『フル・ハウス』があります。
こちらも、すっげ~イイんだけど、私はどちらかというと『アイドル・モーメンツ』派(笑)。
そんなこというと、硬派なジャズマニアからは「軟弱!」とか「ケシカラン!」と怒られそうですが……(笑)。
8ブロック先には、メキシコが見える/エルパソの歌~ホームレスハート
ふと、iTunesがシャッフル選曲した《エルパソの歌》。
ホームレスハートという男女のデュオグループの歌なんだけど、この歌大好きで、昔は、バンドでもコピーしたものです。
でも、正直、『ホームレスハート』というバンド名がそのままタイトルのアルバムの中でピンときた歌はこの歌のみで、残念ながら、他の曲は、中途半端な打ち込みニューフォークミュージックって感じで、そのへんにゴロゴロといる、半分打ち込み、男はギターの女はヴォーカルという小規模グループに毛が生えたようなサウンドだったのが残念。
ただ、基本的には一本のギターでしみじみと、とつとつと語られる、メキシコ近くの風景には心打たれるものがあり、この微妙な寂寥感、静寂感は、おそらくはこの歌を作詞し、歌う山下弥生の心象風景がぴったりと切ないメロディにシンクロしているのです。
だからイイ。
心に染みてきますね。
また、このCDの歌詞カードに添えられるモノクロのフォトがどれもがすばらしく、とくにこの《エルパソの歌》の歌詞のページの対抗にレイアウトされている、ビルごしに空をみあげた写真が秀逸。
曇り空、上空には飛行機のシルエット。その飛行機のちょうど真下には一匹の飛行中の鳥のシルエットがタイミングよく収まっているのです。
記:2007/05/27