雑想 2017年1月

      2023/08/27

オブリヴィアン

「オブリヴィヨン」とも表記されるバド・パウエル初期の名曲。

久々に聴くと背筋がシャキッとなるね。
緊張感の中にするりと舞い込む郷愁。
郷愁が強襲されるような感じ?

これには参る。

音が厳しい。
だけど引き込まれる。

絶頂期のバド・パウエルのピアノはやっぱり筆舌に尽くしがたい。

レイス・レコードとヒルビリー・レコード

レイス・レコードのレイス=人種は、黒人を差す。

1920年に、黒人女性歌手のメイミー・スミスのブルースレコードが売れたため、レコード会社は黒人レコードもビジネスになることに気がついた。

そこで黒人レコードの需要に注目するようになり、黒人の懐事情をかんがえ、なるべく休めに売るようにし、一般向けのレコードと区別するために、レイス・レコードと名付けるようになった。

これに並んで、南部などの貧しい白人農民を対象にしたものはヒルビリー・レコードと呼ばれた。

エラの《ミスティ》

エラ・フィッツジェラルドの『エラ・イン・ベルリン』といえば、ラストの2曲がやっぱり目玉だと思います。

《マック・ザ・ナイフ》と《ハウ・ハイ・ザ・ムーン》。

この2曲の歌唱は、本当に素晴らしい。

この2曲があまりに素晴らしいがために、他のナンバーも、同じような素晴らしいクオリティにもかかわらず(同じ日のコンサートだからね)、どうしても、この2曲の前にはかすんでしまうこともまた事実。

しかし、元気いっぱいに歌ったナンバーではなく、しっとりと丁寧に味わい深く謳われたバラードナンバーも忘れちゃいかんですね。

で、このライヴで披露されたバラードナンバーといえば、やっぱり《ミスティ》。

これは、曲のよさもあいまって、個人的には『エラ・イン・ベルリン』の中では、「ネクスト代表曲」的な位置づけになっています。

歌唱力、声量、表現力、なにもかもが、文句のつけようがない。
あとは個人の好みでしかないわけで、もしアンチがいたとすれば、「完璧すぎてご立派!」と皮肉まじりに言うしかないでしょう。

エラはバラード表現も優れたシンガーで、人気盤だからということで『エラ・イン・ベルリン』の中から、たまたま《ミスティ》を紹介してみたまでですが、他のアルバムにも、完璧としかいいようのないバラード歌唱が数え切れないほど収録されているので、《ミスティ》にビビッ!ときた方は、この体験を契機に触手を広げていってください。

キムタクが医師の役作りをするために読んだ本

稚拙なる者は去れ 天才心臓外科医・渡邊剛の覚悟稚拙なる者は去れ 天才心臓外科医・渡邊剛の覚悟

キムタクこと木村拓哉が、主演ドラマ『A LIFE~愛しき人~(ア・ライフ)』の第一話が視聴率14.2パーセントで好スタートを切っているようです。

キムタクは、今回初の医師の役に挑戦しています。

そういえば、そうだったような。

検事だったり、医師だったりと、よく国家試験が難しい職業の役をやるな~。

そんなキムタク、撮影に入る前には『稚拙なる者は去れ 天才心臓外科医・渡邊剛の覚悟』という本を読んでいたそうです。

この本、かなり面白いですよ。

医師を志していない人も、たるんだマインドにガツン!と熱い気持ちを注入してくれます。

なかなかお勧めの本。

そして、この本を読んで渡邊先生に興味を持ったら、こちらの本もおすすめ!

女子医大、順天堂と研修先を変えながら、プロの心臓外科医になるためにとにかく、行動、行動!
その行動量が常任の比ではないですね。

私、「質より量」みたいに、単純に「量」と「質」を秤にかけて、こちらよりこちらのほうが良いというような考え方はしたくないのですが(だって、両方大事だから)、それでも、ある一定以上のクオリティを生み出すためには、絶対的な「量」の下敷きが必要だとは思っています。

別に努力するとかしないとか、熱意があるとかないとか、そんなことはどうでも良くて、本人が努力している自覚があろうがなかろうが、淡々とでも、一生懸命でもどちらでも良いので、まずは客観的な「量」、この「量」という石垣があった上で、はじめて人は、その石垣の上にどのような天守閣を築こうかな?と考える資格があるのだと思っています。

記:2017/01/26

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ジェリーマリガン ビッグバンド

ジェリー・マリガン率いた10人編成・ピアノレスビッグバンド。

音のニュアンスは、マリガンのピアノレス・カルテットの増補改訂版的な感じ?

ライヴということもあり、またスタンダード中心の演奏ということもあり、
知的なアンサンブルながらも、勢いづいた演奏を楽しめます。

▼収録曲
1. Blueport
2. Body And Soul
3. Black Nightgown
4. Come Rain Or Come Shine
5. Lady Chatterley's Mother
6. Let My People Be

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クリフ・クラフト クリフ・ジョーダン

ブルーノート1582番の『クリフ・クラフト』。

おおらかで安心して聴けるクリフ・ジョーダンのテナー。

これに端正なトランペットで色付けするアート・ファーマーに、黒い味付けを行うソニー・クラークのピアノと、ジョージ・タッカーのベース。

ドラマーは、当時、ホレス・シルヴァーのグループの一員だったルイス・ヘイズと、素晴らしい名脇たちに囲まれて、ジョーダンはのびのびとプレイを繰り広げている。

派手さには欠けますが、じわじわと良さが染み込んでくる名盤だ。

ジ・アート・オブ・ペッパー アート・ペッパー

やはり、アート・ペッパーは初期がいいですね。

そして、この頃のペッパーがやっぱり最高。

アドリブの冴えに加えて、冴えているんだけど情緒もある。

この不思議な配合っぷりは、初期のペッパー以外、誰が出せようや。

《そよ風と私》なんて、い~い感じですよ♪

▼収録曲
1. ホリデイ・フライト
2. トゥー・クロース・フォー・コンフォート
3. ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ
4. ビギン・ザ・ビギン
5. アイ・キャント・ビリーヴ・ザット・ユーア・イン・ラヴ・ウィズ・ミー
6. ウェッブ・シティ
7. サマータイム
8. 魅惑のリズム
9. ボディ・アンド・ソウル
10. ウィズアウト・ア・ソング
11. そよ風と私
12. サーフ・ライド

リッチ vs. ローチ~2大ドラマーの対決

リッチとローチ。

語感は似ているけど、ドラミングはまったく違いますね。

どちらが好み?

……となると、耳にしている頻度の多さからすると、やはり、「モダンジャズ」のマックス・ローチ!……ってことになるんでしょうが、

どうして、どうして、スケール感の大きさや歌心のようなものは、バディ・リッチのほうが「格」が上に思えてならない。

ドラム好きやドラマー以外のリスナーが聴いても興奮すること必至の内容なのではないかと。

▼収録曲
1. シング・シング・シング (別テイク) (ボーナス・トラック)
2. シング・シング・シング
3. ザ・キャスパー
4. ザ・キャスパー (別テイク) (ボーナス・トラック)
5. スリープ
6. フィギュア・エイツ
7. イエスタデイズ
8. ビッグ・フット
9. ビッグ・フット (別テイク) (ボーナス・トラック)
10. ライムハウス・ブルース
11. ライムハウス・ブルース (別テイク) (ボーナス・トラック)
12. トゥート、トゥート、トゥートシー・グッドバイ

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