雑想 2011年1月

      2022/08/17

カルテット・クインテット&ヴォイセズ ポール・デスモンド

40過ぎてから、ようやくポール・デスモンドの軽妙洒脱さを楽しめるようになってきた。

▼収録曲
1. Jeruvian
2. Soon
3. Winky (Gigi)
4. Baroque (Chorale Prelude)
5. But Happy (Fugue IV)
6. Will I Know
7. Garden In The Rain
8. Misty Window
9. Jazzabelle
10. A Watchman's Carroll
11. Everything Happens To Me
12. Let's Get Away From It All
13. Look For The Silver Lining
14. Sacre Blues
15. You Go To My Head
16. Line For Lyons

created by Rinker
Original Jazz Classi
¥350 (2024/12/08 12:10:16時点 Amazon調べ-詳細)

ボトムズ・アップ ザ・スリー・サウンズ

このアルバムの看板ナンバー《ベサメ・ムーチョ》がジュークでヒットし、それのお陰でブルーノートが一時期潤ったそうです。

イージーリスニング・ミュージック的な内容かもしれませんが、楽しく、聴きやすいピアノトリオなことは確か。

また、《ベサメ・ムーチョ》は、単に聴きやすいだけではなく、ノリのほうは、かなりドライブしまくっています。

とくにジーン・ハリスのピアノの和音連打は、途中で笑っちゃうぐらい激しい箇所もあり、けっこうエキサイティングな側面もあります。

created by Rinker
ユニバーサル
¥2,202 (2024/12/08 12:10:17時点 Amazon調べ-詳細)

エンリコ・ピエラヌンツィ ケニー・ホイーラー

エンリコ・ピエラヌンツィとケニー・ホイーラーの『アズ・ネヴァー・ヴビフォー』。

私が朝起きる時間帯は、今の季節だと夜明け前なんですが、まさにこのアルバム、夜明け前の静けさに相応しい音ですね。

「夜ジャズ」ではなく、「夜明け前ジャズ」って感じ?

ケニー・ホイーラーの叙情性と、ピエラヌンツィの深い光沢を放つピアノが美しく融合した作品です。

ただ、フォントだけのジャケットが、ちょっと勿体ない。

created by Rinker
Cam Jazz
¥800 (2024/12/08 12:10:17時点 Amazon調べ-詳細)

せっかくなんだから、キース・ジャレットとホイーラーの『ヌー・ハイ』のようなジャケットにすれば良かったのに、といつも聴くたびに思います。

created by Rinker
¥3,230 (2024/12/07 18:48:51時点 Amazon調べ-詳細)

さっくりと聴きやすいスムースファンク~トミィ

スロバキア出身のシンガーソングライター、トミィのセカンドアルバム『ウィズ・ユー』は、なかなか耳に心地よいアルバムです。

created by Rinker
ソニーミュージックエンタテインメント
¥1 (2024/12/08 12:10:18時点 Amazon調べ-詳細)

Tommyじゃなくて、TOMIね(笑)。

“極上のシルキー・ヴォイス”というキャッチコピーそのままの、甘くて柔らかなボイスと、サックリと耳当たりの良い打ち込みサウンドが、とても気持ち良いのです。

ジャズばかりを聴きまくり、ちょことザラッとしてきた頭を、ツルリと洗浄してくれるかのような柔らかサウンド。

1ヶ月に1度ぐらいは、CDプレイヤーやDVDプレイヤーのヘッドにはクリーニングをかけたほうが良いように、ゴッついジャズをたらふくいただいた後に挟む、軽やかな打ち込みR&Bは、頭の中を柔らかくマッサージしてくれるかのようです。

エリック・クラプトンの《ティアズ・イン・ヘヴン》も、鮮やかな色彩感をたたえて軽やかに蘇っており、何曲聴いてもお腹いっぱいにならないサクッとしたライトな感覚が、とてもグーなのです。

生まれて初めて買ったアルバムがプリンスだというトミィ。

《シンキング・アバウト・ユー》なんて、作詞作曲のクレジットは、TOMIになっているけれども、サビなんて、どう転んでもプリンスではないですか(笑)。

プリンスのファースト『フォー・ユー』の《ジャスト・アズ・ロング・アズ・ウィーアー・トゥゲザー》を彷彿とさせるメロディラインは、プリンスファンが聴けば思わずニヤリとしてしまうことでしょう。

と同時に、ああトミィは、ほんと、プリンスのことが好きなんだな、ということがよく分かり、私の場合は一気に親近感が湧きました。

青い目をした黒人以外のミュージシャンのサウンドを、ブルー・アイド・ソウルと呼ばれているそうですが、この呼称を誇りに感じているTomi。

たしかに、黒人のこってりとした重さとコクは無いかわりに、白人ならではの淡白、あっさりとした心地よさもたまには良いものです。

イーストコーストのヘヴィなジャズを聴いた後に、カラッと軽やかなウェストコースト・ジャズを聴いたときの感覚に近いものがあると思います。

ヌケのよい柔らかな打ち込み音に包まれた心地の良いTOMIの歌声は、まあ分かりやすく言えば“とってもオシャレ”な音楽なのです。

競馬 勝てる天才、負ける凡人

ギャンブルには疎い私ですが、というか、ほとんどパチンコも宝くじも、競馬もやったことのない私ですが、なぜかギャンブル好きからは好かれるようで、「必勝法」めいたもののウンチクや考え方を教えてくれる人が多いです。

なぜなのかなぁ、ギャンブルやらんのに。

だから、ちょっとでも彼らの話題についていけるように、読んでみましたよ、

↓これ

created by Rinker
¥1 (2024/12/08 12:10:19時点 Amazon調べ-詳細)

著者の発想、哲学はわかった。

でも、知らない固有名詞が並ぶと、読む速度落ちるね。

ジャズを知らなかったころの私がジャズ本読む速度が遅かったころのことを思い出しました。

 - 雑想 雑記