雑想 2009年5月

      2022/07/17

新しいピアノの先生

バッハとストラヴィンスキーが好きな先生が、今度の息子の音楽の先生になります。

そう、ヤマハ音楽教室幼児科→ジュニア科アンサンブルを終了した息子の次の段階は、個人レッスンなんですね。

で、音楽教室の受付の方が、私と息子の個性を鑑みたうえで、もっとも適切だろうと選出した先生と先日お会いして、いろいろとお話したのですが、彼女の好みは、近代。

レパートリーは、近代のものが多く、ストラヴィンスキーでピアノリサイタルをするような方で、近代か、古典のバッハが好きなのだとか。

ピアノの先生にありがちなショパンとかリストが守備範囲じゃないところが気に入った(笑)。

というか、バッハと(おもに)フランスの近代が好きなのは、私と好みが一緒。

息子ではなく、親の私と好みが一致してもあまり意味がないんだけど(笑)、でも、いいのだ。

で、いろいろと話し合って、息子にはどういう教則本を使い、どういうカリキュラムでやろうかということになったんだけど、まだ、話し合いの途中段階で、結論は出かかっているけど、まだ最終的な結論は出ずに、いまだ検討中というか、次のレッスンまでの互いの宿題になっています。

息子をさしおいて、大人同士の宿題(笑)。

息子は、ピアノを通して何をやりたいのか。

いちおう、そういう意見も聞いたんだけど、

「電気グルーヴや坂本龍一のような音楽ができるようになれれば、カリキュラムはなんでもいい。まかせる。どうせ、やる内容は基礎練中心でしょ?」

とのこと(笑)。

さて、どんなカリキュラムになることやら。
決まったらまたリポートする(かも)ね。

さらば清志郎!

忌野清志郎氏つつしんで冥福をお祈りします。

永遠なれ! 現代の正真正銘の歌舞伎者!

『ジャズ・ピアノ百科事典』発売中!

えーと、告知するのをずっと忘れていたんですが、『スイングジャーナル』の別冊『ジャズ・ピアノ百科事典』が発売中でございます。

私もは今回、2つ記事を書いています。

「真実か!俗説か!?語り継がれるジャズ・ピアノ 噂の真相」という特集がありまして、その中に2本、記事を書いています。

「故意?それともミスタッチ?モンクが放つ独特のハーモニーの真相とは?」いうタイトルの記事と、
「セシル・テイラーと山下洋輔のプレイ・スタイルは対極にあった!?」というタイトルの2つの記事です。

ほかには、「キースはばなぜ唸り声をあげるのか?」や、「オスカー・ピーターソンのワイドレンジ奏法とは?」など、興味深い記事が並んでいます(こちらは別のライターの方がお書きになられたもの)。

興味のある方は、ぜひ、ご覧になってください。

ジャズ・イン・ザ・ガーデン スタンリー・クラーク

スタクラ、レニー・ホワイト、そして上原ひろみによるトリオ。

上原ひろみファンからしてみれば、上原ひろみのニューアルバム!って見方になるのだろうけれども、れっきとした、スタンリー・クラークがリーダーのニューアルバム。

しかし、演奏内容はといえば、かなり上原色が強いこともまた事実。

マイルスの《ソーラー》、スタンダードの《いつか王子様が》、レッド・ホット・チリペッパーズの《アンダー・ザ・ブリッジ》、それに《さくらさくら》などなど、バラエティに富んだ楽曲の演奏が映える。

▼収録曲
1. パラダイム・シフト
2. さくらさくら
3. シシリアン・ブルー
4. テイク・ザ・コルトレーン
5. スリー・ロング・ノーツ
6. いつか王子様が
7. アイソトープ
8. ベース・フォーク・ソング NO.5 & 6
9. グローバル・テュウィーク
10. ソーラー
11. ブレイン・トレーニング
12. アンダー・ザ・ブリッジ
13. エルズ・バップ (日本盤のみボーナス・トラック)

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電信柱、下から見上げたメカメカしさ

下から見上げたときの、このむき出しのメカメカしさも、ほんと、たまらんですわ。

電信柱とスコーンと抜けた何もない空の対比がいつもたまらん、だから、いつも空を見上げている。

例によって、撮影場所、撮影日未定(涙)。

クレーンと信号機

庵野監督は、「エヴァンゲリヲン」で、
信号機や鉄塔を ものすごくカッコよく描いたが、
私が撮ると、ご覧のとおり、味気のないものとなってしまう。

多くの人は綾波レイがエヴァのツボなのかもしれないが、
私がエヴァが好きな理由は、信号機や電信柱がメチャクチャ格好よく描かれていること。

信号機の赤ガラスの透明感が個人的には好き。

ヴァニッシング ep. コンタクト

ジャケットの色と同様、青臭い青春ロックという先入観を拭えずに聴きはじめたら、実際にそのとおりではあったんだけど、なんだか、これは心の奥底に10代特有の甘酸っぱさがグサッときますね。

いいです、なかなかです。

ギターの爆音の上に、ナイーヴでデリケートな、それでいて意味深な歌詞と歌声をのせるのがとても上手。
言葉が、きちんとこちらに届きます。

特有のハニカミさ加減が、デビュー間もない頃のスーパーカーを思い出しました。個人的には。

confusion SORROW

以前、SORROWのライブに行ったことがあるんだけど、川村カオリが、
「今日は、何してってもいいんだよ!」
と、MCしていたことを思い出す。

SORROWのサウンドって、シャープで引き締まった、ストイックなトーンで貫かれているように感じるけど(実際そうなんだけど)、よく聴くと、川村カオリの“何してってもいいんだよ”じゃないけど、わりかし自由で創意工夫に富んだサウンド作りをしていると思う。

前作よりも、はるかにスケールアップをした2枚目。

エッジの立ったソリッドなサウンド。
けっこう、カッコいいと思います。

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「かっこいいディラン」の筆頭に挙げたいアルバムだ。

まずは、リズムに強靭な“バネ”を感じられる《ジョーカー・マン》がかっこいい。
ついで、バラードの《スイート・ハート》も美しい。

レゲエ界のスーパー・リズム・コンビ(スライ・ダンバー&ロビー・シェイクスピア)の参加が効いている。

全体的に、これまでのディランのアルバムとは一線を画するほどの、“ノリノリさ”が加味されていて、ディラン初心者にも安心してオススメすることの出来る内容。

さらにミックテイラー、アラン・クラークそれにロン・ウッド(g)も参加という、非常に豪華な布陣で固められ、もちろんのこと、サウンド的なクオリティも非常に高いアルバムだと思う。

というより、サングラスをかけたディランが大写しになっているジャケットが、音の内容を物語っているといっても過言ではないかもしれない。

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