雑想 2012年3月

      2023/03/06

ビル・エヴァンス リヴァーサイド・イヤーズ

安さにつられて、買いそうになる。
でも、買わない。

やっぱ、ポートレイト・イン・ジャズやワルツ・フォー・デビーは、1枚ずつアルバムごとに聴きたいと思っているから。

これ、思い入れのある自分の場合の話。

思い入れのない人、
これから聴く人は、1200円のこのセットでもいいかな、とも思ってます。

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愛の夢~牛田智大デビュー

▼Amebloのブログネタお題目
「今もし若返れるとしたら若返りたい? ブログネタ:今もし若返れるとしたら若返りたい?」

「今もし若返れるとしたら若返りたい?」という問いに対して。

うーん、べつに今のままでいいと思います。

特に脳味噌の中身のほうは。

こと最近の日本は、「若さ」に必要以上な価値を求め、その反動で「年をとっている」ということに、負い目や後ろめたさを感じるような風潮(社会構造?)になっている雰囲気を感じるんですけど、私は必ずしもそうは思わないんですよね。

もちろん、自慢と愚痴と思い出話に終始する「老害」は問題外ですし、そんなジジーは放っておけばいいのですが、だからといってことさら「若い」という状態だけに必要以上に価値を見出す必要はないし、見出すこと自体、近頃の中年以上の大人に元気のない証拠だと思います。

だって、若さって「自然現象」じゃないですか。
その人の努力で勝ち獲ったものではない。

「若い」という「状態」そのものは、価値あることではあるのかもしれませんけど、ただ単に若いという状態に対してことさら価値を見出すものでもないと思うし、必要以上に年輩の人は気おくれをする必要はないと思います。

もちろん、単に「若い」というのみならず、「若いのにこれだけ努力して、これだけの実績を築き上げてきました」という方には私は最大級の敬意と賛辞は惜しみませんが。

たとえば、昨日発売されたクラシックのアルバムのピアニストの牛田智大くん。

クラシック日本人ピアニストとして史上最年少CDデビューした彼は、5歳のときに上海市で行われたコンクールで1700人の中から1位を獲得し、「ショパン国際ピアノコンクールin ASIA」5年連続第1位を獲得し、2012年 第16回 浜松国際ピアノアカデミー・コンクールでも第1位獲得という素晴らしい賞歴。

彼のような、若さと才能と実績がある人こそ、「若いのにスゴい!」という賛辞をお送りしたいのですが、単に「若い状態で、息をしていて、モノ食っているだけ」という状態の「若さ」には何の魅力も感じません。

そして、牛田君は現在12歳だそうですが、12歳の頃の私といえば、まさに「若い状態で、息をしていて、モノ食っているだけ」の子どもだったのですね。

そういう時期の若さに戻りたくはないなー、今のほうがはるかに充実して楽しい状態だなー、と思うわけですよ。

それはそうと牛田智大のアルバム『愛の夢』は、ちょっと気になるので、聴いてみようかと思っています。

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▼収録曲
1. 愛の夢 第3番 変イ長調
2. 即興曲 第15番 ハ短調≪エディット・ピアフを讃えて≫
3. 夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9の2
4. ワルツ 第6番 変ニ長調 作品64の1≪小犬≫
5. ワルツ 第10番 ロ短調 作品69の2
6. コンソレーション(慰め) 第3番 変ニ長調
7. アルゼンチン舞曲集 作品2 第1曲:年老いた牛飼いの踊り
8. アルゼンチン舞曲集 作品2 第2曲:粋な娘の踊り
9. アルゼンチン舞曲集 作品2 第3曲:はぐれものガウチョの踊り
10. 即興曲 D899(作品90) 第3番 変ト長調
11. メロディ(歌劇≪オルフェオとエウリディーチェ≫から)
12. ワルツ 第4番 ヘ長調 作品34の3≪華麗なる円舞曲≫
13. 彩雲追月
14. 即興曲 D935(作品142) 第3番 変ロ長調
15. バガテル イ短調 WoO59≪エリーゼのために≫

寒い日にもビーチボーイズ

一般にビーチボーイズといえば夏のイメージが強いですよね。

サーフィンUSA
とか
サーファー・ガール
などといった名曲を生んだバンドとして、
日本でいえばTUBEに近いのかな?
夏!なイメージがどうしても強くついてまわることもあるのですが、まあたしかに私もビーチボーイズの2枚組ベストなんかは夏にしか聞いた記憶がないのですが、でも、寒い冬にも心があたたまる1枚だってあるんですよね。

そう、『ペットサウンズ』。

いいですよ、コレ。

ビーチボーイズの最高傑作と評する人も多いぐらい、ほんとう、サウンドもアレンジも曲も充実しています。

私はやっぱり1曲目が好きですね。
邦題、素敵じゃないか。
Wouldn't It Be Nice ですね。

いい曲だなぁ、冬の寒い日にマフラーをまいてコートのポケットに手をつっこみながら、公園や街の中を歩きながら聞くと、たぶんいつも見えている風景よりも心の気温が1度以上あがること請け合いです。

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スピーク・ロウ マッコイ・タイナー

アトランティックの『インセプション』収録の《スピーク・ロウ》。

イントロのベースが好きだ。

マッコイのピアノがピタリと止み、間髪入れずにベースソロに移行する瞬間が好きだ。

ベースはアート・デイヴィス。
いいベース弾いてます。

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